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【捨てられる生命に意味を】生命と向き合うジビエ解体所を作りたい!

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支援総額

245,000

目標金額 2,000,000円

支援者
13人
募集終了日
2022年5月31日

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プロジェクト本文

※プロジェクトページには一部、動物の死体や血を含む画像等センシティブな内容が含まれています。

はじめに

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-ごあいさつ-

-----------------------------------------------

 

初めまして。この度は数多くあるプロジェクトの中から私たちのメッセージに興味を持っていただいて本当にありがとうございます。

 

 私は【美】【医】【食】【住】をテーマに日本人の身体に合ったライフスタイル(=やまとstyle)を研究、実践、提案する会社

 

㈱やまとstyle研究所に所属する【食】ジビエ事業担当の「本銅 力基」と申します。

 

 

やまとstyle研究所公式ホームページ

 

美容師を軸に「真の美容とは健康な身体があって初めて成り立つもの」とゆう理念を掲げ現在、岡山県美作市で「狩猟」「農業」「古民家再生」などの自然に関わる事を仕事にし、日本人の身体に合ったライフスタイルを提案する活動をしています。

 

今回のプロジェクトはその中の「ジビエ事業部」の活動なのですが、きっかけは

 

「私がイノシシに助けられた話からはじまります。」

 

私は「美容師」であり「猟師」であり「化学物質過敏症」です。

 

化学物質過敏症とは

化学物質過敏症の症状

⇧2年前に発症して以来、特定の化学物質に触れると全身の肌が剥がれ落ちるような症状が出ます

 

化学物質過敏症とは特定の化学物質にアレルギー反応が出る病で、現在全国には「550万人を超える人」が症状に悩まされていると言われています。

 

(出典引用/日本の「香害被害者」は推定約1000万人、“先進国”米国を追う)

https://diamond.jp/articles/-/180123

 

2年前私はこの病気を発症して以来、ベッドの上で半年ほど寝たきりの生活を送るようになりました。

 

そして、「お肉」が食べれなくなりました。

 

一見、何も使われていないような肉でも、家畜を育てる際に使う「化学飼料」「ホルモン剤」商品にする際の「着色料」「防腐剤」が使われているため体に合わないのです。

 

生活の楽しみでもある「食」を彩る素材の一つが失われる事、以前まで当たり前に出来ていたことができなくなるのはとてもつらい事です。

 

しかし、そんな時、近所に住む猟師さんが私の元へ「イノシシの肉」を持ってきてくれました。

 

隆二さん

 

「不安」「好奇心」の中、少しだけ食べてみることに。

 

この時、食べた「イノシシの生姜焼き」の味は今でも忘れられません。

 

「涙が出そうなほどおいしかった」

 

生姜焼き

 

そして、野生のものであるイノシシの肉には私の病気の症状は一切出てこなかったのです。

 

あの日、私は「イノシシに助けられた」と本気で思っています。

 

この日を境に私は「猟師」として生きていくことを決めました。

 

 

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-お金の為に奪われる生命がある。-

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ケモノ達と向き合う生活は楽しい。でも難しい。

新米猟師の私には月一頭取るのがやっとです。

 

師匠である地元の猟師さんに指導してもらいながら、狩猟生活をしていく中で

「ある問題点」が見えてきます。

 

師匠と狩猟

 

それが、今回のプロジェクトのメインテーマ。

 

「美作で捕獲されるイノシシやシカのほとんどは使われることなく廃棄処分か山に捨てられる」とゆう問題です。

 

穴だらけのシカ

⇧肉を使う事を目的としていない為、銃弾で穴だらけになり廃棄処分されてしまう。

 

ご存じの方もおられるかもしれませんが、シカやイノシシと呼ばれる「害獣」は市役所に

「耳・尻尾・前歯」を持っていけば「国・県・市から合計で1頭当たり2万円弱の助成金」が出ます。

 

有害鳥獣奨励金

(引用/

http://www.city.mimasaka.lg.jp/static/reiki/reiki_honbun/r140RG00001266.html

 

単純計算で1月に10頭取れば「20万円弱」ですから、いい小遣い稼ぎになってしまっているとゆう事です。

 

「お金稼ぎ」とゆう思考が頭にあれば「必要な部分以外はいらない」わけですから、大部分は他のケモノが処分してくれるとゆう理由で最悪、山にそのまま置き去りにされてしまいます。

 

「猟師」と聞くと当たり前のように取った獲物は食べるとほとんどの方が思われるでしょうが、実際はそうではなく、食べないどころか「肉をさばけない猟師さんの方が多い」のです。

 

批判をするつもりではないです。

その人にも生活があるわけですから仕方のない事なのかもしれません。

 

ただ、お金の為に、

 

食べられることなく。

供養されることもなく。

生命だけ奪われて。

 

あとは放置とゆうのはあまりにも悲しいような事に思えてならないのです。

 

出来るのであれば「捨てられてしまう生命に意味と価値を作りたい」以上がプロジェクトをはじめるきっかけとなったお話です。

 

そしてこれが、「イノシシに助けられた私に出来るせめてものこと」だと考えています。

 

この記事を読んでいる皆様のご助力をよろしくお願いいたします。

 

 

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-プロジェクト概要-

-----------------------------------------------------------

 

ここからは「生命に向き合うジビエ解体所建設」の具体的なスケジュールやプロジェクトが成功し資金を皆様からご助力いただけた時の使い道についてお話させていただきます。

 

「生命と向き合うジビエ解体所」の建設は私たちが実際に古民家再生事業でフルリフォームした家の敷地内にある「農機具用倉庫」を全て自分たちの手でDIYして作っていきます。

 

古民家再生した家の敷地内にある今は使われていない倉庫。以前はトラクターを収納していたらしい。

⇧元々トラクター等の農業機械を収納していた倉庫をリフォームしてジビエ解体所にします!

 

⇩解体・販売所だけではなくワークスペースやカフェスペースを用意して自然の遊びや体験を通じて学びの場になるような場所にしたいと思います。

解体所予想図

 

このプロジェクトで200万円の資金が調達できると現実的に解体所を建設を開始することができます。

 

  【内訳】

  • 設備建設費(木材・石膏ボード等の建材)
  • 設備備品(冷凍庫・スライス機・パック機等)
  • 電気水道下水工事費
  • ready for手数料22万(12%+消費税)
  • ※手数料を引くと約180万円弱の資金

 

最小限の見積もりですので足りない部分が出てくるかもしれませんが、他事業の売り上げから補填していこうと考えています。

 

解体所の裏には自然豊かな山があるのでここも施設の一部として利用できればと思っています。

 

 

解体所の裏を整備中

⇧現在は山の裏手にある竹林を整備中。去年はお客さんと一緒にタケノコ狩りをしました。

 

解体施設を通して、大人も子供も自然に触れて、遊べて、学べる。

そんな、場所を作れればと思います。

 

実際に施工していくのは株式会社やまとstyle研究所のメンバーです。

 

 

やまとstyle研究所のメンバーです

⇧何をするのも一緒のやまとstyle研究所のメンバーです。写真に乗ってはいませんが元看護師さんや料理人も増えてますますいろんなことができそうです!!

 

 

暑い日も寒い日も休まずせっせと古民家の再生や経営する美容室のシャンプールームを基礎工事から作り上げた実績がありますから、今回のジビエ解体所も難なく乗り越えられるはずです!!

 

 

美容室のシャンプールームの増築

⇧美容室のシャンプー台ルームの増築を自分たちでセルフビルドしました!

 

⇩現在来られるお客様が開放的なシャンプー台で喜んでいます^^

 

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-生命と向き合うジビエ解体所とは?-

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肉を売り買いする普通のジビエ解体所ではなく、目的は「生命と向き合い、考える場を作る」生命と向き合うジビエ解体所です。

 

そのため、生命と向き合うジビエ解体所は「3本の理念」を主軸として、田舎ならではの問題を「根本から解決していく活動」していきます。

 

生命と向き合うジビエ解体所3つの理念

 

①守る・山の再生。

(野生動物の住処やえさ場を森林間伐することで再生していく)

 

【結果】山からケモノが下りてくることが少なくなることが予想される。

森から出ることが少なくなればそれに比例して獣害も減ることが予想される。

 

②繋がる・地元猟師さんとの対話協調。

(無駄に捨てられてしまうシカやイノシシの受け入れ等をすることで捨てられるのを防ぐ)

 

【結果】思考を共有し無駄に捨てられるケモノが減る。

 

③伝える・解体現場の体験、体感

(ジビエに対して興味を持ってもらう場を作る、自分もやってみたいとゆう人を増やす)

 

【結果】ジビエに対する考え方を啓発。同じ思考の解体所を増やす。

 

ひとつずつ説明していきます。

 

 

「昔はこの辺りにはシカやイノシシは出てこなかったんだけどねぇ・・・」

もしかしたらあなたがお住まいの地域や地元でも同じような会話を聞いたことがあるかもしれません。

 

実際に私の地元でも幼少期の頃に見たことも聞いたこともなかった獣たちが車にひかれたり、捕獲されたりとゆう場面を目にします。

 

畑に出没するしか

 

「山に餌が少なくなったから」当然のことながら餌が無くなれば山から獣たちが下りてきて作物を荒らしてしまうとゆう事は実際にある話です。

 

とはいっても、山へ猟に出かけるとき、地面にドングリや木の実と言った動物たちの餌は山ほどあるように見えます。

 

(ドングリの写真)

 

「事実、山に餌はあるのです。」

 

でも、逆に「餌が全くない山」もたくさん見かけます。

 

それは体感的に「植林地帯」に多く見られます。

 

荒れた山

 

50年。

 

私たちのおじいちゃんの世代の人たちが自分の子や孫のためにとせっせと植えたスギやヒノキは今成長し続けとても大きな木になっています。

 

しかしその想いとは裏腹に、「森の整備をする後継者がおらず放置されたままになっている植林地帯」はは日本各地に山ほどあります。

 

こういった植林地は木と木の間隔が狭すぎて「日の光が当たりません」そのせいで地面に他の広葉樹や他よ植物が育たず、森は殺風景なものに変わってしまいます。

 

ケモノたちのエサのない森は日本の森林の48%。広さにして東京ドーム2217個になります。

 

(引用/出典/動物から見た人工林の生物多様性 - J-Stage)

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jfsc/122/0/122_0_308/_pdf

 

 

人工林データ

 

 

食べる物が無くなれば食べ物のある人間の住む場所まで出没するようになる、とすると。

 

人間の生活圏にシカやイノシシが出るようになったのには私たち人間に責任があるように思えてなりません。

 

「畑を荒らすから捕獲するとゆう対処」だけではなく、「野生動物の住処を守るとゆう根本の解決策」が必要なのではないでしょうか。

 

「命と向き合うジビエ解体所」では、解体、販売だけでなく「山の再生」とゆう大きな目的を持つことで、獣害の被害を根本的に解決していく道を考えます。

 

具体策として昔ながらの「切らない間伐」を利用し山の整理整頓をしつつ野生動物の住処をもう一度作りたいと思います。

 

参考資料/引用/https://watashinomori.jp/gotoact/job_vlt_04.html

 

 

 

全国でも猟師さんの高齢化は問題になりつつあります。

 

日本全体の猟師さんの平均年齢は68.4歳。ほとんどが定年を迎えられた方々ばかりです。

 

(引用/出典/平成 29 年 2 月 関東管区行政評価局)

https://www.soumu.go.jp/main_content/000463971.pdf

 

単純に考えて体力的な面においても1頭40キロから大きい時で100キロ超の動物を山から降ろすのは簡単な事ではなく、山へ埋葬する、焼却するのは仕方のないことかもしれませんが、マナーの悪い場合「そのまま山に放置」する方も多く、これが問題になっています。

 

イノシシつり上げ

 

そこに加えて最近では地元の大きな解体所がシカ、イノシシの受け入れを制限することになってしまい、余計に山に捨ててしまうといった事態に拍車がかかることが予想されます。

 

地元の猟師さんの新しい受け入れ先として「生命と向き合うジビエ解体所」の認知が高まり、個体の受け入れをすることで放置される動物たちは減るのではないかと考えています。

 

 

 

「生命と向き合うジビエ解体所」を運営していく中で大きな問題となると予想されるのが「個体のキャパオーバー」です。

 

仮にどれだけ大きい解体所を作ったとしても、全てのシカやイノシシを受け入れることは出来ないでしょう。

 

現実的に1つの小さな解体所で出来る事には限界があります。

 

「生命と向き合うジビエ解体所」同じ思考の解体所を全国的に増やしていくことを長期的な目標に置いています。

 

実際に解体所へ足を運び見学、体験等を開催し啓発活動をすることでジビエに対する考え方、命に対する考え方を再確認していただき、同じ思考を共有する仲間を増やしていく考えです。

 

又・それは「消費者」も同じです。

 

BBQでイノシシ

⇧50人ほどが集まって講演会&BBQをした時にイノシシとシカの肉を出しました。子どもたちも美味しいと評判です。

 

「トリニクって何の肉?」とゆうテレビ番組がありますね?いまの子どもたちの中には「スーパーのお肉が元は何なのかを知らない」そんなケースもあります。

 

「生命と向き合う」とゆう観点から言えば実際にそういった場面を見学、体験することで、大きな社会問題の解決策になるのではないかと考えています。

 

以上が「生命と向き合うジビエ解体所の3つの理念」です。この場所がただ、自分たちがやりたいだけではなく、この場所を通して大人、子どもたちの学びの場としての役割や日本全体の問題が解決される糸口としてのモデルになることを望んでいます。

 

それをこの「美作」とゆう町から始めていきたいのです。

 

 

 

-最後にお伝えしたい想い-

 

私はとても自分勝手な事をしようとしているのかもしれません。

 

「生命と向き合う」

「イノシシに助けられた」

「捨てられる生命に意味を」

 

どれだけ、きれいごとを並べても、実際私がやっていることは「生命を奪って食べる」事です。

 

私がもしシカやイノシシの立場だとしたら

 

「食べられたくありません。」

 

彼らの生命を奪う瞬間はいつも何とも言えない気持ちになります。

 

はっきり言って「生命を奪う事は野蛮」だと思わない日はありません。

 

でも、それでも。

 

「人間は何かの生命を奪って生きていかなくてはならない。」

 

魚も。野菜も。米も。鳥も。牛も。豚も。虫も。

 

「生命」

 

「生命を奪う」事が前提ならば「生命を正しく扱う」事がせめてもの感謝の証だと。

 

未熟な私が考えられる最大限の解決策がこの「生命と向き合うジビエ解体所プロジェクト」です。

 

「奪う」から「頂く」へ。

 

このプロジェクトが成功し、全国各地の「捨てられていく命」とゆう問題に光が当たる事を願っています。

 

そしてこの記事を読んでいただいた皆様。

 

少しでも目を通していただいた方々。

 

「あなたの助けが必要です。」

 

何物でもない私たちが、何か事を成すためには「1人じゃ何もできません」

 

一緒に考えてくれるから。

 

一緒に作ってくれるから。

 

一緒に目指してくれるから。

 

出来ない事も出来るのだと信じています。

 

最後までありがとうございました。

 

※<募集方式についてご注意>※本プロジェクトは【All-or-Nothing方式】で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。

 

 

 

 

プロジェクト実行責任者:
本銅力基(株式会社やまとstyle研究所)
プロジェクト実施完了日:
2023年3月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

(株)やまとstyle研究所、ジビエ事業部がすべて自分たちでDIYをして「生命と向き合うジビエ解体所」を作り上げていきます。資金の使用用途は設備建設費(木材・壁材。コンクリート・水道管)30万。設備備品(冷凍庫・スライス機・真空パック機)100万。電気水道下水引き込み費用50万readey for手数料22万円です。 最小の見積もりですので足りない部分が出てくるかもしれませんが他事業の資金から補填していく予定です。

リスク&チャレンジ

プロジェクトを実施する上で必要になる資格や許認可について
プロジェクトを開始するのに必要な許可は食肉販売許可なのですが、これはジビエ解体所が建設完了してから保健所に審査していただかなければ許可をもらえません。 今回のプロジェクトは全部自分たちでDIYしていく為少し長く見て来年度3月末日の建設終了予定、そこから検査が入るので4月中には解体所を稼働させることができると思います。
プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額と目標金額の差額は他事業や助成金で補填できればと考えています。また、予期せぬ費用も発生する可能性もございますが規模を縮小などその都度臨機応変に対応してまいります。皆様からご助力頂く金額は全額ジビエ解体所制作に向けての資金とさせていただきますので返金等の対応は申し訳ありませんが致しかねます。よろしくお願いいたします。

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