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川奈の土からノーベル賞 大村智博士と伊東 北里大学特別栄誉教授・大村智博士は2015年(平成27)にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。これは新種の放線菌の発見およびそれが生産する抗寄生虫活生物質であるエバーメクチンとその誘導体イベルメクチンを発見・開発した功績などによるものです。 実はこの放線菌は川奈ホテルのゴルフ場近隣の土から採取されたものでした。大村博士は1965年(昭和40)に北里研究所に入所。すでに北里は亡くなっていましたが、創設者の意志を受け継いだ大村博士が伊東の土壌から新発見をなしとげ、ノーベル賞を受賞したというのは、これも伊東が世界に貢献した一事例と言えるのではないでしょうか。