しめ縄プロジェクト in メキシコ&USA報告レポート!
皆さま、こんにちは。
この度は「しめ縄プロジェクト in メキシコ&USA」にご支援いただき、誠にありがとうございました。
おかげさまで無事に、令和5年10月18日~同年11月9日の日程で両国を巡り、しめ縄プロジェクトを開催することができました。
結果としては、大成功で皆さまには本当に笑顔で迎えていただき、改めて私たちの国、日本は多くの国は多くの魅力に溢れ、また、相応の関心や興味を海外の方からも頂けていることに気づかされました。
そして、そういう意味でもこの「しめ縄プロジェクト」はその両国交流の入り口として、非常に大きな可能性を秘めていることを実感させていただきました。
これもひとえに皆さまからのご支援の賜物でございます。
重ねて御礼申し上げます。
大変ありがとうございました。
つきましては、今回の事業におけるご報告を以下、お伝え申し上げたいと思います。
1.活動報告
■メキシコ:計7会場で約400名参加
1.Liceo:日墨学院(日系学校)
2.CEPE:UNAM(メキシコ国立自治大学)付属メキシコ最古の語学学校
3.Pilares:メキシコシティ市営のカルチャー・スクール
4.Pirares2:同Pilares関連の演劇・アート・スクール
5.Afeeci:同Pilares関連の児童保護施設
6.Enalt:UNAM(メキシコ国立自治大学)の言語学部
7.日墨協会:日墨協会関連の日本簿学校
メキシコは日系人から現地メキシコ人、メキシコ滞在の外国人など実にバラエティ豊かな方々にご参加いただきました。そして、そのいずれもから「とても楽しかった」というありがたいお言葉を頂戴し、非常に温かく歓迎いただきました。
中でもPilaresは、非常にローカルなグループで、3のカルチャー・スクールの所在地がインディオ系の住民が多いこともあり、初めて目にした日本人が私たちであるというお声も多数耳にしました。
そういう意味では非常にメキシコの中でも、非常にローカルな方々にもご満足いただけたことは、私たちの大きな自信にもなりました。
さらに私たちが進呈したごぼう締めをメキシコの伝統的習慣、「死者の日」の祭壇にも祀っていただけた事案がいくつかあり、日本の神道文化とメキシコの現地文化をつなぐ、またとない交流にまで発展したことは、非常に喜ばしいものであると感じております。
しかも、現地の関心はとても大きく、時間的な問題もあって、今回、辞退させていただいたオファーもいくつかありました。
そして、「次回にはここでやらないか」という要望の声まで上がり、反響の大きさは私たちの期待をはるかに超えるものとなりました。
■アメリカ:1会場で約50名参加
1.さくら学園:日本語学校
アメリカでは今回、日程の関係上、一箇所のみとなりましたが、それでも過去2回の開催と異なり、すべて英語による講座と指導を達成できたことはとても良い意義となったと思います。
過去、日本の文化をどう外国語で表現するべきかを考えて参りましたので、それを今回、披露できたことは大変喜ばしく、現地からも良かったという声を多数いただきました。
これにより今後、英語での「しめ縄プロジェクト」を国内外ともにできるようになったことは、対象レンジの拡充にもつながり、今後に活かして参りたいと思っております。

また、今回はGoogle Formを活用して、約150名のアンケート調査も実施致しました。
現地の様々な声を集積し、こちらも今後の活動に活かして参りたいと思いますので、追って、詳細につきましては、ICPAのHPなどで公表して参りたいと思います。
2.収支報告
今回はReadyforさまを活動し、269万円という予算を皆さまからご支援いただくことができました。
まだ細かな残務集計が残っておりますので、多少前後する可能性はございますが、主な報告としては次のようになります。
[基本条件]
・スタッフ2名派遣
・メキシコ滞在(10月18日~11月1日):14日間
・アメリカ滞在(11月2日~8日):6日間
[費用内訳]
■支援総額:2,669,000円
□Readyforさま手数料:355,080円
□エアチケット代:569,560円
□メキシコ:543,367円
□アメリカ:289,039円
□支度金:296,039円
残金:635,885円
費用全体としては、やはり旅費出張費(移動交通費・宿泊費)が全体の半分以上の約90万円近く占めました。
ただ、なるべく、現地(メキシコ・アメリカ)協力者による移動サポートもあり(全ての移動ではありません)、この点はかなりコストを抑えることができました。他はウーバー・タクシーも活用しましたので、移動が激しかった割にこのあたりかなりコストが抑えられたと思います。
続いて、今回、手土産代が25万円近くあり、現地ボランティア・協力者に向けて配布したものが大半を占めております。そういう意味では人件費に近い部分がここには含まれております。
また、仕入れが現地人件費を含めて約25万円ほどあり、こちらはしめ縄用の稲わらの手配などにかかった費用となります。
メキシコでは材料費は非常に安く、そのコストの大半が現地協力者による交渉や視察、または稲ワラの搬出などにかかった費用となります。対して、アメリカでは材料費の高騰が著しく、気候変動の関係で稲ワラの丈の長さが短くなった印象があります。
特に全体におけるアメリカのコスト感は非常に高く、為替が150円を超えていたこともあり、かなり高かった印象がありますので、今後、アメリカで行う場合はこの点の注意が必要と感じております。
残金の約63万円はまだ、未計上の処理もございますので、その点も含めて、予めお伝えした通り、国内のしめ縄プロジェクトに流用させていただきます。
おかげさまで昨年はこちらメキシコ&アメリカを含めて、国内外全体で約4,000名もの方々にご参加いただくことができました。
これもひとえに皆様のご支援の賜物でございます。
3.皆様のご返礼について
ひとます、こちら5万円以上のご支援をいただきました皆さまには、長野県産の稲わらを使用した3尺のしめ縄を昨年末には発送させていただきました。
また、本年1月内にご支援いただきました皆さまに、「御礼のご報告」をさせていただきました。その際に、メキシコ事業の動画を制作し、そちらの先行配信のURLを記載しておりますので、そちらから当日の模様を動画にご確認頂けると思います。
ひとまず、こちらは皆さまへの先行配信となっており、追って、一般公開へ切り替えますので、まずは皆さま、お時間のある時にこちらをご視聴頂けましたら幸いです。
3万円以上のご支援をいただきました皆さまには、最後のエンド・ロールにクレジットを掲載しております。
合わせて、ご確認いただけましたら幸いです。
また、各会場の模様はICPAのホーム・ページからもご確認いただけます。
追って、専用の特設ページを開設しますので、こちらでも上記金額をご支援いただきました皆さまのご署名を掲載する予定でおります。
こちらページが完成し次第、改めて、ご案内申し上げます。
4.最後に
以上、今回のプロジェクトの概要となります。
皆さまには本当にお世話になりました。
とにかく、やってみた感想としては、「このしめ縄プロジェクトにはとてつもない可能性がある!」ということでした。
ご参加いただいた皆さんは本当に素敵な笑顔ばかりで、日本に対する興味・関心の高さが伺えるものでした。
また、現地のボランティアの皆さんが本当にいろいろと動いてくださり、今回の成功はまさしく現地の協力があってこそのものでした。
今回、ご協力いただきました皆さまにも厚く御礼申し上げます。
今年も当然チャレンジを致しますが、現時点でも「タイはどうか?」「台湾はどうか?」というお声も頂いております。
国内のことも含めると、どこまで対応できるか分かりませんが、まずは1万人が楽しめるプロジェクトを目指して頑張りたいと思います。
まだまだ至らぬ点も多々ございますが、今後ともご支援、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
引き続き、ご支援は必要ですし、何より「私も指導者として頑張ってみたい」という方、「しめ縄プロジェクトに参加してみたい」という方、「開催に興味のある方を知っている」方など、どんなことでも構いませんので、何かしら、当プロジェクトにご興味ございましたら、お気軽にICPA、もしくは、東條英利公式サイトもございますので、ご連絡いただければ幸いです。
それでは引き続き、よろしくお願い申し上げます。
一般社団法人国際教養振興協会 代表理事
しめ縄プロジェクト事業統括責任者
東條英利 拝























