交流プロジェクト、無事成功に終わりました!
8月8日~16日までの全行程を終え、無事日本に帰国いたしました。
この交流の主旨である伝統文化継承の学び合いは、ほぼ毎日のように現地で実施した備中神 楽公演やカパハカ団、そして、現地学校や大学の学生さん達との合宿や触れ合いによりさまざまな形で深く達成することができました。大変有意義な交流事業となり、渡航者一同帰国後もまだ 感動と興奮が冷めやらずの気持ちです。
備中神楽公演は、滞在中、全部で7回とかなりハードなスケジュールではありましたが、現地の皆さんに大変喜んでいただくことができました。また、各所でマーオリの歌やハカを歓迎の気持ちと して御披露していただき、温かい気持ちになりました。
そんな交流を通して、渡航者が受けた実感として、形や歴史、場所は違えど、日本の伝統芸能である神楽と、NZマーオリのカパハカ、マーオリの人々、またニュージーランドの文化において、親 近感を感じることができ、言葉では表現できない類似点を感じることができました。神楽と同様 に、カパハカの継承は御先祖様より受け継いだ神話に基づいており、演舞や道具の使い方まで 書面ではなく親世代から子世代へと語り継がれていることが重要であるということ、また、子ども のころからその精神文化を自然に受け継いでいくものであるということがわかりました。さらに、 神楽とカパハカやハカの中に、何とも言えない類似点もあることが感覚で実感することもできました。
マーオリの挨拶、ホンギも最初は戸惑いましたが、帰国前には皆が自然に挨拶様式としてできるようになっていました。この経験を活かして今後の備中神楽継承活動に更に邁進してまいりたいと思っております。
最後になりましたが、このクラウドファンディング支援がなければ、この渡航は果たせていませんでした。クラウドファンディングに御支援していただきました皆様方に深く御礼申し上げ、ご報告とさせていただきます。ありがとうございました。
備中神楽・カパハカ交流2023実行委員会一同