【DCCが彼らに何をもたらすのか。】吉田 凌

皆さん、小学校の頃を思い返して見てください。

外に出れば、大きな校庭があり、自分のやりたいことができる環境。当たり前かのようにあったあの環境は、広い視野で世界を見たときに、当たり前ではないと私は思います。

私は昨年、カンボジアにあるサポート先の小学校に行きました。サポート先の小学校は日本の環境とは大きく違い、本気でサッカーをするには、難しい環境でした。それなら、DCCではなく、小学校のグラウンドを綺麗にすればいいのではないか？と疑問に持つ方も多いのではないでしょうか。しかし、日本とは違い、雨季があり、夕方になるとスコールという日本でいうゲリラ豪雨に襲われ、いくらグラウンドを綺麗にしても、たった1時間でまともにサッカーができる環境ではなくなってしまいます。そういった環境が原因となり、本気でサッカーを楽しむことができない子どもたちにDCCを通して、今は不慣れな環境でサッカーをプレイしているけど、いつかまたあのピッチでサッカーをしたい。そんな感情を子どもたちに生み出すことが、私たちWorldFutの目標です。

現状、都会で暮らしている裕福な家庭からしか、サッカー選手になることが難しいのがカンボジアの現状です。いつか、このDCCを経て、大きな夢を抱き、プロのピッチに戻ってくる子どもたちが現れて欲しいと、本気で思っています。

どうか皆さん、私たちWorldFutにご協力をお願いいたします。