
支援総額
目標金額 800,000円
- 支援者
- 95人
- 募集終了日
- 2023年3月6日
シェルターだより(8月)

今月は少し遅くなってしまいましたが、8月のシェルターだよりをお届けします。
まず、保護から約半年が経つ空歌ちゃんの様子についてです。
1階のリビングに引っ越して1か月が経ち、先住の子たちともだいぶ打ち解けてきました。
特にスカーは空歌ちゃんのケージに寄り添っていることが多く、だいぶ仲良くなれたようです。
この様子なら仲良く過ごせそうだ
ここまで部屋の環境に慣れてくれたのなら、後は空歌ちゃんをケージから出すだけなのですが、そのためにはきちんとご飯を食べられるかどうかという最後の問題が残っています。
空歌ちゃんは少し食が細くて食事量が不安定な時があるので、目の前でご飯を食べているところを日常的に確かめておきたいのです。
しかし、人馴れが進んでいない空歌ちゃんは、なかなか私の目の前でご飯を食べてくれません。
どうやら空歌ちゃんは私がシェルターから帰った後、周囲が静かになってからご飯を食べているようです。
もし、この状態で空歌ちゃんをケージから出してしまうと、空歌ちゃんのために置いたご飯を本当に空歌ちゃんが食べているのかどうか分からなくなってしまいます。
同じ畑で暮らしていたともくんと早く会わせてあげたい
このように考えるのは、シェルターの現状が大きく影響しています。
普段シェルターのお世話を終えて帰る際には、食が細いえりちゃんのためにご飯を置いて帰るようにしているのですが、ある日忘れ物を取りにシェルターに戻った時に、ともくんがえりちゃんのご飯を食べているのを目撃してしまいました。
これはなかなか衝撃的な出来事でした。
それまでえりちゃんが食べていると思っていたご飯を、実際に食べていたのはともくんだったのです。
その後は、えりちゃんのご飯は置いていくだけではなく、毎日の食事量をきちんと確認するようになりました。
幸いにもえりちゃんは私の目の前で相応の量を食べてくれますので、仮に置いていったご飯をともくんに食べ尽くされてしまったとしても、極端に栄養が不足することはありません。
これと同じように空歌ちゃんも、私の目の前でご飯を食べてくれるようにならないと、必要な食事量に達しているか把握できなくなってしまいます。
狭いケージに入って食べているのは予想外だった
基本的に私はシェルターに常駐していませんので、シェルターの子たちの食事量の把握や調整は一段と難しい問題です。
いっそのこと、ともくんが食べてしまうことを見越して大量のフードを置いておこうかと思ったこともあるのですが、食いしん坊のともくんなら際限なく食べ続けてしまうでしょう。
さらに今はともくんだけではなくスカーもリビング暮らしになり、食いしん坊が2匹に増えてしまいました。
家猫暮らしでそれほどカロリーを消費しないともくんとスカーにとって、限度を超えた食事量は肥満体型を招き、糖尿病などの原因になりかねません。
そのため、大量のフードを置くというアイデアは、断念せざるを得ませんでした。
お皿がピカピカになるまでご飯を食べてくれる
「食が細くて食事量に不安を残すえりちゃんと空歌ちゃん」、「食いしん坊であるだけ食べてしまうともくんとスカー」という相反する組み合わせの4匹が同じ部屋で暮らしていることが、置いていくご飯の量を本当に難しくしています。
この悩みに加えて、空歌ちゃんが私の目の前でご飯を食べてくれないことが、一層と空歌ちゃんをケージから出す決断を鈍らせました。
しかし、いつまでも空歌ちゃんのケージ暮らしを続けるわけにはいきません。
そこで、空歌ちゃんをケージから出す前に、部屋を区切って狭くしてみることにしました。
部屋を区切るのは吉と出るか凶とでるか…
リビングが広い状態で空歌ちゃんにご飯を食べさせようとすると、部屋中を追いかけ回す形になってしまって余計に怖がらせてしまいます。
そのため、部屋を狭くして空歌ちゃんの居場所を限定することができれば、少しは目の前でご飯を食べやすくなると思ったのです。
実際に部屋を狭くして空歌ちゃんが私の目の前でご飯を食べてくれるかはまだ分かりませんが、新たな局面を切り拓く方法として試してみることにしました。
現時点で部屋の区切り作業は8割ほど終わっていますので、9月中旬には空歌ちゃんはケージ暮らしを卒業できる予定です。
さて、話は変わって8月は流れキジとともくんの通院がありました。
人馴れしていないともくんの病院は気が重い
毎年恒例のワクチン接種なのですが、色々と悩んだ挙句、近所の動物病院でワクチンを接種することになりました。
近所の動物病院は本当にシェルターから近くて便利な場所にあるのですが、本当に残念なことにヤブ医者の傾向が顕著で通院には二の足を踏んでいました。
むしろ、私の大切な猫たちを連れて行きたくはない場所とも言えるでしょう。
しかし、ワクチン接種だけなら短時間で済みますし、単純な施術ですから治療ミスが起こる危険性は高くありません。
私がここまで自分の考えを曲げてまで病院について思い直したのは、なかなか動物病院に行く時間が取れなかったことが理由です。
以前に空歌ちゃんとアリスくんの血液検査とワクチン接種で大変な目に遭ったことをきっかけにして、新しい動物病院探しをしてみたのですが、それなりに評判の良い動物病院はどこもシェルターから遠く離れていました。
本来なら時間を掛けてでも良い動物病院を選ぶべきなのですが、なかなかそこまでの時間を取ることができません。
この子の病院も年に1度の大イベント
さらに本来なら流れキジとともくんのワクチン接種は6月の予定でした。
それなのに、動物病院選びで色々と迷っているうちに、気が付けば8月を迎えてしまったのです。
このままワクチン接種の時期を伸ばし続けるのは得策ではありませんし、シェルターから一番近い動物病院でワクチン接種を済ませる決断をしました。
幸いにも流れキジとともくんは心身ともに健康なので治療や診察の必要はなく、年に1度のワクチン接種のみで済みます。
こうして色々と不安を抱えながら近所の動物病院へ行ったのですが、思いのほかワクチン接種はスムーズに終わりました。
しかも平日の昼間の空いている時間帯ということもあり、30分ほどでお会計まで済ませて帰途につくことができました。
特に問題なく終えることができてひと安心
いつもの動物病院だと行き帰り含めて軽く4時間は掛かりますので、驚くほどの早さで2匹のワクチン接種を終えることができたのです。
その後の流れキジとともくんの様子ですが、やはりワクチンの副反応なのか接種から2日ほどは少し身体が怠そうでした。
流れキジに関してはワクチン接種から2日ほど食欲が落ちてしまってだいぶ心配しましたが、3日目くらいからようやくいつも通りの様子に戻ってくれました。
久しぶりの動物病院のせいか流れキジには思わぬストレスをかけてしまって、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
すっかり食欲も落ちてしまって心配した
そこで、流れキジのワクチンに関してですが、来年からは接種を見送ろうかと考えています。
流れキジはチャトラと2匹きりの部屋で、今後はこの部屋に新たな猫を迎え入れる予定はありません。
つまり、新たな猫が入ってこないため感染症のリスクは低く、ワクチンを接種して予防する必要性がそれほど高くないのです。
外の猫に触れる機会がある私から感染する可能性は残っていますが、この点に関しては私が衛生面に注意していれば良いだけです。
それに、ワクチンの副反応と病院に行った疲れやストレスでグッタリとしている流れキジを見ていると、必要な措置だと思ってもやはり心が痛みます。
実際にワクチン接種の見送りに関しては、流れキジの様子を見ながら来年もう一度良く考えてみようと思っています。
ワクチン接種の必要性について考えてみようと思う
最後に8月の電気代についてです。
8月は私の想像を超えた暑さが続き、シェルターのエアコンは2部屋ともフル稼働でした。
エアコンの設定温度を高めにして節電に取り組んではみましたが、8月の電気代は15000円を超えてしまいました。
シェルターで使っている電化製品はエアコンと照明器具のみですので、掛かった電気代は丸々エアコンの使用電力と考えて良いでしょう。
今年の夏も無事に乗り切れそうだ
当初の想定よりもだいぶ電気代が高くついてしまいましたが、そのおかげか猫たちは元気に今年の夏も乗り越えてくれました。
私の様々な不安をものともせず、猫たちが健康に毎日を過ごしてくれることは本当に幸せなことです。
これからも猫たちが穏やかな日々を送れるよう、寄り添っていきたいと思っています。
【おまけコーナー】
名前の由来はなんだっけ?
(えりちゃん編)

私と関わる猫たちの名前の由来をご紹介するおまけコーナーです。
第2回はシェルターの姉御分「えりちゃん」です。
えりちゃんと初めて出会ったのは2020年のことです。
ずいぶんと分かりにくい写真なのですが、深夜に私の家の駐車場に茶白の猫がやってきて驚いた記憶があります。
深夜の思わぬ再会だった
しかも、この茶白の猫は以前に家から少し離れたマンションの敷地で見かけた子にそっくりでした。
小さな身体、甲高い鳴き声、靴下のような白い手足の模様、そして避妊手術済みを示す右耳のカット。
私の記憶の中にいる茶白の猫と、様々な特徴が一致していました。
私は偶然の再会を祝して、茶白の猫の近くに美味しいご飯を置いてあげました。
茶白の猫はよほどお腹が空いていたのか、綺麗にご飯を平らげて駐車場の奥へ消えていきました。
それからこの茶白の猫は、たまに私の前にふらりと現れては美味しいご飯を要求するようになりました。
この頃は身体が細く毛並みも悪かった
この当時は私の家の駐車場に4~5匹の猫が住みついていたせいか、茶白の猫にとっては居心地が良くなく頻繁にご飯を食べに来るのは難しかったようです。
その後、私が駐車場の猫たちの保護を進めたことで、茶白の猫は毎日のようにご飯を食べに来るようになりました。
こうして茶白の猫はすっかり駐車場に定着したわけですが、この頃はまだ「茶白ちゃん」という呼び名でした。
せっかく縁あった子なのに「茶白ちゃん」のままでは気の毒ですし、何か可愛い名前を考えてあげることにしました。
名前を考えながら茶白の猫をぼんやり眺めていると、胸の周りの白い模様がスカーフを巻いているように見えてきました。
その発想を元にして「スカーフ⇒襟巻き⇒襟⇒えり」という命名に至ったのです。
周辺の家でもご飯をもらっていたかもしれない
その後、えりちゃんと私の付き合いは2年が経とうとしていました。
この頃のえりちゃんは駐車場の近くを寝床にしていたのか、私が外に出ると決まってご飯を食べに来ていました。
しかも、甲高い声で鳴きながらやってくる癖があったため、周囲の視線を気にしなくてはいけません。
多い日は1日に4~5回もやってくるえりちゃんの相手をするのは、色々な意味で本当に大変でした。
そして、私はシェルターにえりちゃんを保護することを決意しました。
こうして迎えた2022年のクリスマスイブの日、えりちゃんはシェルターでの保護第1号となったのです。
想像以上に手が掛からない子だった
保護してからのえりちゃんは、本当に手の掛からない良い子でした。
懸念だったトイレの失敗もなく、ご飯も問題なく食べてくれました。
ケージ暮らしを終えた後も、外猫が長かった割には部屋の環境にいち早く溶け込んでくれました。
ひょっとすると、えりちゃんは家猫だった経験があるのかもしれません。
何らかの事情で捨てられてしまったか、あるいは脱走して野良猫になったのか、いずれにしても人間と暮らした経験があるような感じがします。
部屋に順応するのが驚くほど早かった
こうして家猫としての新たな暮らしを満喫するえりちゃんに、2人のお友達ができました。
同じリビングで暮らすともくんとスカーです。
外にいた頃のえりちゃんには仲の良い猫はおらず、むしろ相性の悪い猫ばかりという印象だったのですが、シェルターではともくんとスカーとすっかり仲良しになりました。
ちょっとワガママでマイペースなえりちゃんを、優しく受け入れてくれたともくんとスカーには感謝の気持ちでいっぱいです。
私の家の駐車場で暮らしていたえりちゃん、山奥の畑で暮らしていたともくん、とあるお店の駐車場で暮らしていたスカー、というように何の接点もなかった3匹が心を許し合う仲になり、一緒に暮らしている姿は感慨深いものがあります。
これからも末永く元気に過ごして欲しい
これからも猫たちが仲良く元気に過ごせるように、一生懸命支えてあげたいと思っています。
最後になりましたが、いつも応援とご支援、本当にありがとうございます。
猫たちの平和な暮らしを実現するためにも、今後も全力を尽くしていきます。
では、また来月のシェルターだよりでお会いしましょう。
リターン
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