「貧困」だけじゃない!こども食堂のイメージ打破へ、新たな挑戦

支援総額

3,671,000

目標金額 3,500,000円

支援者
233人
募集終了日
2020年1月27日

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2020年01月25日 12:00

イベントレポート:「地域を元気にする」ってどういうこと?

こんにちは、「食べる・遊ぶ・笑う こども食堂」実行委員です。

目標金額まであと20万円をきりました!皆さま、ご支援・応援本当にありがとうございます。
 
本日は、先日開催しましたクラウドファンディング実施中の特別トークイベントの様子をお届けします。

 

ゲストには、「#Jリーグを使おう」を合言葉に、全国55のJクラブと共に社会連携活動(通称:シャレン)に力をいれているJリーグ 理事の米田惠美さん。

 

全国で遊びのスペシャリストであるおもちゃコンサルタントを育成し各地で世代間交流を推進し、「食べる・遊ぶ・笑う こども食堂」で「遊ぶ」を担当してくださる東京おもちゃ美術館 館長の多田さん。

 

さらに、むすびえのこども食堂漫画化プロジェクトで、見事最優秀賞を受賞し、大好評漫画「ここで、のできごと」を連載中のはしもとあやさんをお迎えしました。

 

コーディネーターは、むすびえ理事長の湯浅誠がつとめました。

 

テーマは、
「こども食堂、おもちゃ美術館、Jリーグのキーマンと考える「地域を元気にする」ってどういうこと?」

 

日頃から人と地域をつなぐ活動をしている3名をゲストとしてお迎えし、「地域を元気にすること」そして「こども食堂とは?」について、参加者と一緒に考えるイベントになりました。

 

 

(以下、敬称略)

- - - - - - - - - - - - - - - - -

 

湯浅:
まずは、それぞれ自身の活動を通じて、どのように地域を元気にしていこうと思っているのか、また、その中で「こども食堂」のイメージを教えてください。

 

多田:

東京おもちゃ美術館は、公的資金でも企業の資本でもない、“市民立ミュージアム”を目指しています。

 

市民立、市民の力でつくるミュージアムが地域を元気にすると思っています。

 

 

ポイントは、2つの“寄付”によって成立させているところです。1つ目は、お金の寄付。そして2つ目が、時間の寄府(=ボランティアとなる「おもちゃ学芸員」の養成)」。

 

お金の寄付だけでなく、「おもちゃ学芸員」として東京おもちゃ美術館で活動してもらうことで、その方々に当事者意識が芽生えるんです。自分が関わるミュージアムだから、素敵にしたいという意識が生まれ、これが地域を元気にするために必要なことなのでは、と日々感じています。

 

「こども食堂」に関しては、食事ができる場所でもあるけれど、笑顔をつくっていかないといけないと思っています。

 

食後のコミュニケーションもとても大切だということを知ったんです。むすびえの方をはじめ、現場で働く方々の声を聞くと、食後に、食卓でボードゲームをする時間も豊かにしていきたい、と。

 

これからの「こども食堂」は、食を通じた“体の栄養”と、遊びやおもちゃを通じた“心の栄養補給”を目指していきたい、そこでむすびえさんと一緒にやりましょうと、「食べる・遊ぶ・笑う こども食堂」を立ち上げました。

 

 

はしもと:

私自身、思ったこと・考えていることを“伝えたい”という気持ちがもともと強く、「絵」や「漫画」はそのツールとしていいな、と思っていました。

 

 

子どもが2人いて、3年前に育児休業に入ったのですが、ある時、上の子どもが公園で遊んでいると知らないお母さんや子どもたちに自分から話しかけて仲良く遊んでいる姿をみて、「この子は地域で育っていくんだな」と、地域が見えたんです。

 

現在は活動の拠点でもある流山市で「こども食堂」のお手伝いもしています。

 

「こども食堂」は、子どものためだけではないし、食べるだけの場所でもない。地域に住むたくさんの人が“ゆるく”アクセスできる場所の一つだと感じています。

 

私がお手伝いする「南流山子ども食堂」は、引越しや、転入してきたばかりで友達がいない人たちが仲良くなることが多くあります。

 

こども食堂で繋がった方々とのLINEグループもあって、インフルエンザになった時にこのことを投稿すると、「大丈夫?何か買っていこうか?」と声をかけてくれる人がいる。

 

“貧困”だったり、センセーショナルなるな場所だと思われがちだけど、そうではなく、ゆるやかにつながるインフラの一つと捉えています。
 

 

米田:

私はもともと、「地域で子どもをみれないのか」と考えていました。それを紐解くきっかけとして、会計士になりました。

 

 

「こども食堂」というのは、きっかけは食べることかもしれないけど、結果として色んな人がそこで繋がって、笑顔が増えていきます。食べて楽しむ人もいれば、ご飯を作っている人、お手伝いをする人たちもいて、色んな人が自分の強みやできることを持ち寄ってその空間が出来ている。

 

“繋がり”を生み、笑顔を生み、心と体を満たす関係性は、私たちJリーグがやろうとしていることと一緒。“笑顔を作る装置”が、「こども食堂」だと思っています。

 

 

 

湯浅:

私は「こども食堂」は多世代交流拠点だと思っています。子どもを中心とする場だけれど、子どもを中心においた“多世代の地域づくり”だと感じていて。

 

実はいま、子どもたちを支える側として、高齢者の方たちが活躍してくれているんです。今日はその代表となる方もここにいらっしゃっています。

 

 

- - - - - - - - - - - - - - - 
(北区で「寺子屋子ども食堂」を運営する島村さん)

 

私が今日ここに書いたのは、「主催者が元気をもらえて楽しくなきゃやる意味がない」。何しろ、自分が楽しみたい、やりがいがあると思っています。このことをなんとか知ってほしい。やってみたら意外にいいものだよ、ということを世の中や我々世代に伝えていきたいんです。

 

まだまだエネルギー、知恵、ノウハウがあって、それを子どもたちの将来に生かしていきたいと思っていますし、それがいつか必ずや自分のためになると思っています。

 

 

- - - - - - - - - - - - - - - 

 

湯浅:
最近では、「防災」と「こども食堂」について注目しています。台風15・19号の被害の時も、栃木、長野、福島、宮城では「こども食堂」で炊き出しが行われて多くの人が集まりました。

 

他方、広島では「こども食堂」の運営中に災害にあった人もいます。運営中に災害が起こったら...ということも日々意識しなければならない。いま、私たちはこども食堂用の防災マニュアルも作っています。

 

「こども食堂」は“食べられない人”や“課題を抱えた人”が行くところ、というイメージを持つ人も多いのですが、実態は異なっていて、誰でも来ていい場所なのです。けれども、私だけでは「誰もがきていい場所なんだよ」ということは浸透させることができません。

 

だからこそ、今日ゲストで来てくださった方々と一緒に発信していきたいです。それぞれ活動の場所が違うからこそ、届けられる人たちも変わって来るし、私だけでは届けられなかった人たちに広げることができる。

 

ーー 会場では、参加してくださった方にも「こども食堂」のイメージをお話いただきました。そんな中、「こども食堂のような多様性が認められるところは維持できるのか?」という質問も。

 

米田:
Jリーグも多様性との戦い。スポーツは誰もが関わっていい空間で、インクルージョンであるべきなので、関わり方は多様。ただ、それが時に侵されるときもある。その時は絶対介入するぞというのがJリーグのスタンスで、どうコミュニケーションとっていくかを大事にしています。


多田:
多様性を追い求めるためには、チャレンジが必要です。東京おもちゃ美術館も16カ国からきてくださっていて、飛び交う言葉が様々。それをどう対応していくか、チャレンジが大事だと思っています。

 

目の見えない子どもたちが団体できて、「手作りおもちゃ教室をやってほしい」ということもあったけれど、これまでやったことのないことに怯むのではなく、チャレンジしてみる。

 

日本は“長続きすること”に美学を感じるけれど、息苦しくなったら休憩してもいいと思っているんです。そのくらいのスタンスで、こども食堂はあってもいいんじゃないかな。苦しんでやらなくていいと思います。
 

 

湯浅:
私は、多様性はめんどくさいことだ、ということを認めようと言っています。認めないと苦しい。“多様性を認めないといけない”と使命感を持っているから辛くなってしまう。

 

ジグソーパズルみたいで、めんどくさいけど、面白がれるということができたらいいなと思っていうんです。できたらいいなと思っていることをできるようになるか考えた時に、大事なことは気がついたら多様な人と交わっていたという状態をつくることだと思う。そういう場の一つがこども食堂。

 

様々な「こども食堂」が出てくる中で、賛成ができないこともあるかもしれないけれど、その現実は認めていく。

 

めんどくさいということを考えながらやっていくしかないと思う。でも、私はそれが面白いと思っています。

 

多田:
最後にアメリカで見つけたおもちゃの話をしたいのですが、これを特別養護老人ホームで鳴らしたら、みなさん目をキラキラさせて、たくさん反応してくれたんです。多様性の世界には、“接着剤”となるようなものや、インタープリター的なものがあると楽しく、楽になると思いますし、これは多世代交流にも役に立つとは思いました。


--------
ゲスト:
多田 千尋(東京おもちゃ美術館 館長)
はしもとあや(まんが家、イラストレーター)
米田 惠美(日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)理事)
湯浅 誠(全国こども食堂支援センター・むすびえ 理事長)
--------

リターン

3,000


気軽に応援!感謝状とオリジナルステッカーをお届け!

気軽に応援!感謝状とオリジナルステッカーをお届け!

●お礼を込めて感謝状をお送りします

●「食べる・遊ぶ・笑う こども食堂」オリジナルステッカー

※12/16 新たに「ステッカー」を追加いたしました。12/16以前にこちらのコースにご支援いただいたみなさまへも同様にお届けいたします。

支援者
84人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年3月

4,000


【しまうまプリント】フォトブックを注文して「こども食堂」を応援!

【しまうまプリント】フォトブックを注文して「こども食堂」を応援!

しまうまプリントの【A5スクエアサイズのフォトブック】の一冊無料相当クーポンをお送りします。

*下記事項に同意の上こちらのリターン品をご購入ください。
・クーポンが記載されたメールは「しまうまプリント」から支援者様へお送りいたします。
・メールアドレスとご支援者様のお名前は「しまうまプリント」へ共有されます。

支援者
20人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年3月

10,000


一口こども食堂店主【特製 木のスプーンをお届け!】

一口こども食堂店主【特製 木のスプーンをお届け!】

●こども食堂に持っていける「木のスプーン」
ロゴ入りの特製木のスプーンをお送りします。この木のスプーンを持ってこども食堂に行くきっかけとしていただければ嬉しいです。

●サポーターとして、WEBにお名前掲載(希望者)

●お礼を込めて感謝状をお送りします

支援者
35人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年3月

10,000


一口おもちゃ屋さん店主【けん玉をお届け!】

一口おもちゃ屋さん店主【けん玉をお届け!】

●こども食堂に持っていける「けん玉」
子どもにも優しい木の素材で作られた「けん玉」を持ってこども食堂に行くきっかけとしていただければ嬉しいです。

●サポーターとして、WEBにお名前掲載(希望者)

●お礼を込めて感謝状をお送りします

支援者
37人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年3月

30,000


alt

「食べる・遊ぶ・笑う こども食堂」応援団

●「木のスプーン」「けん玉」どちらかお好きな方をお届け(またはこども食堂に寄贈)できます

*特製の木のスプーンもしくは、子どもにも優しい木の素材で作られた「けん玉」をお送りします。こども食堂に行くきっかけとしていただければ嬉しいです。(※寄贈の場合、実行委員が責任を持って対応いたします)

●「東京おもちゃ美術館」入館チケットをペア(2枚)お送りします。

●サポーターとして、WEBにお名前掲載(希望者)

●お礼を込めて感謝状をお送りします

支援者
7人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年3月

100,000


alt

「食べる・遊ぶ・笑う こども食堂」応援団長

●「食べる・遊ぶ・笑う こども食堂」に1回ご招待

●「木のスプーン」「けん玉」どちらかお好きな方をお届け(またはこども食堂に寄贈)できます

*特製の木のスプーンもしくは、子どもにも優しい木の素材で作られた「けん玉」をお送りします。こども食堂に行くきっかけとしていただければ嬉しいです。(※寄贈の場合、実行委員が責任を持って対応いたします)

●「東京おもちゃ美術館」入館チケットをペア(2枚)お送りします。

●サポーターとして、WEBにお名前掲載(希望者)

●お礼を込めて感謝状をお送りします

支援者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年3月

300,000


alt

(法人・個人さま向け)「食べる・遊ぶ・笑う こども食堂」応援団長

●「食べる・遊ぶ・笑う こども食堂」に1回ご招待

●「木のスプーン」「けん玉」どちらかお好きな方をお届け(またはこども食堂に寄贈)できます

*特製の木のスプーンもしくは、子どもにも優しい木の素材で作られた「けん玉」をお送りします。こども食堂に行くきっかけとしていただければ嬉しいです。(※寄贈の場合、実行委員が責任を持って対応いたします)

●「東京おもちゃ美術館」入館チケットをペア(2枚)お送りします。

●サポーターとして、WEBにお名前・ロゴ掲載(希望者)

●お礼を込めて感謝状をお送りします

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年3月

500,000


alt

(法人・個人さま向け)「食べる・遊ぶ・笑う こども食堂」応援団長

●「食べる・遊ぶ・笑う こども食堂」に1回ご招待

●「木のスプーン」「けん玉」どちらかお好きな方をお届け(またはこども食堂に寄贈)できます

*特製の木のスプーンもしくは、子どもにも優しい木の素材で作られた「けん玉」をお送りします。こども食堂に行くきっかけとしていただければ嬉しいです。(※寄贈の場合、実行委員が責任を持って対応いたします)

●「東京おもちゃ美術館」入館チケットをペア(2枚)お送りします。

●サポーターとして、WEBにお名前・ロゴ掲載(希望者)

●お礼を込めて感謝状をお送りします

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年3月

1,000,000


alt

(法人・個人さま向け)「食べる・遊ぶ・笑う こども食堂」応援団長

●「食べる・遊ぶ・笑う こども食堂」に1回ご招待

●「木のスプーン」「けん玉」どちらかお好きな方をお届け(またはこども食堂に寄贈)できます

*特製の木のスプーンもしくは、子どもにも優しい木の素材で作られた「けん玉」をお送りします。こども食堂に行くきっかけとしていただければ嬉しいです。(※寄贈の場合、実行委員が責任を持って対応いたします)

●「東京おもちゃ美術館」入館チケットをペア(2枚)お送りします。

●サポーターとして、WEBにお名前・ロゴ掲載(希望者)

●お礼を込めて感謝状をお送りします

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年3月

10,000


alt

特別なリターン不要!全力応援コース

●サポーターとして、WEBにお名前掲載(希望者)

●お礼を込めて感謝状をお送りします

*こちらのコースはリターンに費用がかからない分、いただいたご支援のほとんどをプロジェクトの実施費用に使わせていただきます。

支援者
42人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年3月

30,000


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特別なリターン不要!全力応援コース

●サポーターとして、WEBにお名前掲載(希望者)

●お礼を込めて感謝状をお送りします

*こちらのコースはリターンに費用がかからない分、いただいたご支援のほとんどをプロジェクトの実施費用に使わせていただきます。

支援者
5人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年3月

50,000


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特別なリターン不要!全力応援コース

●サポーターとして、WEBにお名前掲載(希望者)

●お礼を込めて感謝状をお送りします

*こちらのコースはリターンに費用がかからない分、いただいたご支援のほとんどをプロジェクトの実施費用に使わせていただきます。

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年3月

100,000


alt

特別なリターン不要!全力応援コース

●サポーターとして、WEBにお名前掲載(希望者)

●お礼を込めて感謝状をお送りします

*こちらのコースはリターンに費用がかからない分、いただいたご支援のほとんどをプロジェクトの実施費用に使わせていただきます。

支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年3月

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