食道狭窄の子猫の命をつないで！小さなむぎの戦いに支えを…

先日、むぎの手術が行われました。

プロジェクト期間中ですが、終了を待ってからの手術では食道が狭窄してしまい食事ができなくなるため、まだ食事ができて体力があるうちにという判断でした。

先生の話によると、４時間の大手術だったということでした。

今まで２度もメスを入れているため、癒着がひどく、それをはがしながらの手術になったそうです。

今回は、人の血管などに使われる小さくて細いステントを使用しました。

本来なら人の食道用のステントは左右がラッパ状になっていて、入れるだけで狭窄部分に固定されるものがあるのですが、猫の食道にはサイズが合いません。そのために今回は血管用ステントを使ったのですが、それはただのストレートの形なので、食道内に入れただけではどうしても動いてしまいます。

そのため今回の手術は、ステントを固定するために、ステントを食道に入れたあと、食道の外からステントと食道を縫い合わる外科的処置もしてもらいました。

これで、食道の狭窄部分にステントが留まり、今後、狭窄することを防げるということでした。

麻酔からも無事に目覚めたということで、しばらくは入院して順調にいけば１週間ほどで退院できるということです。

手術はどうにか乗り越えてくれました。

本当にむぎの生きる力には驚かされます。

そしてなにより、むぎの手術をしてくれた先生に心から感謝です。

先生は、絶対に「もう無理です」とは言いませんでした。

常に、どうしたらむぎを救えるか考えてくれました。

先生と出会うことができたからこそ、ここまでむぎも頑張れました。

手術が終わったからといって、むぎの戦いが終わるわけではありません。

まだ、術後の痛みや、あと１週間続く入院生活と戦わなくてはなりません。

それでも、大手術を乗り超えれたことに一安心です。

近いうちに面会に行く予定なので、また報告させていただきます。