プロジェクト概要

 

世界遺産の姫路城に大勢の観光客が訪れる今こそ、
姫路ビーツ(捕虜たちの赤かぶら)を姫路ならではの特産品に育て上げたい!


はじめまして。NPO法人姫路タウンマネージメント協会の理事長を勤めております、田中達郎と申します。私は三十数年間、姫路市の行政に携わり、八年間、助役として姫路市長を補佐しながら、市政を務め、今年89歳を迎えます。

姫路市はおかげさまで姫路城が国宝、世界遺産に指定され、多くの観光客の皆さんが訪れていただいております。しかし、姫路城だけでは、訪れる方々のニーズを、満たしているとは思えません。特産といいますか、名物といいますか、姫路といえば「姫路城と〇〇」といわれるものがないのです。そして、”おもてなし”の体制もまだまだ整っていないと思うのです。

そこで、私の周りにいる、若い人から老人まで呼びかけ「姫路ビーツプロジェクト」を立ち上げました。姫路にお住まいの人、訪れた人、訪れたい人が、姫路に行けばビーツが食べられる。姫路はビーツが特産品だ。と、いわれるような活動にしていきたいと思っております。

さあ「姫路ビーツプロジェクト」物語へ、ご案内いたします。

 

姫路をビーツの街にしたい!収穫祭の時に撮った一枚です。

 

日露戦争中、ロシア人捕虜が栽培したビーツを復活栽培し、姫路を訪れる人たちに提供したい。


今から約110年前の日露戦争中、姫路市内にロシア人捕虜収容所が設けられました。播磨国総社や姫路船場別院本徳寺(船場御坊)など大きな神社仏閣でも捕虜が生活しました。その数は2000名以上に上ります。

当時のことを祖母から聞いたという著書「捕虜たちの赤かぶら」(三木治子さん著、1985年)に、ロシア兵が河原を耕し「ロシヤの“かぶら”」をまいた様子が描かれています。播州弁で語られるこの本は、捕虜たちを姫路の人々が興味津々に見つめる様子や交流を描いています。赤かぶらについては「水をやるやら、草をひくやら『あない覗(のぞ)いたら伸びる芽も伸びん』と思う程の力の入れようやった」と描かれています。

 

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姫路俘虜収容所紀念写真帖に残されたロシア人捕虜らの写真。
買い物途中とみられる=北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター所蔵

 

私は、この逸話に着目しました。近年の健康ブームもあり、約110年前にロシア人から姫路にもたらされたビーツを「地域野菜」として、町おこしに活用しようと考え、昨年11月に「姫路ビーツプロジェクト」を立ち上げました。

ビーツはホウレンソウと同じアカザ科。カブのような見た目で実は赤く、鉄分などが豊富なことから「食べる輸血」とも呼ばれています。ヨーロッパでは煮込み料理やサラダに使われ、ロシアの代表的料理ボルシチの赤色はビーツに由来します。近年、健康野菜として日本でも注目されるようになりました。

 

捕虜たちの赤かぶら(表紙)


私の長年の行政経験と勘働きというのでしょうか。「やれる!」と確信しました。
大学でスポーツ栄養学を学ぶ女子大生、ロシア語を勉強する女性やベトナム人の女性、退職後の人生を模索する男性、私より少し若い80代の男性などが、声をかけるとすぐさま私の周りに集まってくれました。

今春から栽培を開始。誰一人として農業の経験はありませんが、みんな懸命に栽培方法などを専門書などで勉強し、土まみれになりながら作業を続けました。6月の初収穫では予想以上の約3トンの収穫を得ました。初めてとしては良い出来だと思います。みんなの努力の成果がこの数字に現れたのです。

 

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6月収穫した姫路ビーツ「捕虜たちの赤かぶら」


栽培と同時に進めているのが国際交流とメニュー開発です。
7月初旬、収穫したてのビーツを使い「収穫祭」と題した料理教室開催しました。


講師は大阪府吹田市在住のロシア人料理研究家、ブヤコフ・ビクトリア先生。「ロシアでは、スープは食べるもの。具がたくさんです」と説明しながら、冷たい夏用のボルシチ、お正月に食べるサラダなど4種類をつくりました。大変美味しかったです。体の中から健康になっていくようなワクワク感を持ちました。月に一度、ロシア料理以外にもちらし寿司(ずし)やそば、カップケーキなど姫路独自のビーツ料理作りにも取り組んで研究しています。

 

ブヤコフ・ビクトリア先生が教えてくれるロシア料理は絶品です!


また、収穫祭では、「捕虜たちの赤かぶら」の紙芝居も披露しました。郷土史に基づく食育に貢献できればと考えています。小学生や中学生が、紙芝居を見ながらビーツの給食を食べる姿を想像してみてください。これぞ「食育」。

9月末からは、栽培面積を拡大します。次回収穫分を使って、ビーツベースの缶詰を作り、フレッシュビーツとともに販売する計画も進んでいます。しかし、栽培したビーツを加工し、姫路を訪れた人たちに、料理を提供し、”おもてなし”をする場所を私たちは持っておりません。それが、最大の課題なのです。

 

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築120年の古民家。縁側は柿渋塗装で味のある色に仕上がりました。

 

皆様方から頂いた支援で、築120年の古民家を再生し、
姫路ビーツ「捕虜たちの赤かぶら」を加工、料理したものを、姫路に訪れたお客様に提供したい


今回のプロジェクトでは、みなさんからご支援いただいて、古民家を再生します。
”おもてなし”の場を作るのです。

古民家は築120年の大きな古民家です。姫路城の北西部に位置し、母屋と付属建物そして蔵2つと庭2つで構成されております。床面積が360㎡以上あり、従全の部屋数は、18部屋ありました。それを13部屋にする全面改築を行ています。

1階から2階までの吹き抜けを4か所作り、二階の部屋と部屋の間の吹き抜けには橋を架けています。柱は全て柿渋塗装を行い、古民家の重量感が増します。壁は全て珪藻土を塗ります。土間は、たたき土間。ほとんどの畳を取り払い、無垢の板を張っております。

 

しかし、まだ完成は2/3ほど・・・。残りの改修にお力をお貸しいただきたいと考えています。

 

この古民家は地域の活性化拠点として、兵庫県からも一部支援を得て再生を進めています。

古民家の利用目的は、地域の活性化拠点として展覧会や音楽会ができるギャラリースペースと食品の加工調理を行い、提供できるカフェスペースで構成されております。

工事は、全体で約三分の二は完成いたしました。あと一歩のところに来ています。来年春の完成を目指して再生を成し遂げたいのです。

 

 

姫路ビーツ「捕虜たちの赤かぶら」が姫路の名産品として、姫路城と共にその地域を盛り上げていきたいです。その発信拠点が、古民家姫路ビーツカフェなのです。


私は、今回のプロジェクトを通して、出版から30年以上が過ぎ、忘れられていた(著書「捕虜たちの赤かぶら」)の歴史の一コマを、世界遺産の姫路城に大勢の観光客が訪れる今こそ、赤かぶら(ビーツ)を姫路ならではの特産品に育て上げられる。と考えました。

姫路ビーツ「捕虜たちの赤かぶら」は、歴史や栄養学、商品開発など切り口はさまざま。ビーツが触媒となって、多種多様な人が集まり、活動できるのがこのプロジェクトのおもしろさだと思います。

"姫路ビーツ「捕虜たちの赤かぶら」復活の物語は始まったばかりです。
皆様もぜひ、この物語にプレーヤーのお一人としてご参加いただき私たちと一緒に夢をかなえませんか。"

 

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます!

ぜひ応援、ご支援をお願いいたします。

 

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ひめじ美食クラブTATA:ビーツレシピを研究するため毎月1回開催しています。


ご支援いただいた方へリターンのご案内

Readyforの支援だけで受け取れる産地直送の限定リターンです!


すべて姫路オリジナルのリターンです。


フレッシュ姫路ビーツ「捕虜たちの赤かぶら」
姫路ビーツ「捕虜たちの赤かぶら」をリターンとしてお届けします。有機栽培無農薬で育てた姫路ビーツを、収穫したて、土のついたままお届けします。ビーツはロシアの代表的な料理「ボルシチ」に欠かせない野菜。ビーツはかぶらに似ていますが、ほうれん草と同じアカザ科。ミネラル豊富な健康食品として、今注目されています。ビーツとともに、ロシア人料理研究家、ブヤコフ・ビクトリア先生や同じ料理研究家の扇エリザヴェータ先生のビーツレシピもお付けいたします。

 

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ビーツ料理 右上:ビーツパテ・中上:ボルシチ・右下:ビーツのカツレツ・中下:ビーツサラダ・左:ライムパン。料理監修:扇エリザヴェータ先生



工楽松右衛門帆布
8号糊引き帆布を使った工楽松右衛門帆布 デザインとカラフルさが人気の商品です。姫路は江戸時代より綿産業が盛んなところで、姫路藩に住む漁師:松右衛門が帆布を発明しました。帆布の発明により、画期的に日本の海運業が発展しました。この松右衛門の業績を広めようと工楽松右衛門帆布は創業されました。

姫路かりんとう「道満」
江戸時代から続く、播州かりんとう又は姫路かりんとう。特徴は、干菓子で庶民的な味。職人が一つずつ心を込めて作っています。

姫路城釘写し(姫路城最大の釘の写し)
今回の大修理は、平成の大修理と呼ばれます。その前の昭和の大修理の際に、天守悪を支える心柱の補強として使ってあった釘の写しを作り、きれいな音色が奏でられるように鍛造いたしました。

 

播州織(ばんしゅうおり) 超速消臭寝具マユテックスシリーズ
播州織は、古くから北播磨地域で栄えた織物であり、自然の恵みをえて、この地の人々が、この地の自然と共生しながら育んできた文化です。超速消臭寝具マユテックスは、そんな地域の播州織を使い、悪臭を超速に中和・分解し消臭。使用することで失われた機能は、洗濯することで回復します。繊維の寿命まで半永久的に消臭機能が持続する全く新しい消臭寝具です。

 

姫路城の絵画 油彩:寺前高明画 

姫路在住の画家、海外でも個展を開始するなど国際的に活躍。姫路城は重要なモティーフの一つ。