「みかんのかみさまと100ぴきの恐竜」出版 終了報告
【ご支援いただいた皆様へ】
「恐竜絵本を出版したい!」恐竜の町勝浦町の魅力を発信・地域貢献へのクラウドファンディングをご支援いただいた皆様,本当にありがとうございました。
おかげさまで,2月13日に待望の「みかんのかみさまと100ぴきの恐竜」の絵本が500冊届きました。
6年生の子どもたちが実際に絵本を手に取ったときのなんともいえない表情がとても素敵でした。
募集期間中,日に日に増える支援者の方々の励ましのメッセージに,子どもたちは当然のこと,我々職員もこのプロジェクトを絶対成功させようと気持ちを一つにして,取り組むことができました。
支援者の方々へのリターン送付も終わりましたので,ここで活動の終了報告をさせていただきます。
【結果報告】
クラウドファンディング募集終了日の12月15日には,目標金額を大きく超えるご支援をいただきました。
ご支援いただいた皆様の期待に応えるべく,絵本の出版に向けて,また地域貢献を実現するために準備を進めました。
みかん保育園の子たちに絵本以外に何か役立つものを寄贈したいと3年生4年生5年生にも協力をお願いしに行きました。
12月20日21日と2日間渡って,道の駅ひなの里かつうらで「横小マルシェ」を開催しました。
それぞれの学年が総合的な学習の時間で学んだことを商品にして販売する活動です。
3年生は,勝浦町特産のみかんについて学んだ「みかん学習」から出来上がったマスコットストラップ「かつみちゃん」の販売と「かつうらみかん新聞」の無料配布をしました。
4年生は,SDGsについて学ぶ中で,廃棄されてしまう摘果みかんや不要になったビンと布を使い,「勝浦の摘果みかんハーバリウム」を販売,「SDGs学びブック」も無料配布しました。
5年生は,恐竜の絵柄の田んぼアートで収穫した古代米を使った「きょうりゅうチュロス」を町内のお菓子屋さんとコラボし,開発,販売することにしました。
6年生も絵本の制作は間に合わなかったのですが,予約販売という形でPRし,購入していただくことにしました。
このようにして,取り組んだ各学年の「横小マルシェ」の収益金で,6年生はみかん保育園の子どもたちに何をプレゼントするか相談しました。
話し合いの結果,絵本を入れる絵本棚とサプライズで三輪車を3台購入することにしました。
そして,2月20日に6年生がお隣のみかん保育園へ,絵本棚と三輪車3台,自分たちが創った「みかんのかみさまと100ぴきの恐竜」を5冊寄贈に行きました。
寄贈品の紹介をすると,三輪車には大きな歓声が上がり,試しに乗ってみる子たちもあって,とても喜んでくれました。
その後,自分たちが創った絵本の読み聞かせをし,一緒にゲームをして楽しい時間を過ごしました。
翌21日には,町内のもう一つのこすもす保育園にも出かけ,絵本のプレゼントと読み聞かせ,交流のゲームなどを行いました。
24日には,イラストレーターの井村さんを招待し,絵本の報告と贈呈式を行いました。
一緒に黒板にイラストを描き,記念写真を撮って,この活動を終えました。
なお,クラウドファンディングでご支援くださった皆様へのリターン,横小マルシェの予約販売でご購入くださった方々への絵本の発送を終え,さらに徳島県内の幼稚園・こども園,各市町村の図書館にも寄贈しました。
【収支報告】
皆様からご支援いただいた資金651,000円は,クラウドファンディング,絵本制作,発送等の費用に使わせていただきました。
詳細内訳は以下の通りです。
クラウドファンディングREADYFOR様への支払い 104,610円(早期入金オプション含む)
イラストレーター様への謝礼 50,000円
製本費用(一部) 394,570円
ISBN・JANコード 33,000円
オリジナルブックカバー印刷代 32,970円
レターパック 24,760円
宅配料金 9,770円
振込手数料等 1,320円
これ以外にかかった費用は,町補助金等で賄いました。
【リターンの発送状況】
リターンについては,全て発送が済んでおります。
【今後について】
6年生は,2023年3月15日に横瀬小学校を卒業していきます。
現在は卒業式へ向けての練習の真っ最中です。
この貴重な経験を生かして,卒業後も大きく羽ばたいてくれることを祈っています。
2023.2.28
【最後に】
なお,「横小マルシェ」を含めた本年度の横瀬小学校の取組は,徳島県【オンライン開催】キャリア教育推進フォーラムで紹介されています。
横瀬小学校の動画は,こちらになります。3月24日までの限定公開です。