“誕生死”

この言葉を知るきっかけとなったのは、花栄(かえ) のおかげです。

3人目の次女となる花栄が18トリソミーであるのがわかったのは、妊娠8ヶ月の時でした。

夫婦でたくさん話し、考えた結果、生まれてから、その時のベストを尽くして育てていこう。そう決めて出産の時を待ちました。破水し、陣痛がおき、もう少しで会える。いよいよだね。

そう思っていた時に花栄はお腹の中でそっと空へ還っていきました。花栄は亡くなって生まれてきたけれど、確実に「生まれた」のです。だから、私たち家族にとっては「うれしい出来事」なのです。もちろん、亡くなったことは悲しいことではあるけれど、その悲しみよりも「生まれてきてくれたこと」 への感謝の気持ちの方が断然強かった。そんな私たちの気持ちにぴったりとあてはまる言葉がこの言葉でした。

 

今回の写真集には、現役の18っこちゃん、空へ還った18っこち ゃんが大集合しています。

一人ひとりそれぞれの、そして家族の想いがつまった写真集。この写真集から多くのご縁が生まれますように。

  

【私たち家族と関わっていただいたすべての方へ】

みなさんのおかげで、私たち家族は今、笑顔ですごすことができています。花栄を見送ってから、もうすぐ8年になります。先生、助産師さん、ママ友のみんな、学生時代からの友達、18っこちゃんのご家族のみなさん、職場のみなさん、写真展に足をはこんでくださった方々、たくさんの人が私たち家族の思いに寄り添ってくださったおかげで、花栄との思い出を「悲しいこと」ではなく「幸せなこと」 としてとらえることができています。本当に心から感謝しています。

 

【18トリソミーの仲間へ】

みんながいなければ、つながることも、知り合うこともなかった私達。子どもたちがつなげてくれたご縁がこんなにも人生を豊かにしてくれるなんて想像もつなかった。子どもたちよ!本当にありがとう。

現役ちゃん「これからの未来を応援しているよ!」

空を楽しむ子どもたち「いつも想っているよ!」

ご家族の皆様「今までも、これからもどうぞよろしくお願いします。」

 

【写真の紹介】

3人きょうだい。見送りの時、寂しくないようにと持たせたぬいぐるみ。同じぬいぐるみが、今、我が家の定位置から家族の日々を見守ってくれています。花栄をみんなで抱っこしているからねという想いを込めて棺の下に入れた親子の手形です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

佐賀より  中島義浩・寛子 

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