台湾との共同企画、コーヒーかすで弁当箱!?プラ問題を考える契機に

支援総額

2,387,000

目標金額 2,000,000円

支援者
141人
募集終了日
2020年6月29日

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2020年06月16日 14:25

自分にも、他の誰かにも優しい選択(スルシィ編)

こんにちは、弁当家の野上優佳子です。
残すところ、あと13日。なんと2週間を切りました。あっという間でびっくりです…。できるだけたくさんの方に知っていただけるように、引き続きがんばります!

私たちは、「手に入れるとき、使うとき、そして手放すときのことを考えてモノを選んで買う」ことは、今の自分にも、そして自分以外の誰かにも優しい選択であり、その日常のささやかな行為からより良い未来がひらけるのではと思いながら、今クラウドファンディングにチャレンジしています。 
 

モノを選ぶということは毎日のことで、食べ物だけでなく、日用品、そしてファッションもそう。私がここ数年、夏に愛用しているガゴバッグは「スルシィ」というフェアトレードブランドのものです。
 

 

このバッグ、現地に自生する天然素材のラフィアでできていて、なんとかぎ針1本で(!)、1つずつ手作り!実は、このかぎ針編みでバッグというプロダクトをフィリピンで初めて作ったのがスルシィ。関谷里美さん(後半にプロフィールあり)という日本女性のアイディアから、それは始まりました。



■はじまりは、旅先でのお土産屋さん
 

東京・青山で人気の輸入雑貨店の経営者として25年走り続けた関谷さん。既に40か国以上を旅しており、自分のご褒美旅行として「近場だし、まだ行ったこともないから」と何の気なしに選んだのはフィリピンのセブ島でした。
 


人生のリフレッシュと、贅沢なホリディを楽しむ中、島のお土産屋さんで見つけたハンドクラフトのカゴ。よくできているのに、値段がものすごく安い。店頭に並ぶまでいくつもの手を経ているはずで、単純に考えても支払われる工賃はかなり安いはず。「私ならもっと、ちゃんとビジネスにして対価も払ってあげられるのに」とひらめいたというのだから、さすが起業家!
 

■ビジネス開拓までの道のり

 

とはいえすんなりとはいかなかったそうで、帰国してすぐ現地のNPOなどに連絡したけれど一向に音沙汰ナシ。現地の日本大使館などにも直接連絡したり(この辺の苦労なさったお話、すごく面白かったのですがここに書ききれずに残念!)して、やっと足掛かりができました。
現地に日本のかぎ針をもちこみ、トレーニングが始まりました。このとき、お昼やおやつも用意するのが常識なのだそうで、最初はそれ目当てで来る人、かぎ針を持っていってしまって戻ってこない人もいる中、関谷さんの根気強く温かなコミュニケーションと、適正な価格で買い取る誠実さによって信頼関係が築かれていきました。
 

 

■フィリピンの女性たちに自信と自立の道を


セブ島の工房では、女性たちが笑顔で、時におしゃべりしながらバッグ作りが行われています。「編み物しているときって、心が安らぐでしょう。歯車のようにじゃなくて、楽しさも仕事の中で感じてもらいたいんです」という関谷さん。

スルシィは、フィリピンの女性たちに自信と自立の道を拓くため生産者の編み子さんたちに公正な対価を支払うことをモットーにしています。素材となっているラフィアは、主にボホール島に群生するbuli(ブリ)の幹の繊維。天然のものなので、最終的には可燃処分または土に還ります。地産地消の意味からも、ラフィア糸を継続的に買い支えることで、ブリから糸にする人の雇用も生みます。

 



小学生の頃に親しんだかぎ針編みから発想を得て、かぎ針たった1本(フィリピンにはレース編み用の細いものしかないので、太いかぎ針は日本から持ち込んでいるそうです)で素材活用の新たな道筋と雇用を生み出すそのパワーと発想に感動です。

社会実装の仕組み自体が素晴らしいこと、デザインが素敵であること、素材が環境に優しいこと。私がこのバッグを気に入って選んだ理由はいくつもありますが、もう1つ私が心惹かれたのが、バッグ1つ1つにつけられているオリジナルのチャームです。

 


私のバッグにつけられているのは、人形をモチーフにした「doll」。母親が働くことで、現地の子供たちが少しでも良い環境のもと勉学にはげめるようにとの願いが込められているのだそうです。私たちが購入することが、編み子さんの子どもたちの教育や家畜の購入、家の増築などにつながり、ささやかながら彼女たちの自立した生活を支える助けになっています。
 



「おかあさんが働くと、子どもに目がいくんですよ。お金が入るでしょう、そうすると自分で贅沢をするとか、おしゃれをするとかよりも、子どもにご飯を食べさせて、勉強させてあげようと思う。女性の雇用をつくると、次の世代につながるんですよ」という関谷さんの言葉が、とても胸に響きました。

わからないと見逃してしまうことがたくさんあるからこそ、選ぶことは、とても大切。今の自分にも、そして自分以外の誰かにも優しい選択は、何も大それたことでなく、私たちの日常のささやかなことから実現していけるのだと、改めて思いました。

 

――――――――――――――――――――――――――――
関谷里美さん

エシカルブランド、Sulci(スルシィ)の代表兼デザイナー。フィリピン・セブ島旅行中に民芸品のカゴと出会いフェアトレード事業構想へ発展、2年掛けてセブ島の女性にかぎ針での手編み技術指導を行い、品質安定化に成功。2011年㈱スルシィを設立、国内主要都市の大手百貨店での販路も拡大。
第14回女性起業家大賞奨励賞(2015 年 全国商工会議所女性会連合会)、第1回女性起業チャレンジ制度 グランプリ賞(2015年 一般社団法人日本起業アイデア実現プロジェクト)などを受賞。2019年3月、国連のBCtA(ビジネス行動要請)への加盟も承認されています。
 

 

リターン

3,000


sunahoプロジェクト応援コース

sunahoプロジェクト応援コース

・お礼のメール
・プロジェクト活動レポート

申込数
14
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年11月

7,000


BENTO box「COFFEE」

BENTO box「COFFEE」

・お礼のメール
・プロジェクト活動レポート
・BENTO box「COFFEE」 1個 

申込数
57
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年11月

3,000


sunahoプロジェクト応援コース

sunahoプロジェクト応援コース

・お礼のメール
・プロジェクト活動レポート

申込数
14
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年11月

7,000


BENTO box「COFFEE」

BENTO box「COFFEE」

・お礼のメール
・プロジェクト活動レポート
・BENTO box「COFFEE」 1個 

申込数
57
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年11月
1 ~ 1/ 11


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