今度こそ子どもたちを舞台に！コロナで延期になった公演を実施へ

 

 

新型コロナウイルス感染症拡大により延期となった公演が、今年10月に開催決定！

 

はじめまして。仙台を中心に活動している子どもミュージカル劇団「たまごファーム」です。

 

私たちは、子どもたち一人ひとりに寄り添い、それぞれの感性を認め温め育てる場所として設立しました。学校ではフォローしきれない情操教育の必要性を、学校関係者からの助言があり、設立に踏み切った経緯があります。他者と向き合い、協調する『勇気』を土台にして表現力を育てます。昨年までで、卒業生は延べ111名となりました。

 

そして、2002年の立ち上げ以来16年に渡って子どもたちと舞台を創ってきました。毎年4月に1年の集大成となる公演を行っています。東日本大震災の時も多くの方々に支えられて、その年の8月に公演することができました。

 

しかし、今年は新型コロナウイルス感染症が広がり、人と人が関われない環境になってしまいました。 新しい生活様式ともいわれておりますが、心の成長は人と人の関わりの中にこそ育つものと実感しています。子どもたちによる表現活動は、子どもたちだけでなく、それを観る、老若男女、すべての人にとって、とても必要なものだと思います。このような環境だからこそ、公演することを決めました。

 

今回の挑戦では、2020年10月4日に子どもミュージカル劇団第9回オリジナルミュージカル公演『いちばん星みつけたっ！』の開催を目指します。

この公演は、本来であれば2020年4月に公演する予定でした。昨年の10月より稽古を開始し、舞台・衣裳などの製作や、チラシなどによる広報活動も進み、公演1か月前の大事な段階に入るところで、コロナ禍により延期という処置になりました。withコロナと言われるフェーズに移り変わり、ようやく10月に劇場をおさえました。

 

しかし、10月に開催する公演では、これまでの開催方法とは大きく変わり、ご来場いただけるお客様の数も限られた上での開催となります。これまで、予算の大半をチケットの売り上げ費用がしめていましたが、そこが大きく減少することが既に決まっています。そのため予算確保に非常に不安があり、このクラウドファンディングへの挑戦を決めました。どうか、あたたかいご支援のほど、よろしくお願いいたします。

 

 

 

開演に向けて、今日、今、解決していく、前のめりの稽古が続いています。

 

2020年4月上旬、春休み中の4日間をおさえ、3ステージを予定し、上演準備をしていました。新型コロナウイルス感染症が、拡散し始めた2月下旬頃、粗い通し稽古をしたのを最後に、自粛期間へと入りました。

 

オリジナルミュージカル公演は、たまごファームで過ごす1年の集大成です。また、中学卒業とともにたまごファームも卒業なので、卒業生にとっては、たまごファームメンバーとしての最後の舞台となります。後輩たちは、先輩の努力する姿に憧れ、メンバーのリーダーとなる覚悟を1年ごとに育てています。

 

子どもたちにとって、たまごファームは、もう一つの『家族』のようなものです。『学校で辛いことがあっても、ここにくれば、仲間が迎えてくれる。たまごファームには自分の居場所がある。だから学校も頑張る。』といった声をよく聞きます。なので、なおさら、卒業を迎えるメンバーとの時間を大切に感じているようです。

 

 

それだけ大切な公演を目指していたのに、突然、稽古が自粛となってしまい、その期間の落ち込みは大変だったと、メンバーの家族から聞きました。中止ではなく延期でよかったとの声をメンバーからも、ご家族からもいただきました。

 

その後、7月に劇場をおさえるも、メドはたたずキャンセル。ようやくできるかなと思い、手配できた劇場は2日間だけ。劇場での準備時間が例年の半分しか取れません。何もかもが、不十分な環境ですが、4月の公演をもって卒業する予定だったメンバーをはじめ、努力を重ねてきた子どもたちが目標を見失った状態ではいけないと痛感し、何とか公演をしようと決め、感染予防対策を徹底しながらの稽古が始まりました。

 

また、非常事態宣言がでて、突然稽古ができなくなるかもしれない。劇場から中止を宣告されるもしれない。そのような状況であることを子どもたちも感じています。『じゃあ、この課題は次回までに…』ではなく、今日、今、解決していく、前のめりの稽古が続いています。もしかしたらこの公演は開催できないかもしれない。でも、できるかもしれないのです。子どもたちが希望をもって努力することは、大切な経験になります。
　　　　　　
しかし現状は、製作が公演の1か月前まで進んでいたので、予算はほとんど使っています。別の劇場になり、舞台の形状が全く異なることや、やむをえず出演を辞退したメンバーに変わり、キャストの変更が発生し、予定していた以上の稽古時間が必要になりました。すでに製作した舞台装置もあり、経費削減できない状況です。また公演日延期で、印刷物などこれからかかる経費も必要です。

 

そのような状況下で、新型コロナウイルス感染予防対策のため、多くの準備物が追加となりました。さらには、劇場の指導により客席動員数が半分になってしまいチケット収入が見込めないことから、今回クラウドファンディングに挑戦することを決めました。どうぞ希望をもって挑む子どもたちを支えてください。自分たちが今できる精一杯の努力で挑んだという経験を応援してください。

 

 

 

二度の延期。悔しい経験を経て、ついに幕を開けます！

 

今回の挑戦では、2020年10月4日に子どもミュージカル劇団第9回オリジナルミュージカル公演『いちばん星みつけたっ！』の開催を目指します。

　

『共に過ごした時間はなくならない。思い出して。あなたは決してひとりぼっちじゃないよ。』

今回のミュージカルのメッセージです。『孤独』に追い詰められそうなコロナ禍の中で生活する、すべての皆さまに、人と人が繋がることの大切さ、素敵さを忘れないで欲しいという願いを込めてお届けします。

 

 

 

 

頑張ったけど、できないことがあることを知るより、
「あの環境の中、よくやった。」という経験にしたい。

私たちは、芸能プロダクションではありません。スターの発掘や育成をしているのではないです。子どもたち自らが、自分の可能性を発見することにより、自由な発想と発見を生み、感受性豊かで関わりあう人たちを理解する力の成長を妨げない場所として、存在、存続しています。ミュージカルを通して、2002年から継続してきものを途絶えさせることは、プラスの要因が見当たらないですし、子どもたちやお客様に説明しきれません。

 

たまごファームという団体自体は、17年という歴史がありますが、毎年毎年、卒業するメンバーがいますので、毎年が集大成です。後輩も、そんな卒業を控えた先輩から多くを学びますし、自分が卒業するまでに多くを吸収しようと励みます。そんな子どもたちから我々大人が学ぶことも、毎年のことですが、決して少なくありません。

 

まずは、上演するといことを途絶えさせてはいけない。その思いが強いです。2011年の震災も、なんとか乗り越えました。歴代の卒業メンバーも、立派に成長しています。中には、表現の道を選び、現在多くのお客さまの前で、決して安くはないチケットの舞台に立っているメンバーもいます。

 

多くのお客様の前で、舞台に立つということ。あらゆるところで、いろんな方々に支えていただいているという経験。でも、舞台という、自分の責任で結果を出すという支えに頼らず、自分でやるしかない場所を知る経験。それでも自分ができると信じてくれて、結果が出た時には、共に喜んでくれる、共演者やスタッフの仲間たちと成功を共感する経験。

かけがえのない経験を重ねていく場所であり、卒業して、何かあった時や困ったときにに、いつでも来ることができる場所を、温かいまま維持していくことが、大切なんだと強く思います。たまごファームで過ごした時間が、その子の人生において、拠り所になってくれればいいな、と思ってます。挑戦できる人。協調する努力ができる人。私たちは、人を応援して参りました。

卒業生にとっても、その卒業生を支えてくれている関係者の方々にとっても、公演ができなかった年ができることは、口に出しづらい話題ができてしまうことになります。『頑張ったけど、できないことがある』ことを知るより、『あの環境の中、よくやった』という経験の方が、今後、大きく役にたつものだと思います。

 

そのため、このような状況下ですが、皆さまのお力をお借りしてでも、開催の可能性がつくれるのであれば、私たちはこのクラウドファンディングにも挑みたいと思っています。どうか、あたたかいご支援のほど、よろしくお願いいたします。

※参考資料として、ホームページの卒業生の声を観ていただければと思います。
公演案内：https://www.omuraisu.com/musicalnews/archives/22
卒業生より：https://www.omuraisu.com/tamago1/sotugyousei%20ontama.htm
 

 

 

代表からのメッセージ

 

子どもたちが目指している

　　　ミュージカル公演を応援してください。

 

子どもミュージカル劇団たまごファームは、それぞれが違う一人として認め合い、協調し、協力することの大切さを経験しながら、その時々の等身大の想いをミュージカルで表現して参りました。

 

たまごファームのミュージカルは、ご覧いただいた多くの方々に、明日へ向かう勇気や元気を届けています。ですが、コロナ禍で公演の開催が非常に厳しい状態にあります。

 

現状を踏まえ実際に公演をすることの意義を問う毎日ですが、人が人を怖がる未来をつくってはいけないと感じております。感染予防対策をしっかりと行いながら公演実施にむけ準備を進めています。どうぞ子どもたちが希望をもって進む道を応援してください。

 

皆様からの応援を支えに子どもたちが

　　　明日へ向かう勇気を発信いたします。

 
有限会社おむらいすファクトリー 代表取締役　渡部 三妙子

 

 

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本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、リンク先（https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix）の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。

 

□社会情勢により、表記の日程で上演できなくなった場合について

今後の状況次第では、自粛要請や契約していた劇場でのクラスター発生など、予定通りに公演が出来ないことも考えられます。その場合は、さらに延期や、別会場での無観客公演など、何としてでも、上演したいと思っております。

10月公演に向けての支援のお願いではありますが、叶わなかった場合、支援していただいた支援金は、延期公演のプロジェクト予算に充てさせてください。

どうぞよろしくお願いいたします。