プロジェクトを達成いたしました
新型コロナの影響などもあり、本プロジェクトの遅延など様々ご心配をおかけいたしましたが、多くの方からのご支援やご協力により、本プロジェクトの目標を達成することができました。本当にありがとうございました。
このプロジェクトを通して多くの方々と出会い、今まで知らなかった地域の歴史や産業、製品開発や情報発信の方法など、本当に多くのことを学ばせていただきました。本校創立100周年をきっかけとして始めたプロジェクトですが、「シルクチーフ製作」「サムライゆかりのシルクPV制作」「サムライゆかりのシルク小学生向けパンフレット制作・DVD教材制作」など、数多くの課題に挑戦し成果を得ることができました。このプロジェクトを実施するにあたり、多大なるご支援ご協力をいただきました山形大学国際事業化研究センター様に、この場をお借りして感謝申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
シルクチーフ製作では、本校開校のきっかけでもある鶴岡のシルクの歴史を鶴岡シルク㈱の大和匡輔社長様から学び、ブランディングには著名なコミュニケーションプランナーの佐藤成美様よりご講義いただき、鶴岡のシルクはブランディングに適していることを教えていただきました。更に、地元出身デザイナーの奥泉なぎさ様と東北芸術工科大学企画構想学科の学生4名の皆様の手助けもあり、とても素晴らしいシルクチーフを製作することができました。また、大和匡輔社長様には東福産業株式会社様の工場でシルクチーフ捺染体験をさせていただき、大変有意義な製作活動となりました。
サムライゆかりのシルクPV制作では、next is eastの世界的クリエーターであるマンジョット・ベディ様と小口貴幸様からご指導いただき、この映像で何を伝えたいのか?という問いに対して、WhyとThinkを繰り返し、半年に渡り頭を悩ませながら試行錯誤の末、迫力のあるプロモーションビデオを制作することができました。YoutubeでPVを公開していますので、是非ご覧ください。
日本遺産「サムライゆかりのシルク」の小学生向け教材(映像教材・パンフレット)製作については、地域で執筆や編集活動を行う佐藤彌志夫様からご指導いただきました。小学生(3・4年生)にも分かるよう歴史の内容の表現や使用できる漢字など、小学生の教科書を参考にし、何度も議論と訂正を繰り返し完成させることができました。今後、パンフレットとDVDについて鶴岡市内の小中学校、関係機関に配布させていただきますので追って報告させていただきます。
皆様から頂いた資金は、シルクチーフ製作費(約70万円)、サムライゆかりのシルクPV制作費(約10万円)、小学生向け教材制作費(約15万円)、リターンに係る資材・郵送代等に充てました。本当に多くのご支援をいただきまして大変ありがとうございました。リターン(返礼品)については既に発送済みですが、住所変更等により郵便物が戻ってきているものが数件ありましたので、住所の確認をいたしまして再度お送りさせていただきます。
今回の研究により私たちの住む地域には、他に誇る歴史や産業などの魅力がたくさんあることに気づきました。今後は、今回得た成果や開発のプロセスを用いて地域の課題や新しいものづくりに挑戦し、地域の魅力をどんどん発信していきたいと考えています。最後になりますが、このプロジェクトにご協力いただきました多くの皆様と、日本遺産「サムライゆかりのシルク」に関わる文化財のご提供をいただきました公益財団法人致道博物館様・松岡株式会社様・松ヶ岡産業株式会社様・秋山鉄工株式会社様・菅秀二様に厚く御礼申し上げます。