山梨大学の挑戦!県内のPM2.5による健康被害をなくすための研究

山梨大学の挑戦!県内のPM2.5による健康被害をなくすための研究

寄付総額

1,130,000

目標金額 1,000,000円

寄付者
30人
募集終了日
2019年1月31日

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2019年06月07日 08:44

PM2.5 に関する研究報告ならびに皆様への御礼

 現段階までの研究におきまして、PM2.5 による眼障害についてつぎ 2 点の検討をいたしました。すなわち、(1) 培養角膜上皮細胞を用いた角膜へのPM2.5の影響の検討、ならびに、(2)PM2.5 による網膜への影響を培養細胞ならびにげっ歯類への点眼での検討です。そのために、(1)については、培養角膜上皮細胞に対して 2 種の PM2.5 を各種濃度で負荷し、細胞生存への影響、障害機序を検討しました。また、(2)については、培養網膜神経節細胞にP M2.5 を各種濃度で添加し、細胞生存率、形態変化を検討するとともに、幼若マウスに M2.5 溶解液を点眼、生食点眼をコントロールとして網膜障害を検討しました。これらの結果、(1)種の PM2.5 溶解液に対して培養角膜上皮細胞は濃度依存的に細胞死を生じました。なお、その機序はオートファジーによるものでした。なお、細胞死には複数のサイトカインが関与しており、とくにGM-CSF (granulocyte macrophage colony-stimulating factor) の関与が顕著でした。また、(2)PM2.5 により培養網膜神経節細胞が影響を受けることが明らかになりました。低濃度の負荷の場合は神経突起の抑制など機能低下を、また、高濃度の場合は細胞死を来しました。さらに、幼若マウスへの点眼により、網膜の発達が抑制されました。とくに障害は網膜神経性津細胞など網膜内層の細胞に顕著に認められました。

 以上の成績のうち上記の(1)について「Effect and underlyning mechanisam of airborne particle matter 2.5 on cultured human corneal epithelial cells.」という題名の論文として Toxicology という雑誌に投稿しており、現在、小幅の修正を求められていますが、近々に採用される見通しです。また、上記の(2)の成績についても別の雑誌に投稿を予定しております。

 ご支援をいただいた皆様方のお陰で、上記のように研究を進めることができました。しかしながら、これまでの研究は、山梨県外(北京ならびにゴビ砂漠)で採取された PM2.5 を用いた研究でした。これまでの研究を、山梨で採取した PM2.5 を用いて行うことを予定しております。現在は、そのために、皆様からのご支援の一部を活用させていただき、山梨大学医学部キャンパスで、連日、PM2.5 を採取しております。本年の後半には、山梨で採取した PM2.5 を用いた研究が展開できるものと考えております。

 その研究が進行した際には、改めて皆様に研究進捗状況をご報告申し上げます。また、そうした一連の研究成果の報告会を来年の春には開催する予定です。この報告会には皆様にご参加いただけるように準備いたしますが、具体的な期日や会場等につきましては、改めてご連絡申し上げます。

 末筆ながら、この度の皆様のご支援に心から感謝申し上げます。

ギフト

5,000


【PM2.5研究応援コース 1】

【PM2.5研究応援コース 1】

・寄附金領収書
(2019年4月末までに送付します。領収書の日付は山梨大学に入金がある2019年3月の日付になります。)

・ご協力者として研究成果の発表の際にご氏名の掲載
このプロジェクトは、まずは、平成31年9月までに、培養細胞を用いた研究によって、PM2.5が細胞にどのような影響を及ぼすのかを明らかにします。その成果を発表する際に、ご協力をいただいた皆様のご氏名を掲載させていただきます。※辞退も可能です

・研究報告会へご招待
(2020年3月ごろ/山梨大学での開催を予定)
お越しいただけない方は、研究報告書をお送りします。

寄付者
12人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年4月

10,000


【PM2.5研究応援コース 2】

【PM2.5研究応援コース 2】

・寄附金領収書
(2019年4月末までに送付します。領収書の日付は山梨大学に入金がある2019年3月の日付になります。)

・ご協力者として研究成果の発表の際にご氏名の掲載
このプロジェクトは、まずは、平成31年9月までに、培養細胞を用いた研究によって、PM2.5が細胞にどのような影響を及ぼすのかを明らかにします。その成果を発表する際に、ご協力をいただいた皆様のご氏名を掲載させていただきます。※辞退も可能です

・研究報告会へご招待
(2020年3月ごろ/山梨大学での開催を予定)
お越しいただけない方は、研究報告書をお送りします。

・研究室の見学(2020年3月ごろ)
 前記の報告会の後に、医学部の研究室を見学していただきます。

寄付者
8人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年4月

50,000


【PM2.5研究応援コース 3】

【PM2.5研究応援コース 3】

・寄附金領収書
(2019年4月末までに送付します。領収書の日付は山梨大学に入金がある2019年3月の日付になります。)

・ご協力者として研究成果の発表の際にご氏名の掲載
このプロジェクトは、まずは、平成31年9月までに、培養細胞を用いた研究によって、PM2.5が細胞にどのような影響を及ぼすのかを明らかにします。その成果を発表する際に、ご協力をいただいた皆様のご氏名を掲載させていただきます。※辞退も可能です

・研究報告会へご招待
(2020年3月ごろ/山梨大学での開催を予定)
お越しいただけない方は、研究報告書をお送りします。

・研究室の見学(2020年3月ごろ)
 前記の報告会の後に、医学部の研究室を見学していただきます。

・研究者との懇談会(2020年3月ごろ)
 前記の報告会と研究室の見学の後に、本研究の研究に携わった研究者をの懇談会にご参加いただきます。その際に、研究についてのいろいろなことをお聞きになることができます。

寄付者
11人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年4月

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