支援総額
目標金額 150,000円
- 支援者
- 32人
- 募集終了日
- 2019年6月20日
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- 37日
プロジェクト本文
終了報告を読む
・ネクストゴールの金額
25万円
・ネクストゴールで集める金額の資金使途
結城幸司さん、島田あけみさんを台湾へ招聘、カムイノミの実現
交通費・宿泊費
ご支援ありがとうございました!
たくさんの人たちのご支援のおかげで目標金額を達成することができました。
これは直接支援していただいた方だけではなく、情報をシェアしていただいた方、気を止めていただいた方のおかげでもあります。これでカード会社からの請求に対応できそうです。(笑)
これほどまでに、ご支援してくださる方、思いを同じにしてくれる方、関心を持っていただいた方がたくさんいてくださったことに本当に感謝しています。そして、何より精神的に励まされました。お金のご支援をお願いしていたのにも関わらず、気持ちの面でのバックアップを受けていることに気がつかされました。
私自身、日頃お世話になっているアイヌの知人たちのために力になりたいと思ってやっていることですが、正直迷うこともあります。「本当に彼らのためになっているのだろうか。自分よがりなだけなのではないか。」などと考えることは日常茶飯事です。
そんな中、挑戦したクラウドファンディングでした。結果、お金のご支援と共に、気持ちの支援がこれからの私の糧となって生かされていく気がしています。
いただいたコメントは励まされるだけでなく、いろんな問題との類似性・関係性に気づかせれました。
コメントいただいた方、本当にありがとうございました。
ネクストゴール設定!!!!!!!
「欲が出たな」「調子に乗り出したな」
そのように思われるかも知れません。その通りなのかも知れません。
10万円増やして、25万円に設定させていただいたのには理由があります。
それは結城幸司さん、島田あけみさんを台湾にお招きしたいと考えているからです。ただお招きするだけではありません。
美術館前でカムイノミ(アイヌ式の神に捧げる儀式)を執り行っていただきます。しかも、そこには台湾の先住民族たちもお招きして一緒にカムイノミをしたいと考えています。
150年前、日本の一部とされた北海道、その26年後の1895年同じく日本の一部とされた台湾。いっときは歪んだ形で同じ国家の国民となったそれぞれの先住の民たちは、現代になって違った形で同じ場に集い、同じ時間を共有することになります。何か素晴らしい可能性が秘められているような気がしています。
そのような場が実現するようにさらなるご支援をお願いしようと思い、ネクストゴールの設定をさせていただきました。
思いを同じにしていただける方、声援だけでも結構です。
ご支援・応援のほどお願いしたいと思います。
宜しくお願い致します。
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『先住民族』という言葉を聞いてどのようなイメージをお持ちでしょうか?
「山の中で原始的な生活をしている人たちのこと?」
「アマゾンやボルネオの熱帯雨林に住んでる人たちのこと?」
という印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
ご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんが、日本にも先住民族はいます。
日本政府が認定している民族はアイヌ民族です。
そして、あなたのすぐ隣で生活しています。
一般的な日本人と同様、スーツを着て仕事をしている人ももちろんいます。
食生活や生活様式は、当然お米を食べたりパンを食べたり、一般的な住宅に住んでいます。
(ニュージーランド先住民族のマオリ民族を迎えた際のカムイノミ)
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私はご縁あってアイヌ民族の知人の撮影をさせていただいています。
私の経験の中での話になってしまいますが、アイヌの人たちの生活様式はほとんど私
たち和人と変わりありません。
しかし、それは主に明治以降のアイヌ民族に対する同化政策や差別により、日本人化せざるを得なかった歴史があることを知っておかなければなりません。
ユーラシア大陸の東にある列島の、北の方にある大きな島が「北海道」と名付けられ、日本の一部とされてまだ150年です。
アイヌ民族から母なる大地を奪ったことに対する精算はまだあまりにも足りていません。
世界的に今、先住民族に対する眼差しは熱くなっています。
彼らから何を学ぶことができるのでしょうか。
アイヌの人たちの生活は私たちとほぼ同じと言いましたが、よく見ているとその生活の中で大切にしているものがあることに気づかされます。
家の中にイナウが飾られていたり、毎朝灰皿の上で小さな火を焚いてアペフチカムイに祈りを捧げたりしていることです。
アイヌに限ったことではなく、他の国の先住民族の生活の何気ない瞬間や、物作りをするときの物との向き合い方に何かとても大切なものを感じます。
そこから次のようなことを学べるのでないかと思っています。
祖先を大切にすること。=子孫を大切にすること。=自分のアイデンティティを大切にすること。
母なる大地・海と人間との関係を取り戻すこと。
自然に対して畏怖畏敬の念を持ちながら共に生きていくこと。
その中で生かされていることを感じること。
おそらく、日本人(和人)もかつてはこのような感覚を持っていたと思います。
近代に入り、生活様式が急激に変化し、考え方も大きく変わってきました。
世界的にそのような状況になり、母なる大地・海は「そろそろしんどいよ」と声を発
しています。
世界中で先住民族に対する歴史の振り返りは盛んに行われています。
先進国と呼ばれる国々では先住民族に関する歴史に対する反省と謝罪が行われ、もともと先住民族が持っていた当然の権利の回復が行われています。
しかし日本においては、そのどれもが行われていません。
2008年、ようやく日本政府はアイヌ民族を日本の先住民族と認定しましたが、謝罪もなく、権利の回復も保証していません。
2019年4月、アイヌ民族を「先住民族」と明記したアイヌ新法が成立しました。
世界中の先住民族に注目が集まる中、日本でも遅れてはいますがその注目度は今後高まっていくことでしょう。
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2019年7月に台湾の花蓮県という先住民族(台湾では原住民族と呼ばれる)の多く住む土地での個展が開催されることになりました。
先方からの提案もあり、日本の先住民族の紹介をしたらどうかという話になり承諾しました。
私のご縁をいただいているアイヌの方達の撮影をこれから進めるのですが、その中の一人に結城幸司さんというアーティストがいます。
結城さんは5月にスウェーデンで作品の制作をします。
サーミという北欧先住民族たちと一緒にプロジェクトを進めます。
(アイヌ感謝祭にて歌を披露する結城幸司さん)
そのプロジェクトに同行し撮影したいのですが、予算が捻出できていません。
その思いを共有してくださる皆様からご支援いただきたくスタートしました。
お力添えよろしくお願いいたします。
写真家紹介
井口康弘
東京都在住
1983年生まれ
<作品・活動履歴>
2019 写真展『アソブ・コドモ・アジア』展@YAGISAWA BAR 西東京市 東京
2019 写真展『BEYOND』@COLD BENCH MILAN ITALY
2019 講演・展示『カメラ越しに越える境界』@ピースボート シンガポール〜モーリシャス
2018 合同展『祖先的霊魂』@太巴塱 台湾
2018 写真展『111km −遠與近姉妹』@花蓮市政府庁舎/好客文化会館 台湾
2018 写真展『眺界・跳界』@花蓮県立文化局美術館 台湾
2018 ドキュメンタリー『黒潮源流塩』
2018 同行撮影AOTEAROA X AINUMOSIR EXCHANGE PROGRAM@ニュージーランド
2017 写真展『幻のコーヒー』@カフェ梅の木 十条 東京
2017 写真展『東海岸的窗』@台東 台湾
2017 写真展『先住の民』@YAGISAWA BAR 西東京市 東京
2016 写真展『APE FUCI KAMUY』@YAGISAWA BAR 西東京市 東京
2016 ドキュメンタリー『近くて遠い島』
2016 ドキュメンタリー『西表島FAIMILE』
2016 同行撮影AOTEAROA AINUMOSIR EXCHANGE PROGRAM@北海道
2015 同行撮影AOTEAROA AINUMOSIR EXCHANGE PROGRAM@北海道
2015 インスタレーション『懐中』Artist in residence@白石島 笠岡市
2014 写真展『廃山』『島民図鑑』Artist in residence@北木島 笠岡市
2013 同行撮影AOTEAROA AINUMOSIR EXCHANGE PROGRAM@ニュージーランド
2013 ドキュメンタリー『AOTEAROA AINUMOSIR EXCHANGE PROGRAM』
2012 インスタレーション『金瓜石woder eyes』Artist in residence@新北市立黃金博物館 台湾
2012 受賞『untitled』日本写真協会ヤングフォトグラファー賞
▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ
私は、2013年『アオテアロア・アイヌモシリ交流プログラム』という、アイヌ民族とニュージーランドの先住民族『マオリ民族』との交流プログラムにカメラマンとして同行させていただきました。
その時から本格的に先住民族との関わりを持ち始めました。
(アオテアロア・アイヌモシリ交流プログラム2013)
この5年間、私は写真家として個展を何度か開催させていただきました。
しかしながら、『先住民族アイヌ』をテーマに取り上げた大々的な写真展はこれまで避けてきました。
なぜなら、先住民族を取り扱う際、いろいろなことに配慮しなくてはならないからです。
政治的なこと、思想信条、または被写体となる人々の心境、さらには写真家としての立ち位置などについてです。
5年間という時間の中で、アイヌ民族の島田あけみさんを始めとして多くのアイヌ民族の人たちにお世話になってきました。
気が付いたら私はアイヌ民族の友人の中で、写真家というアイデンティティのもとに生かされていることに気がつきました。
私には幸運にも、作品の発表の場があります。
次回の個展は台湾の花蓮県の県立美術館で開催予定です。
そこでの展示でぜひ、日本の先住民族アイヌ民族を紹介したいと思っています。
▼プロジェクトの内容
5月17日〜29日アイヌ民族の結城幸司さんが北欧の先住民族サーミのアーティストと作品制作をします。
スウェーデンのグラーノという地です。
私は同行させていただき結城さんの撮影をしたいと考えています。
その際の渡航費・滞在費・撮影費の支援をお願いします。
概算ですが、以下の費用を想定しています。
航空券代:12万円
レンタカー代:7万円
ガソリン代:2万円
宿泊代:9万円
計:30万円
そのうち用意できていない15万円のご支援をお願いしたいしだいです。
・プロジェクトの終了要項
2019/5/17~29の間に、スウェーデン・グラーノにて、
アーティストインレジデンス参加アーティストの制作風景の撮影を行なったことをもって、プロジェクト実施完了とする。
・関連事項
2019/5/17~18:移動日
2019/5/18~22日中:グラーノのそれぞれの作成場所で、アイヌ民族の芸術家結城幸司さんの木彫りのオブジェ作成過程の撮影をする。サーミの芸術家の作成風景を撮影する。取材許可:取得済み
2019/5/18~22夜間:グラーノの宿舎で、アイヌとサーミの先住民族同士の交流風景を撮影する。取材許可:取得済み
2019/5/23:グラーノの作成場所で、作品の一般公開に合わせてフェスが催されるので、その様子を撮影する。取材許可:取得済み
2019/5/24~27:アイヌ民族である芸術家結城幸司さんが北欧の先住民族であるサーミの地を巡る旅に同行し撮影する。取材許可:随時交渉予定
2019/5/28~29:移動日
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日本の先住民族『アイヌ民族』を紹介する写真展を台湾の県立美術館で開催します。
2019年7月2日〜30日
花蓮県立文化局美術館
この写真展の中で、紹介したい人物に結城幸司さんがいます。
結城さんはアイヌ民族の芸術家です。
彫刻や版画、さらには歌や語りでアイヌ民族の世界観を私たちに見せてくれる、力のある素晴らしい芸術家です。
2019年5月に結城さんはアーティスト・イン・レジデンス(滞在制作)のためスウェーデンのグラーノに招聘されます。
スウェーデンの北部に位置するグラーノは、北欧の先住民族『サーミ』の人々が生きてきた土地です。
結城さんはサーミの芸術家たちと交流しながら作品制作に挑みます。
私はこのプロジェクトの制作過程、またはサーミの芸術家との交流風景の撮影をしたいと考えています。
その渡航費・滞在費のご支援をお願いしたいと考えています。
▼プロジェクトの展望・ビジョン
私は近年、台湾の先住民族とも親交を持たせていただいていますが、意欲的に台湾へ通い出したのも、ゆくゆくはアイヌの知人たちのためになるのではないかと脳裏にあったからです。
当然、近代以降、日本という国家が行ってきた周辺地域に対する行為への振り返りを、身を以て学びたいという思いも心の中にありました。
ですから、私のフィールドは北海道・沖縄・台湾となっているのです。
そのような活動の中でご縁に恵まれて、私はこれまで台湾でも3度の大きな個展を開催させていただきました。
さらには、姉妹都市提携を結んでいる与那国町と花蓮市との交流事業に携わらせていただいています。
両者はわずか111km海によって隔てられた外国です。
このようなご縁の中で、私ができることがだんだんと見えてきました。
それは世界中の先住民族の精神性や状況を紹介し、海を越えた先住民族同士の交流のお手伝いをすることです。
今回の個展のお話をいただいた時、そろそろ一歩踏み出さなきゃいけないなと思いました。
日本の先住民族アイヌをテーマにすることは私にとってとても覚悟のいる大きなことです。
19世紀を生きたマオリ民族の預言者ラタナはこのような言葉を残したと言われています。
「今は白人が支配している世界はゆくゆくはアジア人に取って代わられるだろう。
そして、その後は先住民族が世界をリードしてゆくことになる」と。
そのような世界がやってくる、その流れの中に私の活動はあると思っています。
また、ニュージーランドにおいて先住民族の権利回復や地位向上の動きが活発になった時代、当然マジョリティである白人たちと利権問題で衝突が起こりました。
そのような状況の中でマオリ民族の人々はこのような言葉をかけたと言います。
「マオリにとっていいことはニュージーランドにとってもいいことだ」と。
そしてマオリの友人はこうも言ってくれました。
「アイヌにとっていいことは日本にとってもいいことだ」と。
そしてこれは私の超訳ですがこのように感じています。
「先住民族にとっていいことは世界にとってもいいことだ」と。
▼リターンについて
・ご希望の方は「Special Thanks」として個展時に氏名またはニックネームを記載させていただきます。
*注意事項:公序良俗に反するもの、政治性・宗教性のあるものその他不適切な表現を含む場合はご希望に添えない場合がございます。
3000円コース
・写真家・井口康弘が制作したポストカード10枚
5000円コース
・アイヌ民族の芸術家・結城幸司さんの制作した版画1枚
・写真家・井口康弘が制作したポストカード10枚
10000円コース
・アイヌ民族の芸術家・結城幸司さんの制作した版画1枚
・写真家・井口康弘が制作したポストカード10枚
・革職人としても活動する井口康弘が制作したアイヌ文様入りレザーコースター4枚
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
プロフィール
1983年生まれ 東京都在住 世界中を放浪しながら独学で写真を学ぶ。 2013年アオテアロア・アイヌモシリ交流プログラムにカメラマンとして同行する。 その後、世界中の先住民族とアイヌ民族とが繋がるお手伝いをすることが目標となっている。 和人ということを自覚しつつ、アイヌ、琉球、台湾のために何ができるかを特に考えている。
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リターン
3,000円
写真家・井口康弘が作成したポストカード10枚
1、スウェーデンで撮影した写真や、これまでの作品を使用したポストカードの詰め合わせです。
2、ご希望の方は「Special Thanks」として個展時に氏名またはニックネームを記載させていただきます。*注意事項:公序良俗に反するもの、政治性・宗教性のあるものその他不適切な表現を含む場合はご希望に添えない場合がございます。
- 支援者
- 7人
- 在庫数
- 40
- 発送完了予定月
- 2019年8月
5,000円
結城幸司さん作成の版画1枚&井口康弘作成のポストカード10枚
1、アイヌ民族の芸術家・結城幸司さんが制作した版画です。※サイズ・絵柄のご要望は対応致しかねます。イメージは作品例です。絵柄は多種あります。
2、写真家・井口康弘が作成したポストカードです。スウェーデンで撮影した写真や、これまでの作品を使用したポストカードの詰め合わせです。
3、ご希望の方は「Special Thanks」として個展時に氏名またはニックネームを記載させていただきます。*注意事項:公序良俗に反するもの、政治性・宗教性のあるものその他不適切な表現を含む場合はご希望に添えない場合がございます。
- 支援者
- 18人
- 在庫数
- 2
- 発送完了予定月
- 2019年8月
10,000円
結城幸司さん作成の版画1枚&井口康弘作成のポストカード10枚&アイヌ文様入りレザーコースター4枚
1、アイヌ民族の芸術家・結城幸司さんが制作した版画です。サイズ・絵柄のご要望は対応致しかねます。
2、写真家・井口康弘が作成したポストカードです。スウェーデンで撮影した写真や、これまでの作品を使用したポストカードの詰め合わせです。
3、アイヌ文様を刻印したレザー製のコースターです。革職人としても活動する井口康弘による手作りのコースターです。デザイン・革質は変更される可能性があります。
4、ご希望の方は「Special Thanks」として個展時に氏名またはニックネームを記載させていただきます。*注意事項:公序良俗に反するもの、政治性・宗教性のあるものその他不適切な表現を含む場合はご希望に添えない場合がございます。
- 支援者
- 7人
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2019年8月
プロフィール
1983年生まれ 東京都在住 世界中を放浪しながら独学で写真を学ぶ。 2013年アオテアロア・アイヌモシリ交流プログラムにカメラマンとして同行する。 その後、世界中の先住民族とアイヌ民族とが繋がるお手伝いをすることが目標となっている。 和人ということを自覚しつつ、アイヌ、琉球、台湾のために何ができるかを特に考えている。