ケニアのこども達に性教育と医療を届けたい!

支援総額

1,703,000

目標金額 1,700,000円

支援者
61人
募集終了日
2022年12月29日

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プロジェクト本文

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12月22日追記

参加人数が変更となったため、資金使途が下記のように変更となりました。

この変更により資金が余ることはございません。

皆さまの温かいご支援に感謝しております。皆さまにプロジェクトの成功をきちんとご報告出来ます様、精一杯取り組んでいきたいと思います。

 

 新しい資金使途の内訳は下記となります。

①交通費(新幹線、飛行機):238,766円/人× 6名

②宿泊費用:4000円/人・日×9日 ×6名

③ワクチン接種費用:111,150円/人× 6名  

  A型肝炎 14,420円  

  腸チフス 10,020円  

  破傷風/ジフテリア/ポリオ 12,220円  

  狂犬病  30,740円  

  マラリア 17,000円  

  髄膜炎菌 26,750円  

  黄熱 19,700円

④現地移動費用(バス、電車等:168,800円)

⑤医療キャンプ物資:100,000円 

 

計 2,584296円

 


私たちは医学生、医師、助産師が参加するグループです。ケニアの非公式居住区(スラム)の一つであるKorogocho地域の学校、Grapesyardのこども達にオンラインで性教育を行っています。

 

~活動のあゆみ~

2021年10月   ナイロビオンラインプロジェクト始動

                        第1回オンライン授業実施

2022年4月     第2回オンライン授業実施

    10月      第3回オンライン授業実施

 

 

 

 

私たちが教えているのは”性と生殖に関する健康と権利”です。

授業プログラムはケニアの小学校側の要望やこども達に知って欲しいことを踏まえ、分かりやすい内容と構成を考えました。授業内容は、衛生や微生物といった基礎的なことから、体の仕組み、人生設計、性感染症など幅広い内容を含んでいます。

”性”に関わる話題、問題はこども達の生活と深く関わっています。理想と現実のギャップがある中、理想ばかりを押し付けることはできません。こども達の生活に寄り添いながらも、同時に”現実はこうであって欲しい”という理想をどう伝えていくか、現地の実際を伝え聞くだけでしかない私たちがそのバランスを考えるのは常に難しいことです。

 

授業内容(全8回 25分間)

第1回: zoomの使い方/衛生学

第2回: 微生物

第3回: 人間の体の仕組み 1

第4回: 人間の体の仕組み 2 / 生殖器系

第5回: 思春期 / 月経1

第6回: 月経 2

第7回: ライフプランニング 

第8回: 性感染症

 

↑授業で使用した教材:性教育ガイドラインを参考に作成しました。授業の様子

↑昨年の授業の様子(第5回:思春期/月経1)

首都ナイロビでは、非公式居住区(スラム)にナイロビ人口の約60%である250万の人が生活をしています。

アフリカ最大のスラムの一つであるKibera。そこで、3.7m×3.7m四方の掘っ立て小屋に暮らしているのは8人以上の人々。※2

この環境はKiberaに限った話ではありません。スラムは、安全な水や電気の供給に乏しく、過密な居住環境で感染症が蔓延しやすい状況にあります。

※2 United Nations Kenya, The Common Country Assessment (CCA) 2013-2017

 

 

ケニアでは、「生理は穢れ」という考え方が残っています。そして、貧しい家庭では、日本では当たり前の様に使っているナプキンを買うお金がありません。ナプキンがないから、学校にいけない、生理だからいじめられる、そんなことも珍しくないのです。

 

そして、忘れてはいけないのが”10代の妊娠” ”性感染症"

望んでないのに妊娠して、学校を辞めざるをえないこども達がいます。

また、ケニアでは、年間HIV新規感染者の35%を15歳から24歳の若年層が占めています。このような性感染症は身体だけでなく、差別や偏見を生み、心をも傷つけます。※3

 

私たちの教える小学校では2021年に37人もの生徒が学校から去りました。

ーこの人数をどう思いますか?

 

「生理ってなんだろう?」

「私が友達がHIVに感染したら、性感染症にかかったらどうしたら良いのだろう?」

「こどもを持つってどういうことだろう?」

 

性を学び、考える機会を持つことで、行動を変えることができるかもしれません。

しかし、性教育は学校の先生が簡単に出来るものではありません。

私たちは医療者の立場を活かして、医学的な視点から信頼出来る情報を伝えることが出来ます。そして、こどもたちが勉強したことを友達に、家族に伝えてくれたら…彼らのコミュニティを教えることに繋げることができます。

※3 UNICEF Kenya, Situation Analysis of Children and Women in Kenya 2017

2023年3月 ケニアで実施予定のプロジェクト

 

ケニア現地の小学校や中学校で性教育を行います。また、日本文化の交流も行います。

オンラインでは一度に25名ほどの生徒しか会うことが出来ません。また、25分間という限られた時間では、十分な質疑応答の時間をとることも出来ません。ケニア側の通信が悪く、授業を行うことができない日もあります。しかし、現地に実際に行くことで、一度に40人、50人のこども達に性教育を受ける機会を作ることが出来ます。

      

Grapesyardの授業の様子

医療キャンプを通じて、早期発見、治療、予防につなげ、ケニアのスラムに住む人々の健康的な生活を守るための手助けを行いたいと考えています。

この医療キャンプは経験のある医師が主体となり行います。また、医学生は医療キャンプ見学する予定です。日本ではみることがないような病気で苦しむ方を知るかもしれません。恵まれた医療資源がない、日本とは異なる環境の医療を知ることは将来の医療者として何にも代えがたい経験となるはずです。

※実施会場、日程は調整中

 

専門医の指導の下、ケニアの医療者、医学生対象にエコー講習会を実施します。

CT大国の日本。それと比較して、ケニアではCTといった医療機器の普及は十分ではありません。エコー(超音波診断装置)は簡便で持ち運びやすく、診断に時間を要さない、安価な検査機器です。緊急の場合はもちろんのこと、診断やスクリーニングにも使うことができます。エコー技術の習得により、医療検査技術向上を目指します。

   

※実施会場、日程は調整中であり、場所等の確保が出来ない場合、実施できない可能性があります。

 

■スケジュール

2023年   

3月7日    出発

3月8日    ナイロビ着

3月9日    Grapesyard小学校訪問、日本文化のレクチャーなど

3月10日   Korogocho地域の中学校訪問、性教育の授業・病院訪問、エコー講習会※

3月11日   Kibera地区の学校訪問

3月12日   Kibera地域の病院訪問

3月13日   Mombasa地区へ移動、エコー講習会※

3月14日   孤児院訪問

3月15日   授業・病院訪問

3月16日   ナイロビ市内の大学訪問、エコー講習会※

3月17日   ナイロビ発

3月18日   帰国

※医療キャンプ、エコー講習会の日程は調整中

 


私たちは来年3月にケニアへ行く機会に恵まれました。

しかし、ケニア渡航に関わる費用や医療キャンプにかかる費用が高く、各個人に金銭的に大きな負担がかかります。そのため、今回このクラウドファンディングに挑戦させていただきました。

 

いただきましたご支援は、以下の用途で使わせて頂きます。 

    1. ケニアへの渡航&宿泊費用
    2. ワクチン接種等の準備費用
    3. 医療キャンプのための医療物資を買う費用(包帯、テープ、糸、針等)

 

■資金使途詳細

①交通費(新幹線、飛行機):238,766円/人× 8名

②宿泊費用:4000円/人・日×9日 ×8名

③ワクチン接種費用:111,150円/人× 8名

  A型肝炎 14,420円

  腸チフス 10,020円

  破傷風/ジフテリア/ポリオ 12,220円

  狂犬病  30,740円

  マラリア 17,000円

  髄膜炎菌 26,750円

  黄熱 19,700円

④現地移動費用(バス、電車等:168,800円

⑤医療キャンプ物資:100,000円

 

計 3,356,128円

私たちはこれからも改善を重ね、よりよい教育を提供したいと思っています。

授業だけでなく、こどもたちが授業内容を予習、復習できる仕組みづくり。また、わたしたちは授業を評価し、一つ一つの課題を明確にして改善していくための仕組みづくりを作っていきます。

 

このプロジェクトは始まったばかり。この授業はまだわたし達の自己満足だけかもしれません。

しかし、この教育はこども達にとって生きていく上で必要な知識で、知らないといけないことです。

ケニア現地とのつながりは、私たちの活動を継続させていくための第一歩となります。

そして、今回作った繋がりから、このプロジェクトを多方面に大きく成長させていくことができると信じています。

 

 

私たち自身もこの活動から多くの影響を受け、日々あらたな気づきを得ています。

”ケニアの文化が日本とは異なること” それは、”わたしたちの当たり前は当たり前ではない” ということ。

 

この活動はケニアのこども達のためだけのものではありません。私たち、医学生や医療者も常にこども達から、この経験から学び成長しています。

このわたしたちとこれから関わるひとたちの経験は国際的な医療者を育むための第一歩となるでしょう。

 

 

こどもたちは “医者になりたい” “ジャーナリストになりたい” と笑顔で夢を語ってくれました。

住む場所が違うだけで、夢を諦めざるをえないこどもたちがいます。

こどもたちが夢を語れる生活を一緒に守ってくださいませんか。

 

このプロジェクトはGrapesyard Primary Schoolがプログラム提供を受けること、名称及び写真掲載の許諾を得て掲載しています。

プロジェクト実行責任者:
松村実祐
プロジェクト実施完了日:
2023年3月18日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

2023年3月にケニアスラムの小学校で性教育と医療キャンプを行います。本プロジェクトで集めた資金は、ケニアへの渡航費用と医療キャンプの物資調達のために使用します。

リスク&チャレンジ

プロジェクトを実施する上でのリスクについて
ケニアの状況により、渡航できなくなる可能性があります。医療キャンプやエコー講習会の実施日程や会場は調整中です。

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プロフィール

小児科医を目指す医学科5年の学生です。昨年からケニアとのオンラインプロジェクトに参加しています。この活動は、途上国の医療だけではなく、日本の医療や教育についても考えるきっかけとなる貴重な機会となりました。今後、大学卒業後も何等かの形で、この活動に関わっていけたらと考えています。

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リターン

1,000+システム利用料


1,000円で応援

1,000円で応援

●お礼の手紙※写真付き

申込数
23
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

5,000+システム利用料


5000円で応援

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●お礼の手紙※写真付き

申込数
14
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年4月

1,000+システム利用料


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●お礼の手紙※写真付き

申込数
23
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発送完了予定月
2023年4月
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プロフィール

小児科医を目指す医学科5年の学生です。昨年からケニアとのオンラインプロジェクトに参加しています。この活動は、途上国の医療だけではなく、日本の医療や教育についても考えるきっかけとなる貴重な機会となりました。今後、大学卒業後も何等かの形で、この活動に関わっていけたらと考えています。

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