強運のハイジと胎児

幼猫ハイジの妊娠には、たいそう驚かされたけれど、

私たちにとって、とても嬉しいものでした。

 

あまりに予定外のことだったけれど、

ドンと来い！産むがやすし！と

瞬時に腹を決めたのです

 

ありがたいことに、保護主さんご夫婦もハイジの出産に、一も二もなく大賛成でした。

 

ハイジはいつも穏やかな幸せに満ちた笑顔をしているけれど、それは安心して暮らしていくことができることを分かっているからなのでしょう

 

避妊（不妊）手術後に「ごく小さな胎児（胎芽）がいました」と事後的に獣医師から告げられたことが、過去に２度ありました。

妊娠していないと思っていても、実は妊娠のごく初期だった、ということがあったのです。

もし事前に知らされていれば、産ませてあげたかったと悔やまれました。

 

一方でハイジと胎児は強運でした。

ハイジがまだ幼く、手術を1－２カ月遅らせたため、胎児たちは生き延びることができたのです。

 

今、安心して出産できる環境にあることも、ハイジと胎児は強運といえます。

 

実際、ハイジのいた元の現場からは、別の赤ちゃん猫の情報が寄せられているのです。草むらに隠れて、「ミャーミャー」という声がするそうです。酷暑の最中、かなり心配です。この子たちも現場の協力を得て急ぎ保護したいと思っているのですが。

 

幸運の女神の前髪をばっちりつかんでいるハイジと胎児。

 

8/15に元気に無事に出産に臨めると思います。