三重苦の猫ちゃん保護しましたが…

⬆︎保護当時　左を下にすると上半身が起こせます

 

前回、プロジェクトの終了日の前日に保護され持ち込まれた下半身付随の猫『ななちゃん」を病院に連れて行き、レントゲンなどの診察を受けました。検査結果は猫エイズ、猫白血病に加え、胸椎が二ヶ所潰れていました。

餌やりさんの一人のおばあちゃんは自分が面倒を看れないからと安楽死を口にされてました。

側溝のトンネルで動けないまま数日間、飲まず食わずで頑張って生きていた事に涙が出ました。

見当たらなくなって気になっていた餌やりさんに「自分はここにいるよ」とか細い声で鳴いてたそうです。

その話しを聞いて何とか生きて回復して欲しいと預かることにしました。

ネットで半身不随から回復の余地があると希望を持ちました。

先生の指導で足の関節を動かしたり、マッサージをしたり、ななちゃんも慣れて来て喜んでくれるようになりなりました。

⬆︎自ら水を飲んでいます

 

数日間は食欲もありかろうじて動く上半身を起こし、元気でご飯を食べていましたが水を受け付けなくなり水分補給のために色んな種類のパウチやチュールは喜んで食べてくれました。

その内、ご飯も食べなくなり病院で診察、点滴。

血液検査で肝臓が悪いのが判明しました。

⬆︎かぶれ防止に毛を刈りました　床ずれも心配です

 

 

入院をお願いしましたが病院の夜は誰もいないことから自宅での看病が良いと連れて帰りました。チュールを少し舐めたもののぐったりしたままです。

その後午前四時前ぐらいに吐血して亡くなりました。

希望を持っていただけに大変ショックで、暫く力が抜けてしまい動けなかった自分がいました。

 

救いたくても救えない命。虐待など弱いものいじめは決して許さないと前に進む決意を新たにしました。