ﾒｯｾｰｼﾞﾘﾚｰ＃5　しあわせな未来への小さな一歩

次はシロアムの園でボランティアをされていた阪本（安井）ひさかさんです。

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2015年から3年間、シロアムの園にボランティアとして加えていただきました。

 

学期の始まりのスタッフミーティングでは、新しく入る子に関する情報を共有しています。何歳の、どんな困難を抱えている子なのかなど写真つきで紹介されます。

写真を見た瞬間に『愛されてきていない』とわかる子がいます。顔の表情を作る筋肉のせいでしょうか、笑ったことがないからでしょうか。笑いかけてもらっていないからでしょうか。

 

ところが、シロアムの園に通うようになると、表情が少しずつ和らぎ、こわばった顔がゆるみ、笑顔がみられるようになるのです。

少なくともここでは、歓迎され、抱きしめられ、名前を呼ばれ、誕生日を祝ってもらい、友だちと共に楽しい時間を過ごすことができます。保護者も、ここでは、わが子をありのままに認め、悩みを互いに分かち合うことができます。

 

場所がせまくて、全員が毎日来られるわけではないので、来ていない日は家でどんな風に過ごしているだろうかと思うこともありました。

 

世界中のすべての子どもたちを笑顔にすることは、すぐには難しいですが、目の前の子どもたちを昨日より少ししあわせにすることはできるような気がします。今日のしあわせが明日も続くと信じられる、そんな世界への小さな一歩をシロアムは踏み出しています。

 

今回は、シロアムの園のために、たくさんのあたたかいご支援を本当にありがとうございます。

このご支援は、単に土地を購入して終わる資金ではありません。ケニアの地で、愛されることを必要としている子どもたちが、十分に愛され、明日への希望を持てる未来を作る資金として活用されます。

 

今後も引き続き、シロアムの園の応援をよろしくお願いいたします。