発酵飼料の美味しさに目覚めたヤギと羊たち

みなさんこんにちは。
日本は暖かくなってきた頃でしょうか。

こちらギニアでは、カシューナッツの季節がやってきました。実は、ナッツだけでなく、それについている「カシューアップル」もとっても美味しくて、私は毎日食べています。

このカシューアップルは私だけでなく鶏たちにも朝と夕方に与えています。みんな大好物で、夢中になって食べてくれます。

先月はラマダン（イスラム教の断食月）の時期でした。ラマダン明けにはお祝いとして家畜をつぶして食べる文化があるため、この時期はヤギや羊の盗難が多くなります。そのため放牧は控え、ヤギや羊も小屋の中で過ごしてもらいました。

ストレスで病気ににならないよう、鶏用に仕込んだ発酵飼料を与えてみたところ……食べる、食べる。どうやらヤギも羊も発酵飼料が大好きなようです。

本来なら雑草も与えたいのですが、今は乾季で草がまったく生えず、代わりにくず野菜や木の葉、落ちたカシューアップル、熟す前に落ちたマンゴーなどを切って与えていました。

発酵飼料は材料費がかかるため、大量にヤギや羊に与えるのは難しいのですが、美味しさを覚えた彼らは、なんと鶏舎に忍び込んで鶏の餌を食べるようになってしまいました……。

この問題に対応するため、鶏舎の出入り口に「侵入防止棒」を取り付けました。

最初の棒では効果がなく、第4弾まで改良を重ねて、ようやくヤギと羊の侵入を防ぐことに成功！

ところが、今度は鶏たちがあまり外に出なくなってしまいました。以前は常時半分ほどが外で過ごしていたのですが、今では9割が引きこもり状態に。交代で出てくれてると信じたいのですが、なかなか難しいですね。

というわけで、外に出ない鶏たちのために、採れたカシューアップルをたっぷり切って与える量を増やして対応しています。

・・・卵がフルーティになる、かも？