totomaぱんに石窯を設置し、宮城県産の美味しいパンを焼きたい！

本来なら達成できるかどうか、いちばんハラハラドキドキする時期のはずですが、皆様のおかげですでに目標金額を達成しているので、仕事に集中できますし、先々の予定も考えやすくなりました。

本当にありがとうございます。

残り2日も、どうぞよろしくお願いします。

 

まだ実際に使っているわけではないので説得力がありませんが、石窯の魅力をいくつか書きたいと思います。

まず、単純にかっこいいです。

見学したり本やネットで見たりしていますが、どれもどっしりしていて存在感があります。

そして、持ち手の長いピールの先にパンを乗せて、口にくわえたクープナイフでパンに切れ目を入れ、中腰で窯に入れ、シュッとピールからパンを滑り落とす・・・あの姿も憧れます。

火を扱うのも憧れます。

薪をくべて火をつけ窯の温度を上げていく・・・それだけで、浪漫を感じます。

憧れとか浪漫とか、こどもじみたことを最後に書いてしまいましたが、もちろん大変なことの方が多いのも分かっています。

気温や湿度によって同じように火を入れても温度の上がり方や下がり方が変わったり、薪の入手も困難です。

とくに薪をどこから入手するかは大切です。

冬のみ使う薪ストーブとは違って年中使うわけですから、とんでもない量の薪が必要です。

それも、色々な方に声をかけて、なんとか定期的に手に入れることができる所を見つけました。

りんごの剪定枝を分けてくれる方も見つけました。

パンに使う小麦粉などの素材の先には、生産者さんや問屋さんがいます。

その方たちとの顔の見える付き合いが、小さなパン屋の原動力です。

同じく薪も、森の保全のために働く方や果樹農家さんたちが見えます。

それがとても魅力的だと思うのです。

電気やガスだと、それがかなりぼやけてしまいます。

電力自由化で再生可能エネルギーのみを買うことも出来るようになったとはいえ、そのエネルギーはどこからきているのか？森を伐採して切り開いて設置した太陽光パネルで発電されたものだとしたら、ちょっと複雑です。

 

木を燃やして窯をあたため、余熱で焼くという単純な仕組みですが、とても難しいと聞きます。

でもパン作りを通して、単純なものほど奥深く、そのものの本質が眠っていることを学びました。

それを生涯かけて追及したい。ここまでやってみたいと思えることに出会ったことはありませんでした。

憧れや浪漫で食べていけるほど甘くはありませんが、挑戦する根幹には、そういった気持ちが必要だと思っています。

顔の見えるつながりを大切にして、皆さんからの支援をしっかり受け止めて、進みたいと思っています。