
支援総額
目標金額 2,500,000円
- 支援者
- 133人
- 募集終了日
- 2021年11月5日
【当院の画像診断体制】第2回

前回、画像検査を実施する上でのコンフリクトのお話をしました。この続きです。
1.なぜ、様々な方向からの画像を撮影(再構成)することが絶対ルール化されないのか。
(1)画像をつくる断面の種類とスライス厚を薄くすることは、画像診断を行う際に結果として、見る画像枚数が大変多くなる=画像診断を行う際にかかる時間が多くなる。
(2)病院によっては画像を保管するコストも上昇する。
結果、アキシャルだけしか撮影しない等、制限を設けている病院もあります。
ここを少し深掘りしたいと思います。
2.上記1(1)の画像枚数を多くできない=画像診断を行なう時間を掛けられない理由
社会保険診療は赤字事業であり、診療報酬改定の度に、診療報酬の引き下げがクローズアップされています。
このように保険診療を維持していくため、社会保険診療報酬は改定の度に引き下げが行われていることは周知の通りです。結果、病院の採算はカツカツか赤字となり、コスト削減を行う必要が生じています。
その際にコスト削減対象となりやすいのが画像診断です。
画像診断医は病気を見つけるプロフェッショナルですが、病院では、検査の目的個所は各臨床医の先生の方が良く見えています。結果、画像診断医が画像診断を行なわなくても手術が出来てしまう為、採算が悪い病院は画像診断医の配備は後回し、採算が合っている病院でも配備される人数は制限されます。
その結果、画像診断医がいる病院でも、1人が診断する件数は非常に多くなり、1件の読影を細やかには行いえない体制が発生してしまう結果につながりかねない危険をはらんでいます。1日に100例の読影をこなすという話も聞かれるほどで、100例を8時間にこなすとすれば、1例に掛けられる時間はたったの4.8分です。
3.上記1(2)の保管コストが上昇する=保管できない理由
前述の病院の採算が悪いという観点から、様々なコスト削減を図らなければなりません。画像を保管するサーバーも制限の対象となります。
結果、患者さんの病状に対し、後から振り返ることが出来る最低限の画像だけしか保管出来ないという状況が生まれ、見る時間も多く無いので制限された画像でわかる範囲で画像診断を行なおうという診断上マイナスに働く状況が生まれていきます。結果、撮影画像も制限されていくわけです。
4.制限下でどんな画像が保管されているか?
結果、最低限の画像となった場合、この断面のみ(アキシャル画像)を見て診断を行う状況が発生し得てしまうわけです。
5.アキシャル画像しか見ない画像診断 と 当院の画像診断の対比

果たしてこれで良いのでしょうか。
当院にては、いかなる検査であれ、病巣を上図のように多断面から見なければならないと考えており、理由は以下の通りです。
(1)多断面にて画像診断をしなければ、最大径の計測が出来ない
特に悪性腫瘍の診断では最大径が重要ですが、アキシャルで見た際の最大径が病巣の最大径とは限りません。縦や斜めに大きくなっている病巣もあります。
当院においては、最大径が見やすい断面で画像を作成し、それを全て残しておくということが、正確な診断の為に重要であるとの認識のもとレポートを作成しています。
(2)単一断面のみの診断では、必要な病変を頭の中でイメージすることになってしまう
例えば膵臓の診断では膵管を評価することは必要不可欠です。
その為に当院では上記多断面の画像に加えて、→のような画像(CPR画像)も別途作成し、画像診断医に提供しています。
上記CPR画像、膵管の流れは湾曲していますので、アキシャル画像だけだと何枚もの画像を画像診断医が頭の中でイメージをしながら診断を行なう必要が生じます。それでは誤診に繋がってしまうので、当院では診断に必要な画像は予め用意をしておきます。
蛇足)
CPRは水平断面ではなく、膵管の湾曲に沿った断面で画像化する処理技術です。
また、このCPR画像は、元になる画像のスライス厚が薄ければ薄いほど、鮮明に膵管を描出することが可能です。
画像断面の多さとやはりここでも、スライス厚が薄いことが、診断に効果的な画像をつくることにつながります。
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・結果説明:検査結果は送付いたします。
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・検査料金:29,700円(消費税込)
リターン
3,000円
3,000円
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- 発送完了予定月
- 2022年1月
10,000円
10,000円
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● 活動報告レポート(PDF)
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