✨今更ながらの完了報告と現状報告✨
2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震でお亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災されました皆様に心からお見舞い申し上げます。
また、被災者の救済と被災地の復興支援のためにご尽力されている方々に深く敬意を表します。
被災地では余震が続き、多くの方が不自由な生活を強いられ、刻々と変わる状況に不安な日々を過ごされていることに胸を締めつけられる思いです。
皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
◾️お礼
「福井の未来を創るものづくり拠点にバリアフリートイレを整備したい」にご支援していただきました皆様、クラファンを無事達成させていただいてから早1年以上が経過いたしました。
無事に目標金額に達成することができまして、無事にバリアフリートイレが完成いたしました。雪の時期には、露天風呂のような雰囲気で木の温もりを感じられる可愛いトイレとなりました。
ご支援いただきました皆様、そして状況をSNS等で見守っていてくださった皆様には感謝いたします!
◾️収支報告
〜収入の部〜
皆様から支援総額は、2,079,500円でした。
この金額から、READYFOR手数料を差し引いた金額が、1,736,383円でした。
またこのクラウドファンディングに挑戦する上で文章やリターン検討、画像作成などさまざまなクリエイティブ部分で伴奏していただいた福井テレワーク女子様へのフィー等を差し引いた最終的なクラウドファンディングでの手元に残った金額は、1,455,383円でした。
〜支出の部〜
リターンでは3Dプリンターで製作した恐竜パズルや、レーザーカッターで製作した行灯製作キットをはじめ、法人様向けの看板製作リターンなど、外部の業者に依頼することなくほぼトンカンテラス内で自社製作できる内容でした。そういった理由もありリターンに関わる費用は材料費や郵送費などのみ(約50,000円前後でした。)
そして、バリアフリートイレの建築工事にかかった費用ですが、こちらは土壌の整備から始まり、既存建物と繋げる工事などがあり、思っていたよりも規模が大きかったこともあり、総額2,470,275円でした。
上記の収支を計算すると、
【収入】手数料やクラファン実施に関わる費用を引いて手元に残った支援額 1,455,383円
【支出】リターンやバリアフリートイレ建築にかかった費用の総額 2,520,275円
差額の▲1,064,892円は、自社にて負担しております。
素敵なトイレが完成したことにより、トンカンテラスに来られるお客様は安心してものづくりを行うことができるようになり、福井の未来に繋がるものづくり文化の醸成にも少なからずプラスになったのではないかと思っております。
【現状報告】
そして、バリアフリートイレが完成してからすでに一年ほどが経っている今、ものづくり工房トンカンテラスとしては変わらず毎週金・土の10:00〜17:00(不定休)という営業を続けており、代表黒田がものづくりよろず相談所として佇んでいるのですが、
ありがたいことに会員数は100名を超え、レーザーカッターや3Dプリンターをはじめとした工作機器を使いこなす方々が現れてきました。
また、地域住民の方々からも声をかけていただき、時には「木に穴をあけて欲しいんだけど」といった、ちょっとしたものづくり相談を近所の方から依頼されることも増えてきました。
海ごみをはじめとしたプラスチックリサイクルの取り組み「プレシャスプラスチック福井」としての活動拠点でもあるトンカンテラスには全国各地、時には海外の方からも問い合わせがあり、もともと趣味で始めたような活動がいつの間にか仕事になってきました。
(出張授業、ビーチクリーン講師、企業内廃棄物のアップサイクル相談、海ごみ観光事業、製品開発、金型製作、成形機等関連機器の設計・製造、などなど)
福井県内での活動としては、海ごみの活動で手伝いに来てくれていた福井県立大学の海洋生物資源学部の学生がビーチクリーンものづくりサークルを立ち上げ、アドバイザーとしてトンカンテラスがサポートさせていただく立場となりました。
そのほかにも、いくつかの高校の探究学習に協力させていただき、商品開発や生徒自身がプラスチック製品の成形を行うなど、他の会社ではなかなか体験できないことに取り組ませて頂きました。
【今後の展望】〜トンカンテラス代表黒田が作りたい未来〜
年始の地震のことや、ウクライナやイスラエルでの戦争など、普段の平穏な暮らしがいつ崩れ去るかがわからない昨今。経済成長し続けることを良しとする社会の価値観が本当に正しいのかと思っています。近所付き合いや人のつながりにより循環する小さな単位での地域経済が、実は理想とする未来のあり方なのではないかと思いつつあります。しかしながら、身の回りにあるさまざまな制度やお金が発生する活動は、そのような理想とする未来とは逆行している部分もあるかと思います。なのでいきなり小さな単位での地域経済を実現するのは難しい。。
いち経営者として、社会の公器を担う人間として、日々悶々と黒田が考えている未来の地域経済に向けて、企業の成長だけを指標とせず、地域の方々との連携、地域雇用を生み出しながら運営していきたいと思います。
要するに、
「近所のおばちゃんが3Dプリンターを使っておもちゃを作り、近所の保育園の子供たちがそのおもちゃで遊び、製造の苦労話をおばちゃんたちが井戸端会議で話し合う。(飲み食い代は、おもちゃ製作の報酬で。)」
こんな風景を作りたいと思っています。
トンカンテラスがグランドオープンしてから約1年9ヶ月。
株式会社ソリッドラボの設立からは約2年。
まだまだ始まったばかりの段階ですが、福井の未来がよりよくなるように、これから先も頑張ってまいりますので、引き続き応援・見守りして頂けますようお願いいたします!!
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。