「繕桜」の由来について

ロンドン展示に向けたクラウドファンディングも残すところ3日間となりました。スタートするまでは長い道のりでしたが、始まってしまうとあっという間の期間だったと感じています。
残り3日、皆様のご支援を何卒よろしくお願いします。

ロンドンで展示する「繕桜（よしざくら）」のこだわり（4）
「繕桜」の名前の由来についてお話しします。
「桜」は風に吹かれる熊本城の桜をイメージしており、「繕」は金継ぎの意味と、日本人の優しさを込めています。  
「金継ぎ」のことを「金繕い（きんつくろい）」と呼ぶこともあって、「繕う」という言葉は今回のプロジェクトを象徴する言葉です。「繕」は、陶片を継ぐ「漆」を表していますし、「漆」は輪島塗の象徴で、プロジェクトで奇跡的に出会った方々を繋ぐ「縁」の意味を込めた一字です。
「桜」は日本を象徴する花であり、蒔絵で描かれている花びらは5枚で、5人の陶芸家を象徴しています。

 熊本の5人の桜（陶芸家）の陶片を輪島塗で繕ってもらった感謝の意味と、シンプルにその見た目を言い表した 「繕桜（よしざくら）」 がこの作品の銘となりました。