守りたい！マニラで貧困層の青少年たちが自立し人生を変えたレストラン

日頃よりユニカセの活動を見守っていただき、誠にありがとうございます。

 

2023年も多くの方々に支えていただき、心より感謝申し上げます。

フィリピン人スタッフと現役学生スタッフたちが2023年を振り返り、ユニカセの各事業についてご報告いたします。自走人財を目指し、奮闘する彼女たちの取り組みをご高覧いただければ幸いに存じます。

 

NPO法人ユニカセ・ジャパン　理事長

中村八千代

 

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【海外事業】

①（BCS）ビジネスコミュニケーションスキル研修

（UJP学生スタッフ/Sumi） 

 

 

本事業では、第1期 訓練生へのトレーニングを終了し、10月より第2期 訓練生のトレーニングを開始しました。

報・連・相などの基本的なスキルから、カルチャーマップを用いた異文化理解、そして近年フィリピンで主流となっているコールセンター業務や、オンラインでの交流に関するスキルなど、多様な場面を想定した内容を提供しています。

また、訓練生のフィードバックを踏まえ、青少年の自立をより一層支援できる事業へと昇華させることのできるよう、ユニカセ・フィリピンのスタッフと共にミーティングを重ねています。

一人でも多くの青少年がビジネスコミュニケーションスキルやビジネスマナーを学ぶ機会が得られるよう、今後も事業を継続して参ります。

 

②（MMT）経済自立研修

（UJP学生スタッフ/Yuika） 

 

 

現在、経済自立研修事業では、来年から開始するトレーニング準備の最終段階に入っています。学生スタッフの先輩が2年にわたって情報収集された情報を基に、資料やスクリプトの作成を進めております。私もパワーポイントの作成を担当し、フィリピン人の訓練生の方々に学んでいただく機会の提供に貢献し始めました。

また、11月にはユニカセ・フィリピンスタッフとユニカセ・ジャパンの学生スタッフで合同ミーティングを実施しました。トレーニングの提供方法について話し合った結果、これまでのトレーニングで活用しているオンラインに加え、今後はフィリピンで対面式でも開催していくことになりました。

そこで、12月16日にはラグナのビニャン地区という貧困地域で、対面式食育事業と同時開催のプレイベントを開催しました。元々企画していた形から大きく変わりましたが、異文化の方々と仕事をする上で必要な変化対応を学びながら、来年のトレーニング開始に向けて引き続き取り組んで参ります。

 

③SNS食育

（UJP学生スタッフ/Mady）

 

 

”SNS食育”としてユニカセが運営している”Healthy Daily Oishi Cooking”のFacebookアカウントのフォロワーが1,000人に達しました！

本事業は、栄養や健康的な食事などに関する情報を提供し、フィリピンの方々の生活習慣の改善に寄与することを目指しています。

本アカウントでは、ユニカセ創立以来大切にしてきた健康維持、そして虚血性心疾患や糖尿病といった”非感染性疾患（Non-Communicable Diseases：NCDs）予防”につながるフードコンビネーション（病気予防に効果的な食材の組み合わせ）を中心に、毎週、様々な情報を発信しています。

今後もオンライン・対面式食育事業と連携しながら、ユニカセの食育事業の一つとして継続してまいります。Facebook、 #HealthyDailyOishiCooking というアカウントで情報提供しておりますので、ぜひご覧くださいませ。

https://www.facebook.com/Healthy.Daily.Oishi.Cooking

 

④対面式食育

（UPhils Staff/Beth ベス）

 

 

※下記に日本語訳の記載がございます。

Hello, everyone. 

I am Beth, one of the trainers of UNIQUEASE Online Nutritious Training (Shokuiku). 

At first, when I started Online Shokuiku in July, I researched a lot and consulted Ma'am Yachi often. As 6 months went by, I became aware of my role as a trainer and began to realize a lot of things to improve materials by myself. Also, we felt how important that we conduct Face-to-Face training as well to have a strong connection with participants. 

Finally, we successfully provided our very first community event for people in Laguna including Shokuiku in December. Although Ma'am Yachi and UNIQUEASE Japan members observed our event via Zoom, this is the very first time that UNIQUEASE Filipino members are managing our projects by ourselves!!! We were born and grew up in poverty, but now we can prove that we started independent mentally and spiritually and contributed to our society as our empowerment. 

With the help of the UNIQUEASE Japan members, I am very glad to have you as our partner. Also, I am thankful for all the supporters who have been helping our projects through the years, especially The Imai Memorial Charitable Trust for Overseas Cooperation and Kuya Fumiya. It is not only helping people in the community but it also helps me to enhance my confidence and communication skills to reach people in need. We made all of this possible because of your precious trust in us and UNIQUEASE.

At the same time, it also helps me financially because of this job opportunity. We all believe we can survive in such a wonderful way. I would like to show my gratitude to all of you po.

We will do our best to continue supporting others and for ourselves even in the future.

皆様、こんにちは。

私はユニカセ・オンライン食育のトレーナーの一人で、ベスと申します。

7月にオンライン食育を始めた当初は、いろいろ調べたり、マム・ヤチによく相談したりしました。半年が経過し、トレーナーとしての自覚が芽生え、教材を改善するために自ら多くのことに気づけるようになりました。また、参加者の人たちとのつながりを強化するためには、対面式の研修も重要であると感じました。

遂に、ラグナの人々を対象とした、食育を含む初のコミュニティイベントを12月に無事開催することができました。マム・ヤチやユニカセ・ジャパンメンバーたちが、ズームでイベントを見学しました。ユニカセ・フィリピン人メンバーの私たちが、自分たちだけでプロジェクトを運営するのは今回が初めてでした！ 私たちは貧困の中で生まれ育ちましたが、今ではメンタル的にも精神的にも自立し始め、エンパワーメントとして社会に貢献したことを証明できます。

ユニカセ・ジャパンメンバーがパートナーとして協力し参加してくれて、大変嬉しいです。 また、長年にわたり私たちのプロジェクトをご支援くださっているサポーターの皆様、特に公益信託 今井記念海外協力基金様とFumiyaさんに感謝いたします。地域社会の人々を助けるだけでなく、私たち自身が困っている人々に手を差し伸べるために必要な自信とコミュニケーションスキルを高めるのにも役立っています。これらすべてが可能となったのは、私たちとユニカセに対する皆様の貴重な信頼のお陰です。

同時に、この仕事ができることで、私は経済的にも助けられています。私たちは皆、このような素晴らしい方法で生き残ることができると信じ、皆様に心から感謝申し上げます。

これからも私たちは、周りの人たちのため、そして私たち自身のために全力を尽くしていきます。

 

【講演会・イベント】

①アジアカンファレンス2023報告

（UJP学生スタッフ/Saeko）

 

 

11月11日（土）に、第8回 国際協力・ソーシャルビジネス アジアカンファレンス2023を開催いたしました。

今年は、ユニカセ・ジャパンが10周年を迎えたこともあり、ユニカセのこれまでの活動を振り返るだけでなく「評価・分析」することで、これからの社会的活動の参考になるような情報をご提供できたらと考え、〜積み重ねてきた経験値の分析と評価〜というテーマで企画いたしました。会場・アーカイブ配信・関係者を含め、72名様がご参加くださり、会場では、7団体によるブースの展示・販売も実施することができました。当日、会場までお越しいただいた皆様、アーカイブ配信をご覧いただいた皆様に、心より感謝申し上げます。

アジアカンファレンスに参加するために来日したアテ・グレイスとも1年振りに再会を果たすことができ、スピーチや異文化交流会の準備を重ねてくれたユニカセ・フィリピンのメンバーにも感謝しています。

今回、日比のユニカセ・メンバーたちがお届けした情報を少しでもお役立ていただけましたら幸いです。

 

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（ユニカセ・フィリピン＆ユニカセ・ジャパン）

 

2023年も弊団体の活動を支えていただき、誠にありがとうございました。2024年も日比のメンバーたちと力を合わせ、各事業を運営して参ります。引き続き見守っていただけますようお願い申し上げます。

 

2024年、世界が平和を取り戻し、皆様にとりましても素晴らしい1年となりますことを心よりお祈りいたします。どうぞよいお年をお迎えください。

 

ユニカセスタッフ一同

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NPO法人ユニカセ・ジャパン

※ホームページを更新し、パートナー団体紹介コーナーなどを含む新しい情報も追加しました。またSNSも学生スタッフが中心となり、毎週、投稿を行っています。ぜひご覧くださいませ。

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