プロジェクト概要

10年前、私の父は、心のバランスを崩しました。

 

病院に行けば、統合失調症と診断されていたかも知れません。

 

稀な例かも知れませんが、父は、一度も病院に通わず、

薬も飲まずに、いま精神を安定させています。

 

今回、私は、家族と父の体験を絵本にした

『めにみえぬものたち』という、物語を、出版しようと考えています。

 

10年かかりましたが、やっとあの時に抱いた、
何かを言葉にできたと感じています。

 

今回、皆さんに、ご支援を頂きたいのは、

完成した絵本を、多くの人たちに無料で配布するためのプロジェクトです。

 

どうぞ皆さん、ご支援を、よろしくお願いします。

 

 

 

※後述でも言及いたしますが、父は病院で医師の診断・治療を受けている訳ではありません。​​本ページ内で「統合失調症」と言及しているものに関して、父の言動・挙動などから、私たちの家族が、そう推察・判断し、父本人も自覚しているものです。医学的根拠に基づくものではない、ということについて、十分ご理解を賜れますと幸いです。

 

 


こんにちは、村上大樹です。

私は、本を書くことを仕事の一つとしています。瀬戸内の海に浮かぶ、因島という、島で暮らしながら、言葉と、絵を中心に創作活動をしています。

 

そして、チイサイカイシャプレスという、リトルプレス(小さな出版社)を営んでいます。ここから、自身の作品も、出版しています。

 

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▲チイサイカイシャプレスの村上大樹です。

 

 

 

私の父は、とにかく忙しく働いている人でした。子どもの頃も、私たちが深い眠りへついた頃に帰ってきて、起きる前には、仕事へ行っているような人でした。父はいつも、取り憑かれたように働いていました。

 

お金を稼いで、ある意味では、家庭の生活を守ってくれていました。しかし、家族を守るためというよりかは、必死で会社を守っているように、私には見えていました。

 

私は、〝仕事ばかりで家庭を大事にしない人〟に対して、子どもながら疑問を持つようになっていました。自分はそうなりたくない。父の生き方への反発から、そう考えるようになったのでしょう。

 

 

父の定年が近づきます。そして、私たち兄弟をよく食事に誘うようになりました。

 

老後の生き方を考えるようになったのかも知れません。就職もしないで好きなことばかりしている息子たちを老後の参考に観察しているのかと、思っていました。しかし、私の中で、父の〝変な人〟という印象は変わりませんでした。

 

その後、定年退職後に、私の父は、心のバランスを崩しました。

それは、今から10年前のことです。

 

 

 

絵本「めにみえぬものたち」は、統合失調症の父と、家族の物語です。10年前の記憶をもとに、父の異変を綴っています。父は、あの時のことを全く憶えていません。父の近くで、ずっと寄りそっていた母と、私が、父にふれて体験した想いを、書き連ねています。

 

 


この出来事のことを何度も書こうと試みました。いつも上手く言葉にできませんでした。しかし、ふと、あの時の、あの瞬間が、鮮明に蘇ることがあります。父には何が見えていたのでしょう?

 

父が見ていた電波とは、単に電磁波のことではない気がしています。そしてやっと、10年かかりましたが、あの時に感じた、不思議な感覚と、父に見えていた "何か" を言葉にできました。そして、母が、父と生きていくために実践していることも書いています。

 

 

 

東京に住んでいた私のもとに、因島に住む父から電話がかかってきます。
そして大きく怒鳴るような声でこう言います。

 

「やつらが嫌がらせで電波を送ってくるんじゃ。

 電波を、よけるカーテンを買っくれ!!」

 

受話器のスピーカーは怒号で歪んでいました。

 

「あいつらが電波で攻撃してくる!!

 何とかしてくれ!!」

 

どうやら父には電波の粒子が見えているらしいのです。

 

私は「ちょっと待っていて」と言って一旦電話を切りました。受話器を置いて、しばらく、呆然としていていました。90年代のサブカルチャーを震撼させた "電波" というキーワードが父の口からででくるなんて。大慌てで荷物を詰めて、広島行きの新幹線に飛び乗りました。

 

※つづきは、下の画像を、スクロールするとぺージが順番に表示されて、読むことができます。Web連載『めにみえぬものたち』から「父という狂気」の章の最終回です。

 

 

 

私は、10年前の父の姿を、思い出したくなかったのか、文字を書いていて、こんなに辛く、苦しい思いをしたのは初めてです。
 

しかし、伝えたいことを書けたという実感があります。

そして、WEBでの連載時に、たくさんの反響を頂きました。
 

今まさに、同じような体験をしている家族の方や、統合失調症や、躁鬱と診断された人たちも多くの共感の言葉を頂きました。
 

そして、自分の心の在り方や、感性に、迷いや、不安を抱える人たちからも。これは、誰しもの、そばにある物語なんだなと実感しています。

 

苦しかったですが書いて、本当に良かったです。
 何より父の精神ことを、病気ではなく〝個性〟であると、もっと強く感じられるようになりました。

 

自分の体の中にある素直な "心" で感じること。
それは、隣にいる人の揺れる気持ちの中に〝詩〟を発見することかも知れません。
 
すべての人たちが、まあるい気持ちで、生きられますように。

 

そんな願いが、この『めにみえぬものたち』に込められています。
この物語を、何としても本という形して、必要な人の手と、心に届けたいです。

 

▲こちらのリンクをクリックすると連載の目次が表示されます。
そこから連載の各話を読むことができます。

 

 

 

私は、Webで発信しているこの物語を、まずは出版したいです。そして、この本を気軽にふれてもらうために、〝0円で〟読んで欲しいと考えています。そこで、クラウドファンディングで、サポートを募り、出版費用と初版の売り上げ額を集めたいと考えています。

 

本に綴られた言葉は、商品として、消費されるものではなく、人間の精神が自由になるために存在すると感じています。これは、無料で本を読んでもらって、出版を仕事としても成立させるという、自分にとって経済の意味を新たに問い直すような運動にしたいとと考えています。

 

今回の仕組みを、説明します。皆さんからのご支援によって、絵本『めにみえぬものたち』が、「支援者さんご自身」と「あなたの大切な誰か」に届けられる、という仕組みです。

※もしくは、周囲への進呈のご予定がない場合でも、その場合には私が選んだ寄贈先へ謹呈させていただきます。

 

本に綴られた言葉は、商品ではなく、心を自由にするために存在すると考えています。そんな風に、感じる人たちと、このゼロという原点に立ち返ってみたいと考えています。

 

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挿絵が、たくさんある絵本のように読みやすい本なので、子どもたちにも、触れて読んで欲しいと考えています。因島や、尾道市の近隣にある小学校の図書室や、幼稚園などにも寄贈したいです。ご要望がありましたら、全国の小学校や、児童施設に、寄贈します。ぜひ応援コメントに添えて、ご希望の寄贈先をご連絡ください。

 

心療内科や、精神科のような医療機関への寄贈をしたいです。そして、全国にある統合失調症の家族を支える集まりや、家族会などの法人団体への寄贈も考えています。
 

この社会に不安や、生きづらさを、感じているすべての人へ、​この本が必要な全ての人に届けたいです。

 

ファンディングの成功後には、集まったご支援の範囲内で、通販サイトから、送料も含めて0円で、すべての人に届けたいと考えています。

 

 

▲こちらのリンクをクリックすると文章が表示されます。

 

 

 


◯書籍「めにみえぬものたち」をサイン入りをプレゼントします。こちらの本を、友だちや、知人に、贈りたい方には、ご支援の金額にあわせての上限冊数がありますので、ご希望の冊数をご支援の際に、ご記入ください。

◯巻末にサポーターさんのお名前をクレジットさせて頂きます。ご希望の方はご支援時に、記載を希望する【ご芳名】もしくは【希望なし】とご記入ください。

※クレジットは進呈用も含めたすべての本に印字して記載されます。

◯オリジナルの手描きトートバックをプレゼントします。村上大樹がトートバッグへ絵を描きます。絵本などを入れて持ち運べるサイズのトートバッグです。図書館や、本屋さんへのお供に最適です。

 

◯あなたの名前が「めにみえぬものたち」の登場人物になります。お好きな登場人物を1人お選びください。WEB連載のリンク先が上記にあります。父の章以外にも、登場人物がでてきますので、自由にお選びください。名前は先着順で付けて頂きます。ご了承ください。

 

◯「めにみえぬものたち」挿絵の原画をプレゼントします。いずれも一点ものですので、こちらがお選びさせて頂きいた絵をお届けします。ご支援額が30,000円の方へは、廃材を再生させて作ったオリジナル額を付けて絵をプレゼントします。

 

 

◯「めにみえぬものたち」の物語に、あなたが少しだけ登場します。"不思議なもの""見える"方に限ります。目標金額達成後、支援終了後にメールにて書いて欲しいエピソードを教えてください。

※ただし作家の空想によって、エピソードが、広がることがあります。

※ご支援者さまの、ご家族、友人、お知り合いでも大丈夫です。

※ご本人の許可を必ず取ってください。

◯世界に10部しか存在しない超限定ZINE「めにみえぬものたち番外編」をプレゼントします。書籍から、こぼれ落ちた珍エピソードを纏めたZINEをプレゼントします。この話は、本や、ネットでも今後公開しませんので、ご支援をされた10名だけが読める超限定のZINEです。

◯あなたの物語を書きます。ご支援者さんを取材して原稿用紙5枚、2000文字程度の文章を書きます。ご支援者さんを1日5時間程度の取材をさせて頂きます。

※ご支援者さんの、ご家族、ご友人、お知り合いの文章でも大丈夫です。取材した方の人柄がでるような文章を書けたらいいと感じています。

※企業のPRなどはご遠慮ください。

※完成した文章は、PDFファイルでメールに添付して送信させて頂きます。
※遠方からの取材の場合は、メールでのやり取りでの取材となります。遠方の方で対面取材が必要な場合は、別途で往復の交通費等をお支払い頂きます。

◯わたしの1週間はあなたのもの。何かでっかいことやろう。
1週間の期間内でしたら、何でもやります。壁画、巨大アート、文筆、イベント、リノベーション、肉体労働(あまり訳に立ちません)、一緒に遊ぶ、などなど、何でも、ご要望ください。一緒に楽しい時間を作りましょう。
※私自身の道徳観に反することはできません。準備期間や、かかりそうなものも、ご遠慮ください。遠方の場合は、別途で交通費と宿泊費をお支払い頂きます。制作費がかかる場合もお支払い頂きます。

 


 

出版費用

 

 

•製本印刷1,000部(本文/モノクロ B6サイズ 200P 表紙カバー/カラー)    400,000
•装丁デザイン    
100,000
•編集校正    
100,000
•発送    
100,000
•無料配布するために必要な費用  
 1,400,000
•クラウドファンディング手数料・税 その他    約
500,000円(到達金額260万円時)

 

必要金額合計=2,600,000


「めにみえぬものたち」を出版するために、かかる費用が70万円です。慎ましく商いをしている、私が、この費用で、本を無償にして配布するなんて、とても無理です。。もうこれは、皆さんにお願いするしかありません!

 

1,000冊を印刷すると、1冊につき700円の費用がかかります。商品として販売することを考えた場合ですと、定価2,100円になります。この定価での1,000部の売り上げが210万円です。もしこの金額をクラウドファンディングで支援していただけたら、0円で本を届けて、作家と、小さな出版社が、仕事としても、完全に成立することができます。


しかし、なかなか集めるには、難しい金額だと感じています。高く難関な壁を越えるつもりで、このプロジェクトに挑戦したいと、考えています。

 

皆さんからの応援で、出資が、多く集まる場合もあるかも知れません。その場合は、部数を増やしたり、製本の仕様を少しずつ豪華にしたいと考えています。


たとえば、200ページあるこの本をオールカラーで、1,000部印刷すると、製本代だけで130万円かかります。すべでの出版費用ですと160万円。。。

 

定価4,800円の本になってしまいます。しかし、それも皆さんの応援の力で、0円の本にできるかも知れません!この楽しい革命にご協力ください!!

 


 

今後のスケジュール

 

 

2018年6月 文章の推敲、最終調整
2018年7月 校正、装丁のデザイン作業
2018年8月 印刷
2018年9月 本の発送 出版記念パーティー

 

『めにみえぬものたち』の出版記念パーティは因島にオープンするブックカフェ・チイサイカイシャプレスで行う予定です。


この日は「めにみえぬものたち」の1日超限定の挿絵原画展を行う予定です。因島産の野菜や、柑橘を使ったスパイスカレーを用意してお待ちしています。

 

 


 

絵本『めにみえぬものたち』

 

 

刊行:2018年9月(予定)
定価:0円(税込み)
判型:B6(予定)
頁数:200ページ(予定)
部数:1000部(予定)
著者:村上大樹
発行:チイサイカイシャプレス

 

※想定より多くのご支援が集まった場合、または諸事情によりスケジュールは変更する可能性がございます。本の仕様も、ご支援の金額で、変更する場合があります。ご了承ください。

 

※今回のクラウドファンディングにおいては、配布目的ですので、書店での取り扱いは、考えていません。しかし、読者の方へ「配布」として本を置いてくれる書店がある場合には、別途調整いたします。

 

 

【最後に】本プロジェクトへのご支援者様へ

「めにみえぬものたち」は、目に見えない不確かなものを、ただ闇雲に信じようという物語ではありません。これは人間の体験や、実感を、もう一度、信じる物語です。統合失調症や、無邪気な子どもたち、不思議なものが見えている人にとっては紛れもない事実であり、体験なのです。それは豊かな感性が与えてくれた事実だと感じています。

 

社会は、人間の感性を、病気という窮屈な概念に、押し込めようとしているのかも知れません。しかし、個人の体験は  "固定観念" や "思い込み" も、豊かさへと変化させてくれると感じています。それは、窮屈で、不自由な社会を、打ち砕く力になります。そして、ひとつの人間の体が持つ "感性" には底知れぬ深さや、希望があると信じています。この本が、手にして読んでくれた人たちの感性に響く、大切なものになってくれたら幸いです。

 
 

プロジェクト発起人

チイサイカイシャプレス 村上大樹

 

 


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