【羊土社】OTC医薬品の比較と使い分け

 

　本日、紹介するのは、児島悠史先生著、坂口眞弓先生監修、神田佳典先生執筆協力による『OTC医薬品の比較と使い分け』です。

　OTC医薬品（市販薬）の有効成分という切り口で、比較・使い分けができるよう、約800の参考文献をもとに、まとめられた医療者向けの本です。それにしても800の参考文献とはすごいです。

 

　医薬品の有効性と安全性の両面で充実した内容で、OTC医薬品を販売する立場の方にも、市販薬の副作用をみる立場の方にも、有益な内容がまとめられています。薬局やドラッグストア勤務の方だけでなく、病院・診療所勤務の方にも必要な内容の本です。

 

　病院で勤務していると、医療用医薬品では使われていない市販薬成分には疎くなりがちです。

 

　例えば、医療用ではほとんど使われていない「エテンザミド（サリチル酸系NSAID）」「マレイン酸カルビノキサミン（抗ヒスタミン薬、鎮静作用あり）」「アリルイソプロピルアセチル尿素（催眠鎮静薬）」などは、比較的注意しておいたほうがよい成分です。しかし、パッとみて何の成分かわからない医療者は多いのではないでしょうか。

 

　この本は、そのような医療者にはあまり知られていない有効成分のことも丁寧に書かれていますので、薬局・ドラッグストア・病院・診療所などの現場に広く常備されるべき本ではないかと思います。

 

　多くの医療者の皆さんに読んでいただきたい1冊です。

 

 

 

　下記は、『クスリ早見帖2020年版』で紹介させていただく出版物のうち、すでに紹介した出版物の一覧です。残り5の出版物については、明日以降、ご紹介いたします。

 

紹介日：出版物のタイトル

　6/23：小児科医ママの子どもの病気とホームケアBOOK

　6/24：マンガでわかる！子どもの病気・おうちケア はじめてBOOK

　6/25：小児のかぜの薬のエビデンス

　6/26：かぜ診療マニュアル 第3版

　6/29：誰も教えてくれなかった「風邪」の診かた

　6/30：J-IDEO / ジェイ・イデオ

　7/01：OTC医薬品の比較と使い分け

 

　是非ともお読みください！

 

 

 

　クラウドファンディングでは、プロジェクトの存在が世間に広く知れ渡ることが重要です。

 

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株式会社プラメドプラス
代表取締役　平　憲二（医師）