広島市に子ども専門の訪問看護ステーションを設立したい

▼自己紹介

本プロジェクトをご覧いただき誠にありがとうございます。

　合同会社B.f. 猿澤咲希と申します。私は看護師として、広島市内総合病院の小児病棟で１４年間病棟勤務をしてきました。先天性心疾患、先天性消化器疾患、先天性外奇形、腎疾患、水頭症、てんかん、自己免疫疾患、染色体異常、低出生体重児、低酸素脳症、感染症、小児がん、重症心身障害児者等多岐にわたる疾患を持つ患児の看護に携わってきました。そのような看護経験の中で、地域で暮らす子どもたちやこれから初めてお家へ帰る子どもたち、ご家族にとって在宅サービスが十分とは言えない現状であることを思い知りました。"安心してお家で過ごせるような環境を整えたい" "たった一度でもお家に帰って家族と過ごす時間を作ってあげたい" そんな思いが次第に強くなっていき、より近い距離、地域で在宅看護を行うため、合同会社B.f.を設立しました。

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

　病棟勤務をしている中で、様々な疾患と戦う子どもたちとそのご家族と出会ってきました。私の勤務していた病院にはNICUもあったため、生まれながら疾患や障がいを持つ子どももたくさんいました。そのような子どもたちは、病院で治療を終えた後は、退院して自宅で生活を送っていくことになります。現在の医療の進歩により、医療ケア（在宅人工呼吸器、在宅酸素、気管切開の管理、中心栄養、経管栄養、自己導尿等、）を自宅でも継続しながら退院を目指せるようになっている子どもも増えてきています。https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/000794739.pdf

　私自身二児の母であり健常児の育児もとても大変であることを身をもって体感していますが、このようなハンディを持った子どもの育児はさらに留意する点や自宅での医療処置もあることからご両親やきょうだいにかかる負担は計り知れません。私は、このような子どもたちやご家族の力に少しでもなれたらと訪問看護ステーションを設立したいと考えました。

▼プロジェクトの内容

　訪問看護ステーションは、全国多く存在しています。しかし、そのほとんどは０歳から大人までを対象としているステーションです。小児の分野では、特有の疾患の知識や発達に応じた看護が求められるため、成人看護を経験してきた看護師からは、苦手意識を抱いている、適切な看護が行えているか不安という話を聞きます。また、実際に私が病棟勤務をしている際に出会ったご家族から、「訪問看護師さんに来てもらっているけど、小児看護には不慣れな様子で安心して任せることは正直できない」という声も聞きました。そこで、私は小児看護、新生児看護に精通したスタッフのみが訪問する小児専門の訪問看護ステーションを設立します。

▼プロジェクトの展望・ビジョン

小児看護に精通したスタッフが訪問することで、様々なハンディを持つ子どもたちが安心して大好きな家族の元で生活することができ、ご家族も安心して任せられ困ったときに頼れる存在になっていきたい。