ご支援ありがとうございました!
●育ちの家保育園へのご支援ありがとうございました。
この度は、私が運営している「育ちの家保育園」の活動に賛同、ご支援いただきまして心より感謝申し上げます。
ご支援とともにいただいた皆様からの応援メッセージが、子どもたちのために闘う勇気と力になりました。
●プロジェクトの終了報告
今回ご支援をお願いするにあたって、私が掲げたプロジェクトは二つありました。
①調理室側から入るようになっていた洗濯機室を、子どものトイレ側から入るように改修工事を行う。
②女性の多い企業様から事業内保育を委託を受ける。
この二つのうち①は、ご支援成立後、大工さんに依頼し、お盆期間中に改修工事を行いました。
しかし、②については、私がいない間、子どもたちの保育、給食を任せられる職員が夏に体調を崩し、12月まで休職していたことで、営業に行くことができなかったこともあり、結果的に委託契約を一件も結ぶことができませんでした。
【保育園を継続運営していくことが困難になってしまいました。】
企業との契約が取れず、運営の安定化が図れなかったため、ご支援していただいたのに力及ばず、3月末で閉園することになりそうです。
いろいろな状況の方が利用しやすい「認可外」をあきらめ、「認可保育園化」という、道も模索しましたが、「客観的な認可基準を満たした場合には、認可権者である自治体は認可しなければならない」とされている子育て新制度の基本的考え方を、残念ながら長崎市履行していないどころか、時代に逆向するような施策をとっているため(「将来的に子どもが減るので、リスクを減らすため、認可は長崎市が計画的に行います。」と言いながら、既存の認可保育園を増築し、定員を増やす等、一つ一つの入れ物を大きくすることで、将来的に子どもが少なくなった場合のリスクを増大させています。)
受付自体してもらえませんでした。
また、長崎市の認可についての条例では、「賃貸で行っている保育園は、一年分の運営費と家賃のほか一千万円を保有しなければならない」という、規定があり、運営費、家賃と合わせると、二千万円。それを準備する事ができませんでした。
一年分の運営費と家賃はわかりますが、長崎市役所の担当者さえ、その根拠がわからない一千万円というお金は何なのでしょう。(一千万円の根拠について担当者に問い詰めると、「根拠はわかりませんが、500万円までは落とせます。」と、返答がありました。条例のどこにも「半額でもいい」などと書いていません。額は大分違いますが、「モリカケ問題」のようです。)
このようなことで、保育園を継続していくための「認可化」も難しい状況です。
ご支援いただいた皆様に嬉しい御報告ができず申し訳ありません。
もちろん、4月ぎりぎりまで継続運営できるようにいろいろな方法を探し、実践していきたいと思います。
最後まであがいてみますので、見守っていただければ幸いです。
育ちの家保育園 園長 宮本 哲平