膵がんを代表とする難治がんに対する治療法の開発を進めるために

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21,966,000

目標金額 20,000,000円

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2022年4月22日

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2022年04月12日 16:20

WEB講演に対しての質問と回答

渡部 徹郎先生

 

東京医科歯科大学 副理事(目標・計画)
統合研究副機構長 リサーチアドミニストレーター室長/業績調査室長
大学院 医歯学総合研究科 病態生化学分野・教授

 

 

渡部先生、日本血管生物医学会理事長ご就任おめでとうございます。私どものクラウドファンディング事業に関連して先日実施したWEB講演をご視聴頂きまして有難うございました。本日は、先生から戴いた質問と、それに対する私の回答を紹介させて頂きます。

 

ご質問①

佐藤先生が開発された膵臓がんに対するVASH2を標的とした治療薬は大変すばらしく、一日も早く患者さんに届けて頂きたいと思います。「理想的に進めば3〜4年後には臨床治験まで進められる」とおっしゃっていましたが、治療薬として使用できるまではだいたい何年くらいかかるとお考えでしょうか?

 

回答:

臨床治験の結果を見てということでしょうが、順調に進んだとしても10年くらい掛かるだろうと考えています。

 


 

ご質問②

VASH2発現阻害により、膵がんの転移抑制と免疫チェックポイント阻害剤との併用効果が期待できるとのことですが、それぞれの膵がん患者の相違により治療方法を変更する必要があるのでしょうか?また、VASH2標的治療薬の効果が大きな患者さんを見つけるための診断法はあるのでしょうか?

 

回答:

現行の治療法にどのように組み合わせるかという点は今後の検討課題だと思います。ただVASH2の発現の高い患者さんほど効きやすいと考えられますので、その診断が重要だと思います。術後の患者さんであれば、手術標本で組織学的に検索できると思います、また最近、血中VASH2濃度の測定も可能となってきましたので、それらを用いて判断することになると考えています。

 


 

ご質問③

VASH2を標的とした治療薬としてペプチドワクチン、中和モノクローナル抗体、アンチセンスオリゴヌクレオチド、低分子化合物など多彩な方法を用いて開発しており、VASH2抗体誘導型ペプチドワクチンの開発が最も進んでいるとのことですが、もし全ての治療薬が順調に開発されたとしたら、最も効果が大きなものはどれになるでしょうか?

用途によって用いる治療薬は変わってきますか?

さらに異なる治療薬を併用することで治療効果がさらに上がることは期待されますか?

 

回答:

ペプチドワクチンと中和モノクローナル抗体はいずれも抗体医療に分類されます。作用様式から導入療法としての中和モノクローナル抗体、維持療法としてのペプチドワクチンという使い分けが考えられます。

 

アンチセンスオリゴヌクレオチドは核酸医薬に分類されます。VASH2の産生を抑えますので、実験的には短期間の効果は抗体医療に優っていますが、長期間効果を維持するためにはまだまだ改良の余地があると思います。

 

低分子化合物は汎用性として最も優っており、今後はこの研究が最重要だと考えています。

 


 

ご質問④

将来的に膵がん以外のがんに対してこれらの治療薬を用いるとしたら、どのがん種が最も有望でしょうか?

 

回答:

分子標的療法の定まっていない、あるいはより良い分子標的療法が望まれているような難治がん、例えば胆嚢・胆管がん、食道がん、小細胞肺がんなどが次の標的になると考えています。

 


 

渡部先生ご協力ありがとうございました。また、応援くださっている皆様本当にありがとうございます。引き続き最終日までどうぞご支援ご賛同のほどよろしくお願いいたします。

 

 

 

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