
支援総額
253,000円
目標金額 200,000円
- 支援者
- 70人
- 募集終了日
- 2022年11月15日
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2022年09月24日 10:54
闘い抜いたこまちの話

2022年7月20日
7匹の子猫のうちの1匹、こまちが亡くなりました。
まずは猫エイズの話から。
アクサダイレクトホームページ内の「いぬと暮らす、ねこと暮らす」より「猫エイズについて知ろう!感染経路や予防接種、発症リスク」記事内の『猫エイズとはどんな病気?』より引用
・・・・・
猫免疫不全ウイルスが原因で起こる症状を「猫エイズ」と呼んでいます。猫免疫不全ウイルスに感染した猫は、猫エイズの菌(ウイルス)を持つ、いわゆるキャリアとなります。この段階では、猫自身の免疫がウイルスの活動を抑え込んでいるため、何の症状も出ていません。やがてウイルスが活動を始めると、「発症」となります。
発症すると免疫機能が低下するため、「日和見感染(ひよりみかんせん)」という、通常では病気の原因にならないような、ちょっとした病原体に反応する状態になります。
その結果、腫瘍や口内炎、貧血、下痢や食欲不振など症状が出て、症状が進行すると最終的にはほぼ100%に近い確率で亡くなります。
・・・・・
本題に入ります。こまちの話です。
こまちは5月12日に動物愛護センターから我が家に来て、離乳まで育てて、 里親募集してくださる保護主さんの元メディカルチェックを済ませ、ご縁をいただいて、トライアルに行きました。
しかしトライアル中に声が出なくなったり、熱が出たりして、里親さんが通院してくださいました。
その病院ではステロイドを使ったために白血球が激減したり、上部気道閉塞があるのに皮下点滴をしたことで肺に陰圧がかかって肺水腫になったりして、起こる事に対処して治療を続けてはいましたが、体調は悪化するばかりで、ついに酸素室が必要な程になってしまいました。
白血球が減ると敗血症になって意識を失ってそのまま目が覚めないことがあります。
肺水腫は、肺の中に水が溜まる病気で、水の中で息を吸っているような状態、生きながら溺れているような状態になります。
お話を聞いた保護主さんが主治医の先生のところへ転院をおすすめして、里親さんは酸素室を車に乗せて何時間もかけてこちらのかかりつけの病院まで連れてきてくださいました。
来た時には気道がほぼ閉塞していて、苦しくてずっと顔を上げたまま口呼吸をしているが、口呼吸でも息を吸えなくて、低酸素状態になって度々気絶するような状態だったといいます。
恐らく苦しすぎて2、3日寝ていない状態で、主治医の先生が初めて見た時は「正直厳しいかもしれない」と思ったそうです。
そのままICUに入院しました。
それから治療を続け、口呼吸をするものの、息を吸える状態になりました。
が、カリシウイルスのせいと思われる口内炎と咽頭炎が出てしまい、口の中が大変なことに。
水ぶくれだらけになってそれが破裂して潰瘍になって…といった状態だったそうです。
痛すぎて口や顔周りをめちゃくちゃに引っ掻いていたとか。
当然ご飯は食べられません。
兄妹が1kgを超える中、こまちは600g。
しばらくうんちを上手く出来なかった影響なのか何なのか、肛門腺が破裂。
そして、メディカルチェックの時に陰性だったウイルス検査の猫エイズ(FIV、猫免疫不全ウイルス)の項目が、再検査で陽性と出ました。
ウイルスチェックは、生後4ヶ月までは母親の抗体を受け継いでいるため、正確に感染しているかどうかの判断は出来ません。
しかし、もしかしたら、今回の体調不良とその芳しくない回復具合は猫エイズの免疫不全が関係しているかもしれないとのことでした。
そして、母親の抗体に関係なく本人が感染しているか確認できる「遺伝子検査」をすることになりました。
里親さんのお家は主治医の病院から遠いところにあり、退院してからまた通院が必要になった時に大変なので、我が家でワンクッション置いて、通院が必要無いくらい元気になるまで療養してから里親さんのお家に帰りましょうということになりました。
2022年5月26日(日)、こまちが退院して我が家に帰ってきました。
退院してひとりぼっちじゃなくなって、みんなと一緒に走り回るかと思いきや、社会化期に一人で居た代償は大きく、誰が近付いてもシャーシャー言って怯えていました。
ご飯は初日はあまり食べず、徐々に食べるようになってきましたが、それでもみんなの半分ほど。
人の膝の上が大好きで、撫でられてゴロゴロ言っていました。
2022年6月30日(木)、遺伝子検査のために病院に連れて行ったら、発熱していました。
念の為再度胸部レントゲンを撮ったら、なんと肺炎でした。
呼吸数が多くなっていたはずなのですが、気付けませんでした。
毎日お注射とインターフェロンが必要だろうとのことで、再入院することになりました。
先生のお話では、猫エイズかもしれないが、それより猫エイズのキャリアなのではなく、既に“発症”しているかもしれない。猫エイズを発症した猫は白血球が激減するが、それよりは多いため、違うと思いたい。
譲渡を考えるとしたら、2kgを超えて安定しないと、難しいのではないか、とのこと。
恐らく2kgを超えて安定するまでは、生き延びられたとしても頻繁な通院が必要になるでしょう、と。
遺伝子検査の結果が出ました。
結果は「陽性」でした。
ウイルス検査で、親の抗体を持っているから引っかかったのではなく、本人が感染しているから陽性と出たということ。
頻繁な通院が必要になるのと、今の主治医の先生に引き続き診てもらいたいので、トライアルは中止することになりました。
多大なご負担をおかけしてしまいましたが、里親さんはこまちのために本当に尽力してくださり、感謝しかありません。早い判断と手厚いケアのお陰で、こまちは生き延びることが出来ました。
インターフェロンのお注射が週3回で大丈夫になったら退院しましょうとのことでしたが、なかなか体調が安定したまま3日目を越えることが出来ず、2日に1回のペースで続けました。
7月18日、こまちの状態が悪化したので急遽面会することになりました。
輸血、インターフェロン、ステロイドのお注射を駆使してなんとか生き延びているが、口内炎がひどく、口が腫れ上がり、口の中は水膨れと潰瘍だらけで、膿とヨダレがダラダラ垂れ続けているまま、口を閉じることが出来ないとのこと。
痛くて口や顔周りをめちゃくちゃに引っ掻く動作も見せていたそうです。
それでもこまちは、人が来ると寄ってきます。
ヨダレが喉の方に流れるので、横になることも出来ません。
顔を傾けて座ったまま過ごしているそうです。
どんなに、どんなに辛いだろう。
私が撫でると、喜んで目を細めました。
先生から、安楽死の提案をされました。
私も安楽死に賛成でした。
7月19日、こまちが昏睡状態になりました。
横になっていて、呼吸も穏やかとのことです。
その日は主治医の先生がお休みで別の先生が診ていたので、次の日に主治医の先生に許可を取ってから家に連れて帰って看取ろうと思ったのですが、次の日までもつかわからないとのことで…
ICUから出したら確実に死ぬのはわかっていたので、今日お迎えに行けば死ぬ、しかしお迎えに行かなくても今日死ぬ可能性が高い…
うーんうーんと悩んで、しばらく悩んで、連れて帰る決断をしました。
お迎えに行ったら、こまちは横たわっていました。
先生が「虫の息と言いますか…」「口周りも汚れているので拭いてあげたかったのですが…」と仰るので「いえいえ、本人が楽なように出来ればもうそれで良いですから」とことわり、お礼を言って、こまちを連れて帰りました。
帰り道、こまちが手足を弱々しく動かすので「すぐ着くからね」「もうちょっと頑張ろうね」「もう着くよ」と声をかけながら帰りました。
家に着いて膝に乗せたら、伏せをしたいと言うので、手足を上手く地面につけるように介助して、伏せをさせました。
意外と落ち着いていて、介助したら顔を上げて辺りを見回していました。
「帰ってきたんだ」と言うように顔を左右にキョロキョロして、安心したようで目を閉じて眠り始めました。
急いでみんなに夜ご飯をあげて、自分も焼きそばをかき込みます。
それから午前4時頃まで穏やかに眠り続け、こまちは小さく3回咳をした後、苦しむこともなく旅立っていきました。
7月20日、主治医の先生に報告の電話をし、お礼を伝えた後、こまちを火葬に連れて行きました。
ご遺体が傷まないように行き帰りタクシーだったのでお花を買えず、こまちだけを連れてお寺さんに着きました。
火葬の手続きを終えて、最後のお別れをしました。
建物を出ようとしたらお花が売っているのを見つけ、お空組の先輩方に挨拶したかったので、お花とお線香を買ってお寺の奥に進みました。
供養塔に行ったら、圧巻の景色が。
目の前いっぱいに広がる、お花の山。
足元から供養塔に向かってたくさんのお花がお供えされていました。
ああ、いつもこうなら、こまちも寂しくないな、と思い、先輩方にこまちをお願いしますと手を合わせました。
パッと見は警戒心が強い子ですが、元々は兄妹たちと走り回っていた、やんちゃで甘えん坊な可愛い子です、どうか隅っこでひとりぼっちにならないように、見守ってあげてください、と。
なぜでしょう、今まで我慢していた涙が、目からボロボロこぼれました。
もうちょっと一緒に居られると思ってたなぁ。
2kg超えるまでうちに居て、一緒におもちゃで遊んで、一緒にお布団でゴロゴロして、美味しいご飯いっぱい食べて、もっと楽しいこといっぱいして、もっともっと大好きって伝えられる…そんな未来を想像していた。
里子に出られるか否かなんてどうでもいいんだよ。
一生お世話することになったっていいんだよ。
通院だって毎日行くよ。点滴だってする。投薬も一緒に頑張る。
なんだっていいんだよ、生きてさえくれれば…
こまちのような保護猫を救うためのクラウドファンディングに挑戦中です。
どうか500円からご支援をいただけないでしょうか。
何卒よろしくお願いいたします。
リターン
500円+システム利用料
感謝のメールと保護猫コラージュ写真500円コース
感謝のメッセージと、過去に保護・譲渡した猫のコラージュ写真をメールにてお送りします。
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- 発送完了予定月
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1,000円+システム利用料
感謝のメールと保護猫コラージュ写真1000円コース
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