高齢猫を看取るための保護猫シェルターの設立にご支援をお願いします!

高齢猫を看取るための保護猫シェルターの設立にご支援をお願いします!

支援総額

1,074,000

目標金額 800,000円

支援者
95人
募集終了日
2023年3月6日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

 

◆プロジェクト達成のお礼とご報告

 

多くの方にご支援と応援を頂き、当プロジェクトは2023年2月27日に目標額を達成致しました。

 

プロジェクト開始当初は私には分相応な目標だと思われましたが、想像以上に多くの方から支えて頂いたおかげで、終了日まで7日を残しての達成となりました。

 

この場を借りて、ご支援頂いた方々のみならず、当プロジェクトの進捗を見守って下さった方々にも厚くお礼申し上げます。

 

当プロジェクトの今後についてですが、終了までの残り日数はネクストゴールへの挑戦期間とさせてください。

 

ネクストゴールに関する詳細は下記となります。

 

◆ハタケーズを私のシェルターに迎えたい!

 

 

新着情報の「畑で暮らす黒猫のお話」にて投稿している「ハタケーズ」と呼ぶ地域猫たちを、私のシェルターに迎え入れたいと考えています。

 

詳しくはこちらから⇒畑で暮らす黒猫のお話

 

この地域の猫たちは過酷な環境で暮らしているうえに、その多くが高齢になってきました。

 

いずれはハタケーズの面々も残らず保護したいと考えてはいますが、経済的な余裕を考えると1匹ずつ順番に受け入れていくことになります。

 

しかし、高齢の猫たちは私が保護できるまで、無事に外の暮らしを耐えきれるかどうか保証はありません。

 

そのため、私はなるべく急いで保護できる環境を整えているのですが、新規に購入しなくてはならない備品が多く、ハタケーズの保護に関しては思うように進行していないのが現状です。

 

そこで、ネクストゴールを設定して達成した分は、現時点で未使用となっている部屋をハタケーズ専用ルームに改装する費用に充てさせて頂きたいのです。

 

 

ただし、必要な物を全て買い揃えるのではなく、出費を抑えるために必要最低限の物に絞り込んでおき、保護が可能なレベルまでの改装に留める予定です。

 

☆どうしても必要な物

・2段ケージ→18,000円×3=54,000円

・猫トイレ→2,000円×3=6,000円

・キャリーケース→4,000円×3=12,000円

 

☆保護の際の初期医療費

・猫エイズ・白血病検査→5,000円×3=15,000円

・3種混合ワクチン(2回接種)→10,000円×3=30,000円

 

☆なるべく早めに購入しておきたい物

・エアコン→100,000円

 

☆合計:217,000円

 

これらの備品を合計したおよそ20万円を、ネクストゴールの目標金額とさせてください。

 

初期の目標金額と合わせると100万円の大きなプロジェクトになりましたが、あと少し私のプロジェクトに温かい応援とご支援を寄せて頂ければ幸いです。

 

 

ネクストゴールを達成できなかった場合でも、ハタケーズの保護は私の目標ですので、必ず成し遂げるつもりです。

 

ハタケーズに限らず保護したい猫たちは何匹も外に残っていますので、シェルターが完成した後でも私の保護猫活動はまだまだ続いていきます。

 

個人の保護猫活動で小さなことしかできませんが、高齢になった地域猫たちを自分の手で看取りたい、という思いは絶えず抱いてきました。

 

その目標の実現を皆さまの応援とご支援で後押しして頂けたのは、本当に身に余る光栄だと思っております。

 

残り1週間弱ではありますが、ネクストゴールの達成に向けてもう少し応援をお願いしたいのです。

 

仮にネクストゴールの金額を達成できなかった場合も、自己資金を元に実施はさせていただく予定ですが、皆様からの多くのご支援をいただけますと幸いです。

 

◆はじめに

 

5年ほど前から個人で保護猫活動に取り組んでおります。

 

前回は口腔内ポリープを患った保護猫へ多くの方からご支援を頂き、無事にプロジェクトを成立させることができました。

 

口腔内ポリープの再発を繰り返す保護猫の治療費にご協力をお願いします

 

初めてのクラウドファンディングで不手際ばかりでしたが、多くの方から応援の声を寄せて頂いたおかげで、気持ちも新たに保護猫活動へ取り組むことに繋がりました。

 

※今でも通院が続くこてつ。普段は元気いっぱいです。

 

前回のクラウドファンディングの成立から1年足らずの期間ではありますが、新しい挑戦に踏み出したく、新規プロジェクトを立ち上げることに致しました。

 

新規プロジェクトは標題のとおり、「高齢猫を看取るための保護猫シェルターの設立」です。

 

詳細については下記致しますので、ぜひご覧ください。

 

◆猫の保護が必要な理由

 

 

私が保護猫活動を初めてから、およそ5年が経ちました。

 

この5年の間に私は多くの猫と出会い、そして別れを経験してきました。

 

その中には救えた命があれば、救えなかった命もあります。

 

割合的には救えなかった命の方が圧倒的に多く、私はその度に強い後悔と深い悲しみを感じてきたのです。

 

しかし、私の周りにはまだまだ外で強く生き続けている猫たちがいます。

 

過去の失敗や後悔を振り返ることは大切ですが、未だに外に残っている猫たちのことを考える方が遥かに重要です。

 

 

そして現状に目を向けてみると、外猫たちの多くは歳を取り、過酷な野良生活が厳しくなってきたように感じられます。

 

身体的・精神的負担が掛かる野良暮らしの外猫たちにとって、5年という月日は決して軽いものではありません。

 

こうして命を削りながら生きている外猫たちは、家猫に比べて遥かに短い寿命を迎えてしまうのです。

 

そして、私がお世話をしている外猫たちも、やがて姿を消してしまうでしょう。

 

実際にこの5年間の保護猫活動のなかで、姿を消してしまった猫は少なくありません。

 

 

私は消えてしまった猫たちのことを思い返すたびに、「消える」ということについて考えるようになりました。

 

野良猫の一生にとって当たり前のように言われている「消える」、とはどういうことなのでしょうか?

 

私なりに考え抜いて得られた「消える」ことへの結論が、今回の保護猫シェルター設立の最大の動機と原動力になったのです。

 

◆消えた猫の行方とは

 

 

保護猫活動をしている人の間では、見かけなくなった野良猫については「消えた」と表現されることが一般的です。

 

生死が確認できない以上は「死んだ」とは言えませんし、再び姿を現す可能性を考えれば「消えた」という表現は的確だと感じます。

 

しかし、実際は「消えた」まま二度と再会できない猫が大半です。

 

そうなると、猫はおそらくどこかで死んでしまったと解釈するのが妥当でしょう。

 

猫は生き物ですから、ある日突然煙のように大気の中へ消えてしまうわけではないからです。

 

つまり、どこかで人知れず死んでしまい、そして私たちの前に二度と姿を現さなくなることが、「消える」ということの正確な答えだと思います。

 

 

では、死んだ猫の亡骸はどうなるのでしょうか?

 

もし死んだ場所が森や野原など広大な自然環境の中なら、猫の亡骸は時間を掛けて土に還ることになります。

 

いわば食物連鎖の一部に組み込まれるわけですから、最も自然で野生に近い死の形だと言えるでしょう。

 

しかし、住宅地や市街地で暮らしている野良猫だと、土に還るまで亡骸が放置されることはありません。

 

衛生的な問題からも、自治体による猫の亡骸の回収が行われます。

 

ご存じの方が多いかと思いますが、自治体による猫の亡骸の回収は想像以上にスムーズです。

 

猫の亡骸に関する通報が寄せられれば、数時間以内には回収を済ませてしまいます。

 

そして、回収された猫の亡骸は燃えるゴミとして処分されるのです。

 

どんなに可愛がられている地域猫だとしても、お世話している人の目が届かないところで死んでしまえば、亡骸を見つけた人に通報されて燃えるゴミとして最後を迎えてしまいます。

 

人間社会で厄介者として扱われ肩身の狭い思いをして暮らしている野良猫が、死んだ後は燃えるゴミとして処理されるのは、あまりにも残酷で悲しい現実です。

 

 

野良猫の中には満足にご飯を食べられず、寝る場所すらも持ちえない子たちが大勢います。

 

そのような悲しい環境で暮らしてきた猫たちが、最後まで何ひとつ恵まれることなく、息を引き取った後に燃えるゴミとして扱われてしまうのは、あまりにも救われないと感じるのです。

 

さらに、私がお世話している猫たちが外で死んでしまった際も、亡骸を見つけてあげられなければ最後は燃えるゴミになってしまいます。

 

特に私が家へ保護できずに外猫として長くお世話してきた子たちは、過酷な野良生活を送らせてしまった分、安らかな最後を迎えさせたいと思っています。

 

だからこそ、私の目の届かないところで死を迎えてしまい、亡骸が燃えるゴミとして処分されるのは耐えることのできない悲しみです。

 

 

私はこの5年間の保護猫活動で、外猫として暮らしていける健康な子たちにはTNRをしたうえで、毎日のご飯や周辺の清掃をお世話として続けてきました。

 

しかし、前述のとおり、健康に外猫生活を送ってきた子たちも、5年という長い月日を経て衰えが見えるようになりました。

 

そのような現状を目の当たりにするに連れて、私に「猫が消える」という現実が刻一刻と迫ってきたのです。

 

このまま漠然と外猫のお世話を続けているだけでは、おそらく私がお世話している外猫たちは1匹ずつ姿を消し、そして燃えるゴミとして処分されていくでしょう。

 

そんな悲しい現実を引き起こさないためにも、私は高齢になった外猫の保護を決意しました。

 

過酷な生活を強いられてきた外猫たちが、せめて最後くらいは安らかに過ごせるような保護猫シェルターを作る、という目標を持てるようになったのです。

 

この目標は私の悲願となり、そして実際に8月から保護猫シェルター作りを少しずつ進めることとなりました。

 

 

○保護猫シェルターの3つの運営指針

 

1.TNR活動のゴールを作ること

 

TNR活動とは、猫の捕獲・手術・リリースがワンセットになっています。

 

つまり、不妊・去勢手術を行うことで野良猫の繁殖を抑制し、地域猫として人間との共生を目指す活動です。

 

しかし、TNR活動には足りない部分があります。

 

 

それは、リリースした地域猫の暮らしを担保することです。

 

保護猫活動を行っている人が地域猫を小まめにお世話していたとしても、どうしても寿命を迎える時まで見守るのは難しいのです。

 

先に書いたとおり、地域猫が人知れず死んでしまい、結果として燃えるゴミとして処分されてしまうのは、外の世界で暮らしている限り避けることはできません。

 

そのためにも地域猫のお世話の最終段階として、保護して看取ってあげられる場所を作ることが必要になります。

 

ここでネックとなるのが、地域猫の保護に掛かる費用や労力です。

 

多くの保護猫活動はボランティアで行われていますから、経済的な負担が大きい保護猫シェルター作りは簡単には実現できません。

 

私も経済的に余裕はありませんので、保護猫シェルターを作るのは不可能だと思っていました。

 

そこで考えたのが、時限式で保護猫シェルターを運営することです。

 

例えば、保護猫シェルターを10年に限定して運営したとすると、お世話している地域猫は年齢的にもひと通り看取ることができます。

 

もし10年後に残っている猫がいたとしても、おそらく数匹程度まで減っているでしょうから、保護猫シェルターほど広い空間は必要なくなります。

 

つまり、10年後は自宅へ残った保護猫を移せば良いので、保護猫シェルターの運営が時限式でも問題はありません。

 

 

10年に限定して運営することで、費用面の見通しが立てやすいのも、時限式のメリットだと思います。

 

恒久的に運営する保護猫シェルターだとどうしても、長きに渡る収入源の確保が必要になりますが、10年の運営期間のみに限定すれば、大まかな運営費は何とかやり繰りできます。

 

また、10年後は私も50代になりますし、今のように保護猫活動の現場でお世話を続けるのは体力的にも難しいでしょう。

 

それでもライフワークとして保護猫活動は続けていきたいと思っているので、現場で頑張っている人の後方支援へシフトしていければ、と考えています。

 

だからこそ、私にとって保護猫シェルターの設立は保護猫活動の集大成であり、保護猫活動の最後の10年の締めくくりでもあります。

 

 

さらに、10年限定の保護猫シェルター運営について、様々なデータを蓄積していくのも目的のひとつです。

 

例えば、初期費用から実際の運営に掛かった費用、猫の医療費や各種アクシデントにまつわる出費など、コストデータをまとめることで保護猫シェルターに必要な金額を明確にしたいと考えています。

 

他にも保護猫シェルターの運営に必要な人手や時間などもデータにしておけば、後々保護猫シェルターを設立したいと考えた人の参考になると思ったのです。

 

私と同じように地域猫の最後について考えてくれる人が少しでも増え、そして高齢猫を看取るための保護猫シェルターが1軒でも多く作られるようになれば、本当の意味でTNRのゴールになると思います。

 

その手助けになるように、10年限定で運営する保護猫シェルターのデータ化と提供を実現できるように取り組みます。

 

2.終生飼育を前提とした保護猫の受け入れ

 

現在運営されている保護猫シェルターの多くは、保護猫の里親募集を行っています。

 

基本的に里親募集をしているのは子猫ですが、なかには成猫を里親さんへ譲渡している保護猫シェルターも少なくありません。

 

このことの是非はともかくとして、受け入れ頭数が多い保護猫シェルターは、里親さんへの譲渡サイクルを短くすることが、シェルターのキャパシティを維持するためには必須なのです。

 

私も子猫を保護して里親さんへ譲渡したことがありますが、やはり猫を保護するたびにスペースの問題が付いてまわるので、里親募集は仕方ないことだと思います。

 

 

しかし、私が目指している保護猫シェルターでは、終生飼育を原則として里親さんへの譲渡は行わないつもりです。

 

その理由は、看取ることに重点を置いて、保護猫シェルターを運営したいからです。

 

若く健康な子猫や成猫なら、他の保護猫シェルターで受け入れてもらえますし、里親さんを見つけて新たな未来を見出すことができるでしょう。

 

しかし、高齢になった外猫は、どうしても受け入れが限られてしまいます。

 

仮に保護猫シェルターで受け入れてもらえたとしても、里親さんがなかなか見つからずシェルターに長く滞留してしまうことになり、他の新しい猫の受け入れを制限することになってしまうのです。

 

こうして行き場を失くした高齢猫を受け入れる場所として、私の保護猫シェルターが機能できるようにしたいと考えています。

 

そして、高齢猫が少しでも穏やかに晩年を過ごし、静かに最後を迎えられるよう保護猫シェルターでお世話していくつもりです。

 

3.緊急預かりルームの設置

 

私が保護猫活動を行っているなかで常に問題として抱えていたのが、猫を預かるためのスペースの確保です。

 

例えば、病気や怪我をした外猫を一時的に室内で療養させたり、TNRの際に2~3日安静に過ごさせたりなど、保護猫活動には猫を預かるためのスペースが必要になります。

 

しかし、私の家には5匹の保護猫がおり、一時的にでも外猫を預かるスペースの余裕がありません。

 

さらに、感染症などのリスクを考えると、預かり猫はなるべく隔離した環境の必要性がありますので、保護猫が暮らす自宅ではどうしても一時預かりが難しいのです。

 

 

そのため、保護猫シェルターには緊急預かり専用の部屋を一室設けるつもりです。

 

私が保護猫シェルターとして契約した物件は2LDKの一戸建てで、うちLDK以外の2部屋は2階にあります。そのうち1階のLDK部分と2階の1部屋を保護猫シェルターとして活用し、残った2階の1部屋は緊急預かりルームとします。

 

緊急時以外は常に空きの部屋としておくことで、不測の事態に備えられるだけではなく、TNR目的の一時預かりにも対応できます。

 

また、他の保護猫活動の人からTNRを依頼された場合についても、緊急預かりルームがあればスムーズに実行することが可能です。

 

このように、保護猫活動をより円滑に行うために欠かせないスペースを確保するためにも、保護猫シェルターに緊急預かりルームを1室設置します。

 

 

◆保護猫シェルターの詳細

 

先に少し触れましたが、保護猫シェルターとして契約した物件についてご紹介します。

 

 

契約しているのは賃貸の一戸建てで、築年数60年ほどの古い物件ですが、2階建ての2LDKで十分な広さがあります。

 

人間が住む物件ではないので、広さと賃料の安さを決め手として選びました。

 

また、古い物件ということもあり、オーナーさんからは好きに使ってもらって構わない、という許諾を得ています。

 

さらに、ペット飼育可物件で、飼育頭数の上限も設けられていない物件ですので、当面は9匹をリミットとして保護猫の受け入れを行っていく予定です。

 

保護猫の受け入れ後は、1日2~3回を目安にしてご飯やトイレのお世話でシェルターへ足を運ぶつもりです。

 

保護猫シェルターの物件は自宅から車で10分ほどにあり、猫たちのお世話で出掛ける負担を軽減できたのは良かったと思います。

 

 

実際の保護猫シェルター作りの過程や、内部のご紹介などは新着情報にて行っていく予定です。

 

◆保護猫シェルターに必要な費用について

 

保護猫シェルターの設立にあたって、私は経済的な問題をクリアにするために、何度も出費のシミュレーションを行いました。

 

どんなに理想に溢れた施設の運営だとしても、経済的に行き詰ってしまっては意味がありません。

 

さらに言えば、予算が限られている私が新たに1つの施設を作り出すこともあり、削れる部分は徹底的に節約することになりました。

 

まず、ランニングコストで最もネックとなる物件の契約費用についてですが、幸運にも安価な物件を見つけられたため、最小限の負担に抑えることができました。

 

ちなみに家賃は月52000円ほどです。

 

私は物件探しが最大の問題だと思っていたので、この部分をスムーズに乗り切れたのは大きな追い風になったと思っています。

 

その代わりに、古い物件だったために、内部の補修に費用が掛かってしまいました。

 

 

具体的には、床のクッションフロアや内壁を塗り替える塗料など、猫が暮らすために最低限必要な環境に整えるための費用です。

 

これらに掛かった費用は総額15万円ほどでしたが、当初想定していたランニングコストの半分以下に抑えることができました。

 

次に、猫の保護に必要な費用が挙げられます。

 

ペットケージやトイレなどの備品から、毎日の食費や光熱費まで多岐に渡って必要な費用です。

 

ここで最も大きな出費になったのが、ペットケージです。

 

 

当初は中古のペットケージをネット経由で安く購入するつもりだったのですが、結局折り合いが付かずに新品を買うことになったためです。

 

保護した猫は新しい環境に慣れてもらうこととトイレを覚えてもらうために、しばらくはペットケージでの生活を送ることになります。

 

そのために、いくつかペットケージを用意したかったので、思い切って3つのペットケージを初期備品として3万円ほどで購入しました。

 

対して、猫用のトイレは安く購入することができましたので、総額で5千円ほどで済みました。

 

 

その他、猫の生活に必要な物は自宅で余っている物を使い回したり、友人から分けてもらった物がありますので、出費を伴わずに賄うことができています。

 

最後に保護した猫の食費についてですが、今まで外猫のお世話で色々なフードを購入し続けていたので、毎月の食費に掛かる出費はさほど変化しないと思います。

 

つまり、買ったフードをあげる対象が外の子からシェルターの子に変わるだけで、金額的な負担が増えるわけではありません。

 

目安としては1匹あたり1か月4,000円ほどなので、上限である9匹を保護しても月あたり36,000円程度で済みます。

 

後は猫トイレに必要な紙砂など、その他の消耗品が月に1匹あたり1,000円ほどなので、同じく上限9匹で計算すると月あたり9,000円程度です。

 

また、保護猫シェルターの水道光熱費ですが、おおまかに月あたり1~1.5万円ほどと見積もっています。

 

季節ごとに光熱費の変動はあると思いますが、猫だけが住む施設ですので、最低限の冷暖房に節約して月1万円のラインに収めていくつもりです。

 

総合すると毎月の出費として想定されるのは、

 

家賃:52,000円

食費:36,000円

消耗品:9,000円

水道光熱費:10,000円

合計107,000円です。

 

少し多めに見積もってみましたが、このくらいなら頑張れば何とかやり繰りできる範囲です。

 

特に食費はディスカウントショップの特売や、通販サイトのポイントバックなどを活用していけば、もう少し出費を切り詰めていくことができます。

 

 

では、なぜ保護猫シェルターの運営に際してご支援をお願いするかというと、どうしても捻出できない出費が見込まれるからです。

 

それは、保護猫の医療費です。

 

医療費だけは節約するのは難しく、切り詰めることも不可能な部類だからです。

 

そして、これは私の実体験に基づいています。

 

 

◆医療費の備えの必要性を痛感した出来事

 

 

私は2022年の7月末に、新しく1匹の外猫を保護しました。

 

この子は4年前にTNRしてから、長くお世話してきた子なのですが、今年の5月ほどからひどく口を痛がるようになり、食べることも満足にできなくなっていたのです。

 

今までの4年間でも口を痛がることはあったので、その度に投薬して凌いできましたが、今回は薬の効きが良くなく、口の痛みから十分な食事量に達していませんでした。

 

そのせいか、日に日に身体は痩せこけていき、私は限界を感じて自宅へ5匹目の保護猫として迎え入れました。

 

 

保護した次の日に病院へ連れていったところ、黄疸の初期症状が出ており、もう数日保護が遅れていたら命の危険があるほど、切羽詰まった状態でした。

 

そこで、病院の先生が提案してくれたのが、口内環境を改善するための抜歯手術です。

 

口の痛みを完治させて食事量を元通りにするには、抜歯手術が最善とのことでした。

 

さらに、黄疸の症状が出ているため強制給餌が必要だったのですが、この子は人馴れしておらず、手から食事をあげるのが難しかったのです。

 

そのため、抜歯手術と並行して鼻へカテーテルを挿入し、高栄養ミルクを胃の中へ直接給餌できるような施術を行うことになりました。

 

黄疸が出ていることから緊急性が高いと判断した先生は、手術の予定を診察の7日後に繰り上げてくれました。

 

幸いにも抜歯手術とカテーテルの挿入は無事に終了し、2週間ほどカテーテルによる直接給餌が続きました。

 

 

その間にも食欲の回復を見るためにご飯は置いていたのですが、一切口を付けることは無かったのです。

 

自分から食べることが早期回復には欠かせないので食欲増進剤なども試してみましたが、なかなか食事量が増えることはありませんでした。

 

 

そんな状態でしたが、抜歯手術から1か月が過ぎたころ、ようやく自分からご飯を食べるようになりました。

 

この頃は鼻のカテーテルが取れてしまっていて、どうやって栄養を与えようか困っていたため、食事量が少しずつでも増えていったことに安堵した記憶があります。

 

今ではすっかり元気になり、身体も以前のように丸くふっくらと回復してきました。

 

しかし、長い外猫生活で身体を消耗していたのか、腎臓の数値が良くないという診断結果が出ました。

 

猫にとって腎不全は避けられない病状ではありますが、私の保護した子の中では初めてのことです。

 

先生と相談した結果、腎不全の数値を改善するための皮下補液を毎日点滴し、腎不全用の療法食を与えることになりました。

 

 

今では腎不全の初期だと判明したので治療は療法食のみとなり、皮下補液は症状の進行を見ながら再開することになっています。

 

今回の保護に掛かった費用は抜歯手術から腎臓の診察や治療費も含めると、18万円になります。

 

 

このように、ある程度の高齢の猫を保護すると相応の医療費が掛かるため、高齢猫の保護猫シェルターを設立するなら、充分な医療費の備えが必要になるのです。

 

 

◆頂いたご支援の使い道について

 

先述のとおり、保護猫シェルターの運営費用を何とか賄えたとしても、保護した猫が抱えるリスクに対しての医療費を全てカバーするのは不可能です。

 

ひょっとすると、今回保護した子よりも、さらに医療費が掛かる子を保護する可能性もあります。

 

 

そのような時に、最善の治療を受けるためにも、皆さまにご支援頂いた分を医療費のストックとして保持しておきたいのです。

 

また、予算のストックがあれば、保護猫シェルターの運営に際して、突発的なアクシデントに関しても対応できるようになります。

 

今回の目標金額800,000円の使い道ですが、

 

・目標金額:800,000

・Readyfor事務局への手数料:96,000

・税金(10%):9,600

・差引振込金額:694,400

 

上記のとおり、ReadyFor手数料のおよそ10万円を差し引いた金額の約70万円を全て医療費のストックとします。

 

先述の保護猫のように、1匹あたりの医療費が18万円ほど掛かると想定すると、約70万円のストックがあれば、4匹分の医療費として備えることができます。

 

もしセカンドゴールやサードゴールを達成することができれば、さらに保護できる猫の頭数を増やすことに繋がります。

 

 

救われない命を1匹でも多く保護するためにも、どうか医療費のご支援にお力をお貸しください。

 

 

◆最後に

 

私は今まで多くの猫たちと関わってきましたが、あらためて思い返してみると救えなかった命ばかりが脳裏によぎります。

 

その度に

「仕方なかった」

「やれることは精一杯やった」

「どうしようもなかった」

という言葉で自分を言い聞かせてきました。

 

しかし、これらは自分への言い訳に過ぎません。

 

 

実際にどうしても助けられなかった命もありましたが、私がもう少し頑張っていれば救えた命もあったはずです。

 

それはひとえに自分の弱さであり怠慢であると、自責の念に苛まれてしまいます。

 

だからこそ、これからは救える命をしっかりと受け止めるために、目に見える行動を起こすことを決意しました。

 

その第一歩となるのが、高齢猫を看取るための保護猫シェルターの設立です。

 

私の力は小さく全ての外猫を保護することはできません。

 

だとしても、私が行動を起こすことが、何かを変えるきっかけになる可能性はあると思います。

 

 

平和で穏やかな猫の暮らしを実現するためにも、そして私の悲願を達成するためにも、皆さまのご支援とお力をお貸しください。

 

ここまで長々とお読み頂き、本当にありがとうございました。

 

ーーーーーーーー本クラウドファンディングに関するお問合せは以下までご連絡ください。連絡先:mqmcr263@yahoo.co.jp

ーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プロジェクト実行責任者:
菊川 三千代
プロジェクト実施完了日:
2023年6月30日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

保護猫シェルターの運営をスタートし、高齢猫を順次受け入れていきます。頂いたご支援については高齢猫に掛かる医療費のストックとして活用します。

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