若者に安心して失敗できる 一人暮しを提供したい

こんにちは。コミュニティワークの佐渡です。

先日から怒涛の勢いで皆様に応援して頂き、１００人を超える皆様から応援頂きました。おかげ様で、目標金額に達成し、クラウドファンディングが成立しました！本当に心より感謝申し上げます。終了まであと2日。本来設定したかった目標もあります。最後まで皆様応援いただければと思います。

さて、私たちの運営しているシェルターには２０代前半の女の子と２０代後半の男の子が入所しています。今日は、先日から温めていた(？)この２人の話を少し。

二人の若者は家をなくし、シェルターにはいりましたが、それぞれに仕事を決め、現在働きながら一人暮らしをするための資金をためています。一人は退所後、支援付き住宅に、一人は自分で家を探して自立も考えています。

この二人は仕事から帰ってくるのが遅いため、同じ時間帯に食事会に参加することが多いのですが、お互いの現在・過去の仕事が似ていることもあり、何しろ二人の愚痴大会が面白い。

まず、「あー疲れた」「ご飯作るのめんどくさい」「仕事行きたくないな－」そんな不満を二人が言い合って、それぞれが「わかる！」「それな」と共感しあい、一通り盛り上がった後、「さぁ明日も頑張って仕事行こう」と言って各自の部屋に帰っていきます。ウンウン・まぁまぁと聞きながらも、その様子がいつもおかしくて爆笑してしまうのですが、彼らにとっては真剣です。

私たちのシェルターに来る方たちは、20代30代の若者が半数以上です。

また、障害や、家族関係・引きこもりなど様々な複合的な課題を抱え、制度につなげるとなると、それまでの期間は日中活動がなく、それはそれでしんどい方たちが多かったのですが、こうやって自分の力で前に進もうとしている若者たちがお互いに励まし合いながら、「一緒に頑張れる人がいる」環境ってとっても大事なんだなぁ。と2人を見て改めて痛感したところです。

ホームレスで何もない状態から、仕事をして、継続して、お金をためて、家を確保して自立する。それに伴う行政手続きも全部する。それを全部一人やりきる事は誰だって難しいし、何よりくじけちゃいますよね。

働いてお金を稼いで生活を続けることってそんなに簡単なことじゃない。若くてもみんな誰かと生きたいんだなと。

血のつながっている家族じゃなくても「ただいま」「おかえり」って言い合える「誰か」がいる。

シェルターを利用する人たちも、働ける方たちばかりではないけど、必死で頑張っている彼らがその後、自分の力で生活し、生きていくための練習をする期間、失敗も含め生暖かく見守れる居場所が必要なんだと強く思います。

それではクラウドファンディングも残り２日となりますが、皆様にはあとひと押し、ふた押し、ご協力頂けますと本当に助かります！「若者に安心して失敗できる暮らしを提供したい」最後まで応援よろしくお願いいたします！！