夢ノートには大きな可能性がある！　溝本さん

夢ノートプロジェクトメンバーのお一人、溝本直人さん（ライフプランラボ）に夢ノートの魅力と、活用法のヒントをお話しいただきました。

 

 

昨年から、障がいのある人やひきこもり経験のある人のライフプラン講演の依頼が続いています。その後のご縁もあって、生きづらさを抱える当事者さんやご家族の人のご相談が増えてきました。ファイナンシャル・プランナーは経済面から課題を解決するアプローチをするわけですが、基本は、お金のことだけではなく、ライフプラン＝「人生の夢や希望」の実現を目標としています。またそれは、どのようなご相談であっても同じです。

 

 

最初に、「夢ノート」プロジェクトのお話しを聞いたとき、すぐに「夢ノート」が持っている大きな可能性を感じました。まさに今、お越しいただいている、さまざまな生きづらさを抱えるご相談者との相談実務の現場で、すぐにでも「夢ノート」を使いながらライフプランを描くお手伝いを始めたいと考えています。色々な事情で、すぐにライフプランを描けない人もいますが、そんなときには少し工夫と時間が必要になります。「夢ノート」にはそんなときでも、取り組みやすい仕掛けがあります。もちろん一般的な相談実務でも、ライフプランについて考えるきっかけとして重要なツールになりそうです。

 

 

また私自身、開業以来ずっとNPO活動や地域コミュニティのボランティア活動のお手伝いをしています。地域全体の高齢化をはじめ、多くの課題があるなかで、地域交流の輪を広げていくことはとても大切になっています。人生１００年時代と言われるなか、５０歳代の人にとっては、まだまだ折り返し地点です。「セカンドライフ」や「シニアライフ」といった表現ではなく、「最も充実した黄金期」を迎える準備を始める機会として、５０歳代の人が気軽に集まれるご近所コミュニティを作ることが、私の夢ノートの１ページ目になりそうです。また、そうしたコミュニティの中でも「夢ノート」を使ったワークは効果的でしょう。

 

 

あと、「終活」です。ハッピーエンディングのための準備にも、ライフプランニングは欠かせません。高齢のご相談者との継続的な面談でも、「夢ノート」があれば、より多くのライフイベントを書き出すことができそうです。健康で心穏やかな終焉期の暮らしを実現するためにも、「夢ノート」を使ってたくさんの夢を描いてもらいたいです。

 

 

最後になりましたがもう一度、私自身、この「夢ノート」には大きな可能性を感じています。このプロジェクトのメンバーとして関われたこと、さらに多くの人に「夢ノート」を使ってたくさんの夢を実現できる応援ができれば、これほど嬉しいことはありません。