プロジェクト本文
▼日本の先進医療とボランティア精神を世界に届けたい!
はじめまして。医療ボランティア団体RED WOOD JAPANの金ミンギョンと申します。私たちは2013年に任意団体として活動を始め、今年までの6年間、医療ボランティア活動を行ってきました。活動場所は、主にアフリカです。病院や診療所がない所を訪れ、医療サービスを受けたことのない人々に、医療と薬の提供を行ってまいりました。
2013年に、日本の一人の医師がアフリカの国際医療ボランティアに参加したのをきっかけとし、任意団体として活動を開始いたしました。それ以来、アフリカの様々な国を訪問し医療ボランティア活動を行っています。日本、韓国、中国、インド、タイなどの医療従事者とのネットワークを通し、世界の医療現場についても情報交換をしています。
そしてより活発に、より積極的に、より広く活動していきたいと思い、NPO法人登録の申請をしました。2019年度からはNPO法人として更なる活動をしていきたいと考えています。
<コートジボワールBuake市コナンクロ村にて子どもたちと記念撮影>
▼「医者にかかる」この当たり前な日常を知らない人が、世界にはたくさんいます!
今年の6月、コートジボワールのSinfra市とBuake市で行われる医療ボランティア活動に参加するために、私は初めてアフリカに行きました。現地で私が目にしたのは、医者が街に来たというので診療開始2時間前から並んでいる人々でした。4キロも離れている隣りの村から歩いてきた人、具合が悪い子供を自転車に乗せて来た人、自力では歩けず子供たちにおぶわれてきた人、ただ医者を見てみたいという人、本当に様々な人が来ていました。そして彼らのほとんどが一度も病院に行ったことがない人達でした。
病院に「行かない」又は「行けない」理由は、大きく以下の二つであると考えられます。
1.町に病院がない
2.病院はあるけれどお金がない
コートジボワールの2017年の一人当たりGDPは1,621米ドル1) (約18万円) です。同年の日本の一人当たりGDPは38,449米ドル2) (約435万円) の4%にすぎません。「病院に行く」「医者にかかる」「薬を買う」 このようなことは、現地の人たちにとっては夢のまた夢と言っても過言ではないのです。
1) IMF https://www.globalnote.jp/post-2456.html
2) IMF https://www.globalnote.jp/post-2577.html
<診療開始2時間前から集まってくる人たち、Sinfra市>
▼「お金はない…」けれど、
「医者にかかる」当たり前をアフリカの人々に!
今回コートジボワールのSinfra市で診療所を建設することになったのは、本年6月の医療奉仕活動がきっかけです。私たちRED WOOD JAPANは6月28日から7月6日まで、国際医療ボランティア組織Good News Medical Volunteerと協力し、日本、韓国、中国、タイ、インドの医者及び看護師たちとコートジボワールのSinfra市とBuake市で医療奉仕活動を行いました。
コートジボワールは、WHO (世界保健機関) が力を入れています「顧みられない熱帯病 (Neglected Tropical Diseases NTD)」の一つ、ブルーリ潰瘍の世界有数の流行地です。我々の診療にも、多くの重篤な皮膚潰瘍患者が訪れました。この皮膚潰瘍は重度になりますと、皮膚から筋層を突き抜け、骨にまで病変が達します。最悪の場合には、病変のある手足を切断しなければならないほどです。
今回の診療でも、下肢の皮膚潰瘍が重篤化し、杖無しでは歩けない方、また、歩けないので、いざりながら移動している いたいけな男の子もおりました。
幸いな事に、Herbal Medicine であるSRM1 が 重篤な皮膚潰瘍に著効した症例を過去に経験いたしておりますので、今回もこのHerbal Medicine SRM1を皮膚潰瘍患者に無料配布いたしました。
そのようにしましたところ、今回も皮膚潰瘍が劇的に改善した症例が現れました。そのことを確認いたしました州知事が、コートジボワール政府に報告いたしましたところ、コートジボワール政府 が病院のないSinfra市に病院を建てて安全に治療ができるように と土地を貸与したのです。そこに診療所を建てる運びとなりました。
<皮膚潰瘍患者に症状を説明している韓国人医師>
<コートジボワールのSinfra市で皮膚潰瘍処置をしている日本人医師>
<SRM1を服用して、症状が改善した一例。56歳 女性>
▼皆さんのご支援で医療死角地帯に診療所を建てたいと考えています。
今回のプロジェクトでは、皆様からいただいた支援金は、コートジボワール政府が貸与した約120坪の土地に50坪の診療所を建てる費用に充てられます。建物の設計は既に終了しており、現地では、新しく建てる診療所での医療行為許可と、完成した設計図をもとにした診療所建築許可を申請中です。建設費用は約200万円と 見込まれています。
現在、Sinfra市には病院がありません。人の家の軒先を間借りして、ボランティアの医師や看護師が皮膚潰瘍患者の治療にあたっています。患者さんには安心して治療が受けられる場所を、医師や看護師の方々には快適に診療ができる場所を、今回のプロジェクトで提供できることを願っています。
<皮膚潰瘍患者の治療にあたっている現地の看護師>
<土地貸与を許可した保健部のディレクター(右)>
▼7万人のSinfra市の住民と近隣住民に「医療を届ける!」
Sinfra市はコートジボワールのサッサンドラ=マラウェ地方にある 小さな田舎の村です。人口は約7万人と言われていますが、病院はありません。そこに診療所ができるとSinfra市の7万人の住民はもちろん、近隣住民にまで「医療を届ける」ことができます。皮膚潰瘍患者に限らず、風邪のような日常的にかかりうる病気の治療がSinfra市でも可能になるのです。
皆様のご協力とご支援をお願いいたします。
<Sinfra市の様子>
2019年2月1日~2019年2月10日までの間、コートジボワールに渡航し、
診療所をオープンしたことをもって、プロジェクトを終了とする。
*渡航スケジュールについて
2019/02/01:コートジボワールに到着
2019/02/03:Sinfra市に到着
2019/02/04:診療所オープンセレモニー
2019/02/04~2019/02/08:診療所運営の様子観察
201902/10:帰国
*診療所の建築について
建築完了予定日:2019/1/31
建築状況:未着手(着手予定日:2018/12/15)
建築場所:決定済み(住所:POSTAL BOX (PB) 128 SINFRA / CÔTE D'IVOIRE)
建築委託先:株式会社セブンデグリー建築士事務所
17-4, 156 Baekhyun-ro, Bundang-gu, Seongnam-si, Gyeonggi-do. South Korea
※確定しました
プロフィール
2013年:第1回アフリカ医療ボラ ケニア(ケニア) 2014年:ケニア医療ボランティア中止(エボラ出血熱のため) 2015年:タンザニア ダルエルサラーム の医療・衛生実態把握 (1)地域の診療所・中核病院 (2)ムヒンビリ大学 (タンザニアの最高学府) (3)タンザニア国立医学研究所 2016年:第2回アフリカ医療ボランティア(ケニア、ガーナ)、 タンザニア 地域視察 、ベナン地域視察 (地元 開業医) 2017年:第3回アフリカ医療ボランティア(ガーナ、トーゴ) ベナン病院滞在:ブルーリ潰瘍調査(皮膚潰瘍 413症例の解析) 2018年:第4回フィリピン医療ボランティア 第5回コートジボワール医療ボランティア 2018年11月:NPO法人申請
リターン
3,000円
★「応援する」支援
・完工した診療所の様子を写真でお届け
・報告書に支援者のお名前を記載させていただきます(希望者の方のみ)
- 支援者
- 5人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送予定
- 2019年3月
10,000円
★「協力する」支援
・コートジボワールからのお礼のメッセージ
・完工した診療所の様子を写真でお届け
・報告書に支援者のお名前を記載させていただきます(希望者の方のみ)
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送予定
- 2019年3月
50,000円
★「助ける」支援
・コートジボワールからのお礼のメッセージ
・完工した診療所の様子を写真でお届け
・現地の人が描いた絵をお届け(※掲載の絵は一例です)
・報告書に支援者のお名前を記載させていただきます(希望者の方のみ)
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 5
- 発送予定
- 2019年3月
プロフィール
2013年:第1回アフリカ医療ボラ ケニア(ケニア) 2014年:ケニア医療ボランティア中止(エボラ出血熱のため) 2015年:タンザニア ダルエルサラーム の医療・衛生実態把握 (1)地域の診療所・中核病院 (2)ムヒンビリ大学 (タンザニアの最高学府) (3)タンザニア国立医学研究所 2016年:第2回アフリカ医療ボランティア(ケニア、ガーナ)、 タンザニア 地域視察 、ベナン地域視察 (地元 開業医) 2017年:第3回アフリカ医療ボランティア(ガーナ、トーゴ) ベナン病院滞在:ブルーリ潰瘍調査(皮膚潰瘍 413症例の解析) 2018年:第4回フィリピン医療ボランティア 第5回コートジボワール医療ボランティア 2018年11月:NPO法人申請