ドミニカ国の魅力vol.3 子どもたち

 

ネイチャーアイランドの魅力vol.3【ドミニカ国の子どもたち】

 

皆さま、こんにちは。TeamORIGAMIの永井です。
3月9日まで残り数日。ネクストゴールまで引き続き、応援よろしくお願いします！

 

本日はドミニカ国の魅力シリーズ第3弾として、小学生の様子をご紹介します。私が青年海外協力隊員として派遣されていた2010年頃の写真です。

 

 

小学生たちは人懐っこく、授業中は我先に応えたくて「ミス！」（女性教師を呼ぶ敬称）と言いながら手を挙げていました。休み時間もよく声をかけてきてくれて、足元に抱きついてくる子たち。「前に進めない…」と思いながらも、かわいいなーと和やかな気持ちでいました。

 

 

私はドミニカ国で図画工作を小学生に教えていました。絵の具や画用紙は輸入品なので、高額だから教材として使えない学校も多々ありました。しかしペンキなら量もあるから、生徒数が多い学校でも使える！ということで、ペンキをやりくりして絵画制作の授業をしました。子どもたちは大喜び。色を混ぜたりスタンプを作ったりするような、日本では何でもない小さなことも、ドミニカ国の子供たちにとっては珍しい体験になっていたようです。

 

 

また、現地で採れる「カラバッシュ」と呼ばれる木の実をくりぬいて彫刻したりもしました。日本から送ってもらった、不要になった彫刻刀がここで活かされました。こういった制作に関する道具がほとんど手に入らない子どもたちにとって、とてもありがたいものでした。算数や英語といった授業でも、ドミニカ国の子供たちは基本的に鉛筆一本で登校していました。筆箱や消しゴム、定規に鉛筆削りといった道具を一式揃えていた自分の幼少期とは随分異なるなーと思っていたものです。

 

 

 

【小学校のある小さな村はハリケーンで最大の犠牲者が】

　
教えていた南部の小学校は、ポイン・ミシェル（Pointe Michel）という人口1200人の村にあります。ここは2017年9月のハリケーン・マリアで大きな被害が及びました。土石流で家が流され、死者4名、行方不明者13名というドミニカ国内で最大の犠牲者が出ました。校舎の屋根が暴風に吹き飛ばされていたり、教室内も浸水していた様子が伺えます。元の形を知っている風景なだけに、被災後の写真に驚きを隠せません。この小学校に通う子供たちの親御さんに、漁師さんは少なからずいます。生活の立て直しにご協力お願いします。

 

 

 

 

 

 

 

【子どもたちの笑顔が戻ってほしい！ご協力をお願いします！】

 

史上最大のハリケーンに襲われたドミニカ国、永井が教えていた子どもたちの中には、成人した人もいるでしょう。その若者たちが直面しているこの国の危機。未来ある子どもたちが安心して暮らせるよう、このプロジェクトが少しでも復興の助けになればと思います。

 

残り2週間を切りましたが、引き続き皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。