
支援総額
目標金額 800,000円
- 支援者
- 95人
- 募集終了日
- 2023年3月6日
シェルターだより(10月)

11月も半ばを過ぎてしまいましたが、10月度のシェルターだよりをお送りします。
まずは、10月にケージ暮らしを卒業した空歌ちゃんの様子ですが、毎日ともくんと一緒に過ごしてします。
仲良く幸せな日常を過ごしている
むしろ、空歌ちゃんが1匹で寝ているところを見かけないほどです。
そんな2匹の様子を眺めていると、どうして空歌ちゃんはそこまでともくんのことが好きなのか、本当に不思議に思えてきます。
もしかしたら親子や兄弟のように血の繋がりがあるのか、それとも夫婦や恋人同士のような関係なのか、いずれにしても人間の私には理解できない強い絆があるのでしょう。
思い返してみると、私が6年前に山奥の畑で初めて出会った頃から、すでに空歌ちゃんとともくんは仲良く過ごしていました。
そして、ともくんを保護するまでの4年間、空歌ちゃんとともくんは過酷な環境の中を支え合って強く生きてきたのです。
過酷な環境の中で強く生き抜いてきた
しかし、2022年の12月にともくんを保護してからは、およそ1年半近くの期間を空歌ちゃんは山奥の畑でたったひとり生きていくことになってしまいました。
この頃の空歌ちゃんの心中を察すると胸が張り裂ける思いです。
いつも一緒だった大好きなともくんがいなくなって心細いなか、空歌ちゃんは必死にひとりで頑張って生き抜いてきたのです。
そんな寂しい空白の日々を1年半以上過ごして、ようやくともくんと再会できたのですから、今は思う存分ともくんに甘えながら過ごして欲しいと思っています。
一緒にいると安心するのかもしれない
ただ、ともくんを好きなのは空歌ちゃんだけではありません。
畑で一緒に暮らしていたミルク、アクオス、とんちゃん、そしてシェルターで一緒に暮らしているスカー、えりちゃん、というように私が知るだけでも多くの猫たちがともくんに心を許し、そしてともくんの周りでいつも穏やかに過ごしています。
どうしてともくんがここまで猫たちを惹きつけるのか、私には不思議で仕方ないのですが、きっと猫にしか分からない魅力がともくんには備わっているのでしょう。
これからもともくんには長生きしてもらって、シェルターの猫たちの中心に居続けていて欲しいと思います。
ヤンチャ坊主で毎日が運動会に
リビングの猫たちが平和な一方、ヤンチャ坊主のアリスくんには手を焼きっぱなしです。
アリスくんは猫エイズ陰性なのでそろそろリビングに合流させたいところなのですが、穏やかな猫ばかりのリビングチームと上手くやっていけるか不安が尽きません。
色々な面で手強いアリスくんをどうやってリビングチームと馴染ませるか、もうしばらくアイディアを練り込むことになりそうです。
2匹で穏やかな時間を共に過ごしている
さて、2階のチャトラと流れキジですが、相変わらず元気に過ごしています。
10月になってからはだいぶ涼しくなってきたせいか、一緒のベッドで寝ていることが増えてきました。
チャトラと流れキジはもうすぐ保護から2年が経ちますが、すっかり家猫生活に馴染んでくれて私としては嬉しい限りです。
ただ、歳を取っても野生児の流れキジは、部屋が狭いせいか少し退屈そうに見える時があります。
家猫になっても平和ボケしないのは良いことなのかそれとも悪いことなのか、という感じですが、流れキジが自然体で毎日を過ごしてくれることが一番だと思っています。
これから次第に寒くなってきますが、猫たちが変わらず健やかに過ごせるように頑張っていきます。
この後は毎月恒例のオマケコーナーがありますので、引き続きご覧ください。
【おまけコーナー】
名前の由来はなんだっけ?
(りのちゃん編)

私が保護した子たちの名前の由来をご紹介するおまけコーナーです。
第4回は我が家の可愛い娘「りのちゃん」です。
りのちゃんと初めて出会ったのは2019年のことでした。
その当時TNRに取り組んでいた私は、ぴぃちゃんのお世話で毎日足を運んでいたピザ屋さんで偶然サビ猫を見かけました。
サビ猫はメス確定の毛色ですので、不幸な猫を増やさないためにも漏らさず不妊手術する必要があります。
そして、その日はタイミング良く車に捕獲機を積んでいました。
私は初めて見かけたサビ猫をTNRするために捕獲機をセットし、静かにサビ猫の行方を見守りました。
すると、サビ猫は余程お腹が空いていたのか、疑うことなく捕獲機の中へと入っていきました。
想像以上に小さな子だった
無事にサビ猫を捕獲できたのは喜ぶべきことでしたが、捕獲機の中に入っていたのは私の想像を遥かに超えるほど小さな猫だったのです。
果たして不妊手術できる月齢に達しているのかどうか疑問に思えましたが、サビ猫を手術せずにリリースするわけにもいかず、ひとまず家に連れて帰ることにしました。
さて、家に戻ってあらためてサビ猫を眺めてみると、まだ子猫と呼んでも差し支えないほどの大きさでした。
あまり栄養状態が良くなかったのか身体が痩せ細っており、そのせいかサビ猫は一段と幼く見えました。
痩せていたせいか一層と小さく見えた
翌日、念のため病院に連れて行ったところ、サビ猫はまだ乳歯が生え変わっておらず、月齢にすると3~4ヵ月ほどとのことでした。
さすがに4ヵ月の子猫だと手術はもちろん、リリースすることもできません。
仕方なくサビ猫は私の家でしばらく預かることになり、頃合いを見て不妊手術をすることにしたのです。
こうして我が家の居候となったサビ猫ですが、せっかくなので名前を付けてあげることにしました。
名前の候補は色々とあったのですが、最終的には保護した場所がピザ屋さんだったことから
「ピザ⇒イタリア⇒トリノ」という連想を経て「りの」ちゃんに決まりました。
不妊手術が済むまで家で預かることになった
りのちゃんと名付けられたサビ猫は捕獲当初こそ食欲旺盛でしたが、しばらくすると食が細くなってしまいました。
どんなに美味しいフードを用意しても申し訳程度に口を付けるだけで、完食するほどの食欲を見せなくなってしまったのです。
元から細い身体だったりのちゃんの食事量が激減してしまい、私は焦る気持ちでいっぱいでした。
そこで、私は食事の時間になるとりのちゃんを抱っこして、1粒ずつドライフードを口に入れて食べさせることにしました。
最初のうちは口にフードを入れられることに抵抗していたりのちゃんですが、次第に慣れてきたのか私の手からフードを食べてくれるようになりました。
少し身体がふっくらしてきた
こんな日々を2か月ほど過ごした後、ようやくりのちゃんの不妊手術の日がやってきました。
毎日頑張ってご飯を食べさせたおかげで体重は不妊手術を受けられる目安の3kgを越え、病院の先生からもゴーサインが貰えました。
こうして無事に不妊手術を終えたりのちゃんですが、徐々に巣立ちの時が近づいていました。
この当時お世話になっていた保護猫カフェの方が、りのちゃんの受け入れを承諾してくれていたのです。
受け入れの条件は不妊手術を終えることでしたので、術後の経過確認が済み次第りのちゃんは保護猫カフェへ旅立つことになっていました。
無事に手術を乗り切ってくれた
りのちゃんとのお別れの時が近づくにつれて、私の中で様々な想いが行き交うようになりました。
「気弱なりのちゃんが新しい環境に馴染めるだろうか?」
「ちゃんと毎日ご飯を食べられるだろうか?」
「いつか新しい里親さんに迎えられた時に可愛がってもらえるだろうか?」
どれだけ考えてもキリのないことでしたが、私の不安は募る一方でした。
それに、これほど手塩にかけて家で猫のお世話をしたのはりのちゃんが初めてだったこともあり、一層とりのちゃんとの別れが名残惜しくなっていました。
迷った末に家猫として迎えることに
そんなある日、私はりのちゃんの保護を決意しました。
この頃のりのちゃんは私だけではなく、先住猫のクロちゃんにも懐いてきており、家での生活がだいぶ軌道に乗ってきていました。
そんなりのちゃんを保護猫カフェとは言え、全く新しい環境に放り込んでしまうのは、あまりにも可哀想な気がしたのです。
こうしてりのちゃんは我が家の2匹目の保護猫となり、私の下ですくすくと育つことになります。
まるで実の兄妹のようだった
晴れて家猫となったりのちゃんは、先住猫のクロちゃんとすっかり仲良くなり、まるで本当の兄妹のように一緒に過ごすようになりました。
クロちゃんの方も遊び相手ができて嬉しかったのか、りのちゃんと一緒に過ごす時間が増えました。
その後、我が家には様々な猫の出入りがありましたが、クロちゃんとりのちゃんは何ひとつ変わることなく今に至るまで仲良く過ごしています。
いつまでも無邪気で元気なままでいて欲しい
りのちゃんをピザ屋さんで保護して早5年が経ちました。
5年前は2匹目の保護猫を迎えることに様々な葛藤や迷いがありましたが、あの時りのちゃんを受け入れる決心をしたことが、今の保護猫活動に繋がっているような気がします。
こうして色々な意味で転機を与えてくれたりのちゃんですが、私にとっては大切な家族の一員です。
これからも末永くりのちゃんには、健康な毎日を過ごして欲しいものです。
ここまで長くなってしまいましたが、最後までお読み頂きありがとうございました。
最後になりましたが、いつも応援とご支援、本当にありがとうございます。
また来月のシェルターだよりでお会いしましょう。
リターン
500円+システム利用料

お礼のメール
感謝のメールをお送りします。リターン希望なしの方向けのコースになります。
- 申込数
- 10
- 在庫数
- 制限なし
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- 2023年4月
1,000円+システム利用料

お礼のメール&保護猫画像
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