インドネシア路上猫たちリターンズ

ご支援を賜ったみなさま、

はやいもので、「インドネシア路上猫たちリターンズ」も終了まであと２週間を切ってまいりました。目標までまだ４０％もあります。引き続きの応援、よろしくお願い申し上げます。

さて今日は、キャットハウス一の貫禄と見識を兼ね備えた、その名も帝王リリくんのご紹介です。

生まれは、２０１９年９月インドネシア西ジャワ州カラワン県のアパートの一室、母は先日ご紹介したナナ、兄弟はサリーとニノでした。最初性格は臆病で、２０年に一度里親に出そうとしたことがありました。しかし、ケージにいれられたあと、隙を見て逃げ出し、結局里親に出されることはありませんでした。これまた先日ご紹介した兄貴分のぺぺにいつも虐められる弱い立場の幼少期でした。その後一時期、ガラスを踏みつけて足に傷を負いびっこを引くようなことがありましたが、薬でほどなく治癒、その後は病気らしい病気をしていません。更に去勢手術後は、身体がどんどん大きくなり、いまではハウスの男のこの中では、いちばん大きい堂々たる体躯に成長しました。成長は外見だけでなく、いまではハウスの中では最も思慮深くなり、例えば若い男の子が屋内でマーキングをしたりすると、すぐその若い子を𠮟りつけほどの貫禄を見せています。これまで猫がほかの猫を叱るのを見るのは、後にも先にもリリくんだけで、最初に見たときは本当に驚きました。普段聞いたことがない「どす」のきいた低い声を出しながら睨みつけるので、叱られる若い子は凍り付いたように動かなくなっちゃうんですが、或る意味とっても滑稽な情景でもあります。。また、ドライフードが好きで、なくなるとユディさんにおねだりするお茶目な一面も併せ持つ、実に愛おしい帝王リリくんでした。是非リリを応援してください。