2016年長江流域生物多様性保全活動―こども環境サミット開催

 3月3日・4日、一般社団法人ときの羽根と崇明県生態科学普及協会との共催、上海対外科学技術交流センター、崇明県科学技術委員会、崇明県教育局の後援、トヨタ環境活動助成プログラム、日本経団連自然保護協議会の助成、赤福株式会社、東邦ガスリビング株式会社、菱輝金型工業株式会社の協力により「長江流域生物多様性保全活動―こども環境サミット」を上海市崇明県の前哨学校にて開催した。

 こども環境サミットには長江流域の児童をはじめ日中双方の生物多様性分野における専門家、研究者、関係機構、教育機関などの代表等約200人が集い、日本からも愛知県豊田市立西広瀬小学校の児童代表が参加した。

 

 今回のサミットでは、崇明島での「自然がっこうプロジェクト」の三年間の歩みと「長江こども環境サミット」の展望について、弊法人の代表理事:久田治子が発表したほか、同済大学:李建華教授の「長江流域魚類多様性保護への挑戦」、崇明生態科普協会の「崇明県での生態多様性保全の教育現状」、そして日本からは環境教育アドバイザー:森上章氏が「日本の持続可能な環境教育」について講演した。

 

 日中代表校の活動発表では、中国側が崇明県の三つの代表校(裕安小学校、前哨学校、陳家鎮小学校)の児童代表がそれぞれ「グリーンマップ行動」、「リトル東灘の自然ノートメモ活動」、「カササギ資源科学普及等の活動」について発表。長江流域(江蘇省、安徽省、四川省)からの代表校もそれぞれ学校の概況や環境保全活動についての取組みを発表した。

 日本から参加した豊田市西広瀬小学校の水野台君(小六)と三宅紀仁君(小五)の両君からは、学校情況と高度成長経済時、汚れていた川をきれいにして遊びたいと児童による川の清掃活動をきっかけに始まった40年間一日も休まず続けている水質汚濁調査について紹介した。

 発表後、日本から講師として参加した環境教育アドバイザーの森上章先生の指導の下、日中のこどもたちはグループに分かれて、環境保全をめぐるディスカッションを行い、「環境保全提言」を発表した。

 中国と日本の子どもたちが未来を話し合う交流の場、長江流域「こども環境サミット」開催と日中友好の証しとして「桜の苗木」を寄贈し、会場となった前哨学校で参加した子どもたち皆で植樹を行った。この桜の植樹活動は、今後も長江流域「こども環境サミット」会場となる学校を中心にリレー方式で続けていく「長江桜花リレー」を予定している。

  「長江流域生物多様性保全活動---こども環境サミット」を通して、生物多様性環境保全分野の交流推進と持続可能な発展を目指し、一般社団法人ときの羽根と上海対外科学技術交流中心、崇明県生態科学技術普及協会、安徽省国際科学技術合作協会、四川省国際科学技術合作協会の5者で協力していくことに合意し調印した。

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