「北海道百年記念塔」解体差し止め住民訴訟にご支援を！

井口健先生逝去のお知らせ

 

 

 

　北海道百年記念塔設計者である井口健先生は、令和4年秋より入院治療中でしたが、令和5年1月14日、東札幌病院にて肝臓がんにより午後5時34分に他界されました。享年84歳。葬儀は1月18日に家族葬にて済まされております。

　先生にはお子さんが無く、奥様も入院中であったこと、進行中の記念塔解体差止訴訟に影響があってはとのご遺族の意向もあり、仮処分申請の発表に合わせてのお知らせとなりました。奥様の病状回復を待ってのこととなりますが、「井口先生を偲ぶ会」の開催を予定しています。詳細が固まりましたら改めてお知らせいたします。

 

【経歴】

1938年(昭和13年)6月14日 北海道瀬棚郡今金町に生まれる

1957年(昭和32年)3月 北海道立札幌工業高等学校建築科卒業

恩師渡辺正郎氏と出会う

1957年(昭和32年)4月 株式会社久米建築事務所札幌事務所入所

1964年(昭和39年)8月 同社東京本社へ転勤、北海道新庁舎・江別市庁舎・富士市民館等の設計と管理を担当建築家として研鑽を積む

1967年(昭和42年)10月 北海道百年記念塔公開設計競技応募、最優秀作品に入選

1970年(昭和45年)9月 井口健建築事務所開設

1974年(昭和49年)2月 同事務所を法人化、株式会社井口健都市建築設計設立に伴い代表取締役に就任

2016年(平成28年)2月 株式会社井口健都市建築設計を閉鎖し、フリーに

 

【公職等】

北海学園大学非常勤講師

北海道デザイン研究所講師

石狩新港卸センター技術顧問

札幌市高速軌道建設に伴う嘱託

北海道開拓記念館(現：北海道博物館)文化振興会理事 等歴任

 

【主な作品】

北海道百年記念塔 札幌市 1970年(昭和45年)

日本最北端の地碑 稚内市 1970年(昭和45年)

インディギルカ号慰霊碑 猿払村 1971年(昭和46年)

北洋相互銀行亀田支店 亀田町 1980年(昭和55年)

今金統合中学校 今金町 1981年(昭和56年)

いさりの碑 猿払村 1981年(昭和56年)

旅亭あしり支笏湖 千歳市 1990年(平成2年)

ホテルあしりニセコ ニセコ町 1992年(平成4年)