伝統を越えて未来をつくる ー 日仏工芸 26年秋 東京で響き合う

伝統を越えて未来をつくる ー 日仏工芸 26年秋 東京で響き合う

支援総額

808,000

目標金額 500,000円

支援者
57人
募集終了日
2025年7月19日

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プロジェクト本文

【第一目標達成の御礼とネクストゴールについて(2025年6月18日 追記)】

 

皆さまの温かいご支援のおかげで、第一目標である 50万円 を達成することができました。

心より御礼申し上げます。

 

これまで応援してくださった皆さまのご厚意に支えられ、プロジェクトの第一歩を踏み出すことができました。

ご支援、ご声援を届けてくださったお一人おひとりに、深く感謝申し上げます。

 

プロジェクトの実現に向け、より良いかたちで皆さまへお届けするため、新たに「 150万円 」をネクストゴールとして設定させていただきました。 今回集まった資金は、プロジェクトのさらなる充実・拡充に向けた『 追加資金(例:資材購入費や制作費など)』として、大切に使わせていただく予定です。

なお、仮にネクストゴールの金額を達成できなかった場合でも、自己資金を元に実施させていただく予定ではありますが、より良いかたちで皆さまに還元できるよう、引き続きご支援いただけますと幸いです。

 

プロジェクト終了まで、残りわずかな期間ではございますが、最後まで応援していただけましたら幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

日本とフランスの工芸作品が東京に!

文化と技が出会う特別なエキシビジョンを一緒につくりませんか?

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

【 プロジェクトを立ち上げたきっかけ 】

 

今回のプロジェクトを担当している、ブランディング会社 4D 代表の鷲頭マコトです。

私たちは、企業ブランディングを中心に、国内外でさまざまな活動を行っています。 

 

このプロジェクトの始まりは、漆作家・築地久弥さんとの出会いがきっかけでした。2017年に東京国立博物館で開催された『フランス人間国宝展』、この展覧会を観た方も多いと思いますが、築地さんはこの展覧会でフランス伝統工芸に触れ、これまで自分自身が長年取り組んできた伝統工芸を大きく考え直すことになったといいます。 

 

作品の見せ方・伝え方はもちろんのこと、フランス伝統工芸が国によってしっかり守られていること、作家は自分自身の技術を次の世代へ伝えるために、必ず継承者を育てることが義務付けられています。この考え方に築地さんはカルチャーショックを受けたそうです。

 

 

漆作家・築地久弥氏 

 

 

築地さんは東京藝術大学卒業後、石川県立輪島漆芸技術研究所で多くの研究生を育ててきました。自分自身が磨いてきた技術、伝統工芸の魅力をこれまでも伝え続けてきたという自負はあるといいます。

ただ、これから先、自分が築いてきた技術を次の世代に繋げていくために、伝統工芸を伝統だけに終わらせず、現代に生きる人たちにも知ってもらうために、フランスの伝統工芸のように暮らしの中に息づくものにするために、今回継続性のあるエキシビションを開催できないかと考えました。 

 

 

 

 

ヨーロッパ各地に伝統工芸はありますが、まずは築地さんが影響を受けた「フランス工芸」と「日本工芸」のコラボレーションから始めてみよう、というのがこのプロジェクトの目的です。

 

 私自身もフランスに住んでいた経験があり、思い出深い仕事の一つに、マルタン・マルジェラを育てたフランスの人間国宝、ジャン=ポール・ゴルチエとのプロジェクトへの参加があります。その当時出会った友人が今でもフランスで活躍をしており、「フランスと日本をつなぐ仕事がしたい」と長年思い続けていたこともあり、築地さんの想いに賛同し、本プロジェクトを立ち上げました。

 

 

 

【 日本伝統工芸と漆芸の歴史 】

 

プロジェクトの内容に入る前に、まずは築地さんの手がける伝統工芸と漆についてご紹介します。

築地さんは、伝統工芸分野における第一線の作家・技術者たちとともに活動しており、特に漆芸の分野で高い評価を受けています。

伝統工芸は、陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸の7つのジャンルに大別され、それぞれの分野で卓越した技術と表現力が受け継がれています。

 

 

 

漆の歴史は古く、日本では一万年以上前の縄文時代より漆は生活の中で使われてきました。当時は防水や接着に使われていたようで、後に装飾性を持たせたものが現れます。伝世品では法隆寺の玉虫厨子が日本では最古の漆器とされています。築地さんの作品で主に使う乾漆技法は古墳時代に御棺のボディをこの技法で作ったものが最初とされています。大阪府高槻市の阿武山古墳から発掘された乾漆棺が有名なもので、埋葬者は大化の改新の首謀者の中臣鎌足と推測されています。

 

阿武山古墳 乾漆棺

 

 

 

装飾では奈良時代に螺鈿や平文(平脱)など現在と変わらない技術で作られた作品が正倉院に伝わり、その時代にすでに技術は完成されていました。

 

 

螺鈿紫檀五絃琵琶

 

 

銀平脱鏡箱

 

 

漆芸の代表的装飾に蒔絵がありますが、正倉院に末金鏤(まっきんる)という蒔絵の初期のものが伝わっています。

 

金銀鈿荘唐大刀

 

 

初音蒔絵硯箱 幸阿弥長重作

 

 

 

 

ここから時代を経て蒔絵粉や筆などの道具の改良が行われ、様々な蒔絵が生み出されてきました。現在までに大きく分けて研出(ときだし)蒔絵、高蒔絵、平蒔絵、肉合(ししあい)蒔絵があります。歴史的に蒔絵が最高の技術力を発揮したのが江戸期です。大名が技術集団を抱え、贅を尽くした手箱などの調度品を作らせました。その他に中国から伝わった彫漆や沈金、ビルマから伝わった蒟醤などの装飾が現在まで伝わっています。

 

 

材料となる森林が多い日本で漆芸が栄えたのは必然であり、その素材の潜在能力を如何なく発揮させた先人の能力には尊敬の気持ちを抱かずにはいられない、さらにその文化遺産を後世に継承する使命が現代作家にはあるのだと築地さんは言います。

そういった意味でも今回のプロジェクトは、フランス工芸と日本工芸の単なる文化交流だけではなく、後世に文化遺産を残していくための重要な一歩になると私たちは考えています。

 

 

 

【 築地作品の魅力 】

 

漆の工程はいくつもに分かれています。

輪島ではそのその工程は分業制で行われていますが、築地さんは一人で10以上もある工程作業を行いながら、作品を作っています。

 

 

 

 

築地さんの作品の魅力は、ご自身が生み出す造形美と斬新なデザイン性にあります。築地さんのインタビューではご本人の作品への想いをお聞きしています。

 

 

【 築地久弥・保立剛 二人展 】 築地久弥 氏〜いつもを豊かに〜

 

 

 

プロジェクトの内容 】

 

 

今回のプロジェクトは、築地久弥さんの漆芸をはじめ、日本の伝統工芸作家の作品の魅力の発信を行いながら、現代の私たちの暮らしの中での伝統の工芸の在り方を探るために、「フランス工芸」と「日本工芸」の国内エキシビションに向けて準備を進めています。開催は来年2026年秋に日本での開催を予定。

このエキシビションでは、若手作家たちが活躍できる新たな入り口を設けながら、新しい価値を生み出す文化交流プロジェクトを目指しています。両国の文化が交わる素晴らしい機会を実現するために、皆さまのご支援を心よりお願い申し上げます。

 

 

築地久弥 氏 支援者様へご挨拶

 

 

【 日仏が出会う文化の場から、“未来工芸”をともにつくる 】

 

 

日本工芸とフランス工芸のコラボレーションは、単なる製品の融合にとどまらず、文化交流の場を提供する試みでもあります。

このプロジェクトを通じて異文化交流を楽しみながら、「ものづくり」や「文化」の枠を超えた“未来工芸”を体感できる環境づくりを、皆さまと共に進めてまいります。

 

 私たちは日本国内およびフランスの文化活動に貢献している社団法人へのインタビュー行いました。その結果、両国に共通するのは伝統文化を継承する作家たちの活動環境が大きく変化しつつあることがわかりました。

 

たとえば、フランスの大手ブランド・シャネルは、伝統工芸や職人たちのものづくりの環境を守りながら、ブランドとしての継続を図っています。新しいものを生み出すためには、必ずクラシックな文脈をたどりながらステップアップしていくことが不可欠です。

 

本プロジェクトでは、両国の工芸技術、次世代教育の仕組み、美的感覚を、来秋開催予定のエキシビション期間中にできる限り多くシェアし、お互いの文化への理解を深める貴重な機会にしたいと考えています。

 

エキシビションを通じて、フランスと日本の工芸がどのように互いを引き立て合うのかを世界に発信し、次世代を担う若い世代へ伝統文化の魅力を託しながら、継続可能な環境づくりをスタッフ一同目指してまいります。

 

 

26年秋開催予定

『伝統 × 現代の暮らし ~漆器とフランス工芸が出会う未来へ~』のエキシビションイメージ

 

 

現在、フランス工芸については、弊社とご縁のある作家の方々、アクセサリー、飾紐製造、テキスタイル、写真、セラミック、石細工、刺繍など沢山の工芸作家が候補に名を連ねており、有意義な企画展となるよう準備を進めています。また、ご支援いただいた皆さまには、こうした最新情報も随時ご報告させていただきます。

 

* 築地久弥 様からプロジェクトを行うこと、名称と画像掲載を行うことの許諾を取得しております。
* プロジェクト成立後、天災等やむを得ない事情(緊急事態宣言などコロナウイルスによる影響を含む)によりイベントが開催できなかった場合、延期させていただきます。詳細はメールにてご連絡いたします。

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ご支援・ご協力のほど、よろしくお願いいたします!

 

 

 

 

 

株式会社4D  プロフィール

 

 

https://4dfws.com

 

 

2004年ヤクルトスワローズオフィシャルグッズのデザインから始まり、2019年に世田谷区公共事業のブランディングデザイン、デジタル運用、店作りのアドバイザーを担当し、新しい利用価値が地域に幅広く活用されるようになりました。 また近年では、群馬県伊香保温泉やみなかみ市観光協会と伝統文化・工芸の新たな商品開発、福岡県うきは市の都市計画事業の新たな地域活性化の価値創出に尽力してきました。

 

 

 

プロジェクト実行責任者:
鷲頭マコト(株式会社4D)
プロジェクト実施完了日:
2026年12月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

会場費 文化交流ローンチイベントの開催費 什器・装飾・包装・梱包資材費 カタログ・舞台裏レポートの製作費 リターンの配送費 フランス工芸と日本工芸のエキシビジョンの資金にしたい

リスク&チャレンジ

リターンを実施する上でのリスクについて
フランス工芸と日本工芸のエキシビジョンを2026年秋に東京都内で開催予定

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リターン

3,000+システム利用料


応援コース

応援コース

*お礼のメッセージ動画をメールにてお届け
お礼メッセージはメールで2025年8月20日までにご案内します。

*漆器とフランス工芸のコラボ情報をメールにて先行配信
コラボ情報はメールで2025年12月20日までにご案内します。

申込数
21
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年12月

5,000+システム利用料


ポストカードセット

ポストカードセット

*お礼のメッセージ動画をメールにてお届け
お礼メッセージはメールで2025年8月20日までにご案内します。

*限定デザインのポストカード(コラボ作品のアートワーク 3枚セット)
発送時期はメールで2025年9月20日までにご案内します。

申込数
6
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年9月

3,000+システム利用料


応援コース

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*お礼のメッセージ動画をメールにてお届け
お礼メッセージはメールで2025年8月20日までにご案内します。

*漆器とフランス工芸のコラボ情報をメールにて先行配信
コラボ情報はメールで2025年12月20日までにご案内します。

申込数
21
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年12月

5,000+システム利用料


ポストカードセット

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お礼メッセージはメールで2025年8月20日までにご案内します。

*限定デザインのポストカード(コラボ作品のアートワーク 3枚セット)
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