こんにちは、シャンティの菊池です。

たくさんの方に応援をいただいて、本当に励みになります。

ありがとうございます。

 

土曜日の午後、東京は曇り空ですが、皆さまはどのようにお過ごしですか?

お休みの方は、寛げる場所で過ごされている方も多いかと思います。

 

難民キャンプの中にある図書館は、束の間でも安心できる、癒しの空間ともなっています。

 

誰もが好きな本を読むのに没頭できる場所、知りたいことを調べられる場所、自分の知識を拡げることのできる場所、何も考えずにぼーっとすることもできる場所でもあります。

 

特に子どもたちにとっては、難民キャンプという限られた空間の中でも、絵本や図書館員によるおはなしを通して、色々なことを想像し、共感し、疑似体験し、感動し、心が自由になれる場所です。

 

今日は写真で、皆さまを難民キャンプの図書館にご案内したいと思います!

 

"世界に繋がる" 図書館の紹介

 

タイ国境付近の7カ所のミャンマー(ビルマ)難民キャンプには21のコミュニティ図書館が運営されています。

 

図書館の外観です。

 

 

館内は主に3つのスペースに分けられています

図書館内は主に、【子どもの部屋】、【大人の部屋】、【図書館員の部屋】の3つの部屋に分かれています。

 

【子どもの部屋】

一番大きい部屋が、子どもたちの部屋です。自由に絵本を読んだり、図書館員さんが読み聞かせのお話し会を開いたり、時には研修会やミーティングで皆が集まるのもこの部屋です。

子どもたちが親しみやすい飾りつけに心がけています。

 

 

子どもの部屋の本棚は基本的には3段目までの低いものとなっています。

 

子どもたちは、本棚のそばに座って絵本を読んだり、展示された絵本を立ち読みしたりしています。

 

【大人の部屋】

 

子どもの部屋とはドアで仕切られていますが、ドアは開放されていることが多いです。

 

基本的には13歳以上の青年、大人の利用者です。

 

 

【図書館員の部屋】

 

図書館員の部屋には、お話し会用の道具や文房具などの予備が収められています。

 

図書館の外には図書館利用者用のトイレ・手足洗い場を設置しています。

 

 

利用者・貸出コーナー

各キャンプの図書館責任者と図書館員さんが、図書館利用者数や貸出冊数の記録・管理をしています。

 

図書館に来たらまず使う箱

 

図書館を利用する人びとは、毎回この箱を利用します。

 

「色のついた紙を取って箱に入れてください。」と書かれています。ピンク色は4歳以下の子ども、緑色は5歳から17歳の子ども、赤色は18歳から59歳の大人、青色は60最上の高齢者という色分けです。男女もマークで分けられています。図書館員は、箱に入れられたこれらの色付き紙を集計することで、利用者人数をカウントしています。

 

貸し出しカウンターです。

 

 

図書館員さんか随時手続きを行います。利用者は、貸出ノートに必要事項を記します。

 

図書・本棚

子どもの部屋、大人の部屋で図書が分類・配架されています。

本棚のいくつかのセクションをのぞいてみましょう。

 

新しい本を紹介するコーナーです。(ちょっとさびしいですが...)

 

 

3回、新しい図書が届く時期があります。3月から4月ごろにかけて、タイで購入した絵本が届きます。5月から6月ごろには、日本から海を渡って運ばれてきた図書が配架されます。そして年末年始にかけては当事務所が出版しているオリジナルの図書が、完成後に各図書館に送られます。​

 

「読み聞かせ推薦図書コーナー」親が子どもに読み聞かせをするための推薦図書が並べられています。

 

新聞などを読んでいただくニュースコーナー

 

大人の部屋には、ビルマ語・カレン語の新聞、ユース向けの雑誌、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)から配信される国境地帯やミャンマー国内の情勢に関するニュースのファイルが置かれています。​

 

学習参考書が並ぶ図書コーナー

幼稚園・小学校向けの図書と、中高・ポスト高等学校向けの学習参考書等の図書とで本棚が分けられています。学校に持っていき、先生が補助教材として使うこともあります。

 

「読んだ後は、元の場所に本を戻してください」と本棚の上に表示しています。

 

 

 
   

情報提供の設備

 

お知らせ掲示板

 

 

お知らせ掲示板は、図書館の外にあります。主に、UNHCRからのニュース、図書館で利用できる図書の紹介などの情報を掲示しています。

 

パソコン・コーナー

各キャンプで最低一カ所の図書館にパソコンを設置しています。インターネットの利用はできませんが、オフラインで情報が閲覧できるようになっています。定期的に更新されているものは、UNHCRが提供するタイ-ミャンマー国境地帯のニュースや統計などの情報です。その他にも、スキルシェアのためのビデオや、シャンティの事業を紹介するビデオを見ることができます。

 

子どもたちが親しみを持ち、安心して過ごすためにー

図書館の壁や天井の飾りつけ

 

タイ語や英語学習のための語彙ポスター、地図なども貼っています。

 

図書館の壁や天井は、さまざまな展示・飾りつけがなされています。

飾り作りや飾りつけは図書館員さんが行っています。

 

これまでの図書館活動の様子や作品の展示です。

 

子どもたちの絵を展示しています。日本の子どもたちから届いた絵を掲示している図書館もあります。

 

 

折り紙やストローでつくるデコレーション

 

 

どの図書館に行っても、それぞれ異なる飾りでにぎやかです!

 

図書館員さんは、より多くの人が楽しく、安心して過ごすことのできる空間づくりを行っているのです。

 

みんなが過ごしやすいスペースをつくるために、図書館員たちが工夫しています。難民キャンプの図書館はいかがでしたか?

 

次回はどのような子どもや大人たちがこの図書館を利用しているかを、お伝えしたいと思います。

 

引き続き、応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします!

 

まるでパーティに招待されたような気分になる入口のデコレーションです!

 

 

 

 

 

 

 

新着情報一覧へ