プロジェクト終了報告 日本・イスラエル・パレスチナ学生会議
クラファン支援者の皆さま
先日行いましたWebinarをもちまして、当団体のクラファンプロジェクトを終了いたしましたことを報告いたします。
ここ数ヶ月の間に、ガザやイスラエルだけではなく、周辺のヨルダン川西岸地区やレバノンの状況も悪化し、中東地域の平和への道がますます長くなったように感じられます。私たちも、中東情勢悪化や日本での台風の影響で参加者のフライトが直前にキャンセルされるなどのアクシデントに見舞われましたが、皆さまのご支援ご協力のおかげで無事会議を成功させることができました。御礼申し上げます。
今夏の合同学生会議は、現在の両地域の情勢悪化の「端緒」となった2023年10月7日以降はじめての開催となりました。
参加者間の相互理解と信頼醸成を目的に、福岡に11日間、東京に4日間のおよそ2週間にわたって16名で共同生活を送りました。西南学院大学のご協力のもと大学施設をお借りして、参加者の空間を守りながら滞在生活と継続的なディスカッションを行い、参加者間の相互理解を深めました。福岡滞在中には、被爆地・長崎を訪れました。被爆者の講話、長崎原爆資料館見学や長崎大学核兵器廃絶研究センターの研究員の方のレクチャーを通じて平和について多面的に考える機会を得ました。
また、日本社会に対してのイスラエル/パレスチナ問題の関心喚起と理解促進を図るためにシンポジウムを開催し、学生会議の成果と参加者たちの声を発信しました。これらの活動を通じて、地理的にも心理的にも日本から遠く感じられるイスラエル/パレスチナ問題への関心を持つ機会を日本で創出しました。
今回の会議の目標として、私たちは①日本という場におけるイスラエル・パレスチナ人参加者間での対話の促進②日本社会へのイスラエル・パレスチナ問題の発信の二つを掲げていました。①に関しては、会議中の対話セッションはもちろん、セッション外での時間の交流を通じて参加者同士の仲を深めることができ、大いに達成できたと考えています。また、②に関しても、福岡で開かれたシンポジウムをメディアで取り上げていただいたほか、9月6日NHKBS国際報道2024「イスラエルパレスチナ 若者たちの対話」など、会議全体の密着を通してJIPSCの活動について全国の方々から支援や応援をいただくことができました。
皆さまから頂いた支援金は、予定通り、全額イスラエルとパレスチナの参加者の航空券代として使わせていただきました。円安や昨今の状況悪化で会議開催費用に占める割合の大きい航空券代も高騰しており、皆さまのご支援なしには会議の開催は不可能でした。大変ありがとうございました。
一般の方向けに、今回の会議の成果について報告する報告会を10月27日(日)に都内で予定しております。こちらについては、クラファンの活動報告または幣団体のSNSでおってご案内いたしますので、ぜひご確認ください。
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