特急電車の車内設備は、簡単なようで実は非常に複雑です。

部材の場所も変わってはいけませんので、移動する場所にも腐心します。

 

下の写真のように、これから窓を外すために座席をはじめ、全ての部材を中央に寄せました。

コンパクトにまとめれば、通路が両側に2ヶ所確保出来て、窓周辺の補修が全て完了するまでは移動する必要がありません。

 

鈑金作業に備えて、燃えたり溶けたりしものは全て撤去します。 化粧板が外れれば、ナンバープレートや非常ドアコックの蓋も外してレストア出来ます。

外板の塗装パテ剥がしにも、実は大変な手間が掛かるということです。

 

保温用のグラスウールが設置されていましたが、全て撤去しています。

今後は無くても良いかとも思ったのですが、一応車内に結露が溜まりませんよう、ウレタン系の建材用保温ボードに変更設置する予定です。

ガラス窓の弱いところが、車体に接する部分で、車体劣化をもっとも進ませる原因です。

この場所を単に防水するのでは補修とは呼べません。 完全に錆を除去しないと、ご覧のようなミルフィーユ状の膨張錆のせいで窓が割れてしまうのです。

この部分は悪い事に、防振ゴム板などの緩衝材に食い込んで、なかなか取り外すことが出来ません。

経験上、一つのコツがありましたので、それはまた実際の窓ガラス取り外しの際にご覧いただきたいと思います。

窓枠から入り込んだ雨水は、結果として溶接部分以外の鉄板の弱いところを伝って下へ流れていきます。

上手く流れていけるような水の通り道が出来れば良いのですが、走らない車両ですので傾斜が付けられず、不可能でしょう。

この場所のように、例え走っていたとしても、思いもかけない場所に穴を開けてしまいます。

いよいよ本格的な補修部分が分かってきましたので、下準備完了と共に大胆な進化が始まります!

新着情報一覧へ