創業天保三年和菓子処小松屋又三郎の再建

190年守り抜いた小松屋の暖簾を下ろしてより4年。皆様の激励の声を背に、再出発を心に決め、新たな挑戦に向き合います。旧廻船問屋家坂亭の広い中庭に、純喫茶ケルンさんと棟を同じにした菓子工房小松屋又三郎を新築いたします。基礎工事は着々と進行しています。もう一つの基礎は、この菓子工房でどんな菓子づくりに挑戦するかということです。大きく3つの柱を設定します。一つは小松屋伝承の青海苔風味の呉竹羊羹。もうひとつはふるさとの皆様に愛された呉竹最中。そしてもう一つは、日本の四季に身を置き先達が長い歴史を積み上げてきた日々の生活に密着した和菓子づくりです。春夏秋冬は私たちにとってかけがえのないもの。季節を舞台に泣いて笑って過ごしてきた日々の思い出にそっと寄り添う、そんな和みの、団らんの和菓子を、月替わりで皆様にお届けします。旬の果物や木の実等、素材を吟味しながら、歳時記や二十四節季を映し出し、気軽なおしゃべりや家族友人との和みの時に寄り添う和菓子の提案をいたします。クラウドファンデイングでご支援いただきました皆様には感謝の気持ちを忘れず、常に季節の和菓子の紹介を、酒田の歴史に寄り添った人々の暮らしぶりを思い描ける話題を載せてお届けいたします。目標額達成までもう少し。残り20日を切りましたクラウドファンデイングでの皆様のご支援を、よろしくお願いいたします。