ヒヤーム・サルマーン氏へのインタビューその2

こんにちは。

YDY 代表の安田有希です。

 

ヒヤーム・サルマーン氏へのインタビューの続編

今回は、ヒヤーム氏が取り組む、地元ラタキアの子どもたちへの美術教育

アルスム・フルミー協会についてお話しいただいた部分をご紹介します！

また、シリアの学校での子どもたちへの

美術教育についても質問しました。

 

アルスム・フルミー協会で絵を描く子ども達。

 

 

【アルスム・フルミー協会の役割は何でしょうか？】

アルスム・フルミー芸術協会は文化・造形芸術プロジェクトです

その最大の目的は造形美術ー絵画や彫刻、コラージュや手芸ーの才能の保護であり、 特に4歳から18歳の世代に着目しています

子どもたちの芸術的才能を育て、支援することで彼らに手を差し出します

それらは展覧会や毎年のアートフェスティバルの開催、

 世界的・全国的コンテストへの参加を通じて行っています

 

 (戦争の影響はありますか？)

 もちろん、戦争から10年、大きく影響しています

シリアの子どもたちに禍根を残したことは疑いがありません

協会は、10年前の戦争勃発と同時に創設された後、活動を停止しました

子どもたちと一緒になって、地域住民に子どもの参加を呼びかけ、

アルスム・フルミー協会は、子どもたちの心落ち着く場所となりました

 戦争は多大なる精神的影響を残しました

 私たちは精神的サポート、芸術的活動を試み、

子どもたちが持つ戦争の悪影響のさらに後の影響に着目しました

 私たちは[活動を]続け、この10年間、決して手を止めません

アートを通じて、困難な状況を治療することができました

 

 

【シリアの子どもたちは学校で描く機会がある？】

もちろん、学校には絵画の授業がありますが、以下の弱点が残っています

 第一に学校では、国が課した大多数の人数で授業する必要があり、

 第二に子どもたちは、退学して家事を担うことを余儀なくされるため

第三に正しい方法のアート実践が段々難しくなっていると感じる人もいます

 アルスム・フルミー協会は子どもたちが芸術的才能を開花させるのに

 心落ち着く適切な場所を保証しています

 それは大人数ではなく、少人数を受け入れているからです

 加えて、協会プロジェクトの参加者や美術専攻の学生が協力してくれます

そのため、アルスム・フルミー協会ではより多くの絵画が描かれ、

アート振興のより重要な意味を担っているのです

 

インタビューはここまで。

FACEBOOKのアルスム・フルミー協会も合わせてご紹介します！

子どもたちの描く絵に力強さと自由を感じます。

是非、ページをご覧くださいね！

 

(1) جمعية ارسم حلمي الفنية | Facebook

 

読んでいただき、ありがとうございました！