尾道の介護施設がつくった“やさしさ仕立て” のホテルがオープン!

支援総額

4,644,800

目標金額 1,500,000円

支援者
205人
募集終了日
2022年7月21日

    https://readyfor.jp/projects/watakushihotel?sns_share_token=&utm_source=pj_share_url&utm_medium=social
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note
2022年07月19日 08:30

「尾道のおばあちゃんとわたくしストーリー・ブック」

 

 

「#尾道のおばあちゃんとわたくしホテル」で過ごす一日をより楽しんでもらいたくて、ホテルのリビングには、こんな手作りのストーリー・ブックを置いています。

 

これは、「尾道市内におじいちゃんとおばあちゃんがいる方」に祖父母との思い出を語ってもらい、それを綴ったものです。いろんな方のリアルな思い出から、昔の尾道のふだんの暮らしを見てみたい。そして、個人の思い出のなかにある、かけがえのない宝物(わたくし物語)を集めてみたい。そんな想いから、制作を始めました。

 

制作にあたって、尾道の素敵な仲間たち(尾道のおばあちゃんとわたくしフレンズ)に協力してもらい、数名のチームでストーリーを集めていきました。最初は、友人や知り合いに声をかけ、お一人ずつ丁寧に話を聞き、その思いがこぼれないよう慎重に紡いでいきます。動き出すと、知り合いの知り合い、想いに共感してくれる人、へとつながりが生まれていきます。そして、瀬戸内の島からまちなか、山間部まで、約20篇のストーリーが集まりました。

 

ストーリーを集めて分かったことは、このストーリー・ブックには2つの要素がある、ということです。ひとつは、「おじいちゃんおばあちゃんとわたし(=祖父母と孫)」のストーリー。もうひとつは、「おじいちゃんおばあちゃん自身」のストーリーです。

 

1.「おじいちゃんおばあちゃんとわたくし」のストーリー

 

たとえば夏休み。おばあちゃんの家でスイカを食べた記憶。おじいちゃんのバイクにつかまってしまなみ海道の橋をわたった記憶。小さなころはたくさん、たくさん、甘えてきたのにだんだん逢わなくなったり、そうしているうちに、逢えなくなったり。でも、圧倒的にやさしくしてもらった記憶。それは、いつまでも心の奥底をうるおす、あなただけの宝もの。

自分自身の家族やおじいちゃん、おばあちゃんにはなかなか逢えなかったり、ケンカしたままだったり、星になってしまっていたり。いろいろ、それぞれに、いろいろあるけど。大切なひとを想う。それだけで、あなたの逢いたいひとは 今日ももっとしあわせです。

 

ストーリー・ブックのイントロ(冒頭)は、こんな文章から始まります。

おじいちゃんおばあちゃんと孫との関係は、親子とは違い、ちょっとだけ距離がありますよね。でも、だからこそ、やさしい関係が築けるのかもしれません(もちろん、家庭によって関係はまちまちですが…)。

 

両親が共働きだったので、おばあちゃんがご飯をつくってくれたり、いっしょに寝てくれていたので寂しい思いをしなかった」「おばあちゃんが私のピアノをいつも褒めてくれた。それが励みになり頑張れた」「夏休みに帰省するたびに、都会育ちの僕に“しんちゃんは、やさしいね”とほほ笑んでくれたなど。あなた自身にも思い当たるエピソードがあるかも。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2.「おじいちゃんおばあちゃん自身の」わたくしエピソード

 

そして、もうひとつは、「おじいちゃんおばあちゃん自身」のストーリーです。おじいちゃん、おばあちゃんにも、当然、若かりし時代がありました。

「昔、どんなお仕事をされてきた方ですか?」とヒアリングしてみると、「お好み焼き屋さん」「農家」「着物の仕立て屋さん」「雀荘経営」「デパートのなかの魚屋さん」など、いろんな答えが返ってきました。おしなべて「よく働く人だった!」という声が多かったです。

 

そうそう、制作過程で、取材チームのお母さんやおばあちゃんの古いアルバムを見せていただいたのも印象的でした。モノクロ写真のなかに、きれいに仕立てたワンピースの女性。自転車に乗ろうとする少女(←のちに盲目になったようで、“このころはおばあちゃん自転車に乗れてたんだなあ”、とお孫さんが目に涙をためて話してくれました)。

ストーリー・ブックには、そんな、大正から昭和の時代を生きた、尾道のかわいい女性たち、カッコいい男性たちの暮らしぶりが表れています。ガイドブックには絶対に載っていいない、暮らしのなかにある尾道の風景と、ひとりのひとりの「わたくし物語」の断片をのぞいてみてください。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

このストーリー・ブックに書かれているのは「尾道」のことですが、どのまちにも同じようなストーリーがきっとあります。瀬戸内には瀬戸内の営みがあるように、南国には南国の、雪国には雪国の、都市部には都市部の、おばあちゃんとわたくし、の記憶の物語。ホテルにお泊まりの際には、ぜひ皆さんのストーリーも書き残してくださいね。

 

そうして、いつか、やさしい気持ちが循環していきますように。

 

 

<企画監修・デザイン>

村上美香(コピーライター/株式会社188)

<ストーリー・ブック制作サポート>

尾道のおばあちゃんとわたくしフレンズ(小保悦子、住好延江、多冶しほこ、長尾かおり)

リターン

5,000+システム利用料


リターンはいらん。【梅】ただ応援しちゃる権。

リターンはいらん。【梅】ただ応援しちゃる権。

○感謝のメールをお送りします。
○リターンがいらない人向けのシンプルな応援プランです。

申込数
27
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年9月

10,000+システム利用料


リターンはいらん。【竹】ただ応援しちゃる権。

リターンはいらん。【竹】ただ応援しちゃる権。

○感謝のメールをお送りします。
○リターンがいらない人向けのシンプルな応援プランです。

申込数
22
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年9月

5,000+システム利用料


リターンはいらん。【梅】ただ応援しちゃる権。

リターンはいらん。【梅】ただ応援しちゃる権。

○感謝のメールをお送りします。
○リターンがいらない人向けのシンプルな応援プランです。

申込数
27
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年9月

10,000+システム利用料


リターンはいらん。【竹】ただ応援しちゃる権。

リターンはいらん。【竹】ただ応援しちゃる権。

○感謝のメールをお送りします。
○リターンがいらない人向けのシンプルな応援プランです。

申込数
22
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年9月
1 ~ 1/ 33


最近見たプロジェクト

もっと見る

あなたにおすすめのプロジェクト

注目のプロジェクト

もっと見る

新着のプロジェクト

もっと見る