虐待や性被害。10代の悩みを受け止めるセーフティネット拡充へ

こんにちは。コモンズ投信の馬越です。投資信託を運用・販売する会社で、社会起業家支援のための寄付のしくみコモンズSEEDCap（シードキャップ）を担当しています。森山さんとの出会いは、2013年。当社主催のイベント社会起業家フォーラムに登壇くださった時のこと、まだ3keysの活動が開始して3年の頃でした。

→ 当時のYouTube動画はこちら

 

そして、それから3年が経ち、森山さんと3keysは第7回コモンズSEEDCap応援先に選ばれました。多くの当社の受益者が、困難な状況下にある子どもたちを救える「現代版共助」の実現のため、3keysのみなさんに想いを託しました。
https://park.commons30.jp/2016/07/7seedcapkeys.html

 

そして、その時の寄付金を3keysはMex（ミークス）の初期費用に役立ててくださいました。

 

当時の運用報告書に下記のように記して下さった代表・森山さん。
「Mex（ミークス）は、現在はまだ東京版のみとなっております。2017年度はエリア拡大を予定しています。 虐待や貧困などで孤立し、時には深く傷ついてしまっている子どもたちに接することは決して一朝一夕で解決するものばかりではありません。長い目での支援や、高い専門性が必要となることもあります。親からも、子どもからも対価をもらうことが難しい非営利活動を実施している中で、みなさまからの ご寄付は、より多くの子どもたちに支援を届けるための大きな支えとなります。ぜひ今後とも、私たちと一緒に子どもたちを見守って、手を取り合っていただけたら嬉しいです。」

 

翌年に認定NPO法人化も果たし、3keysは活動を真摯に継続、そして拡大。Mex（ミークス）を全国版に、そして子ども向け啓発動画「ミーのなやみ」の作成と拡散にも尽力されました。一人でも多くのこどもたちのSOSが、確実に助けてくれる大人たちの元に届くように、広報やイベント開催にも力を注がれていきます。

 

コモンズ投信も私自身も、SEEDCap応援期間終了後も、継続しておつきあいを続けさせていただきました。そんな中で気付きます。イベントにお邪魔すると、会場はLIFULL、Twitter、READYFORなど、多くの場合、その名を知られる企業ばかり。

 

現在活躍する企業が森山さんたちの活動に賛同し惜しみなく協力するのは何故か。

「今は仕方ない」とか「今はそれを起こすのは難しそうだ」といった概念が3keysには存在しないから。
子どもたちの「今」を決してあきらめない覚悟がそこにあるから。
私はそんな風に感じています。

 

そして、これまでに起きてしまった悲しい現状に捉われすぎることなく、今、難しい状況下にある子どもたちが本当に必要としていることは何か。そしてそこに確実に辿り着けるようにするにはどうしたらいいのか、と言った挑戦を、常に子どもたち目線になって、取り組んでいくからだと思っています。

 

活動は10年目を迎え、今度はロータリークラブとして、10周年のイベントに協力させていただきました。そしてそこで改めて、森山さんと3keysの覚悟を見たように思います。この国に現在存在してしまっている子どもたちを取り巻く負の連鎖を本気で断ち切ろうとする覚悟。

 

その覚悟は今回のクラウドファンディングの挑戦にも感じます。目に見えにくい活動に、実は寄付はとても集まりにくい。だから今回のクラウドファンディングにはお金が集まりにくいかもしれない。子どもたちへの直接的な支援活動といったものに対する寄附と違って、みなさんの大切なお金を寄付するのに共感が得られにくいかもしれない。

 

しかし、子どもたちを取り巻く社会の構造に大きな変化をもたらすためには、どうしても今起こっっていることを正確に数字に落とし込んだり、分析したりすることが不可欠であることを、これまでの10年の活動からも痛感してきた3keys。そして、そこで捉えた現実を、一人でも多くの人に伝えていくことが「今」まさに必要だと行動をおこす3keys。

 

そのためにみなさんの寄付が必要です。

子どもたちにより良い「今」を届けるため、私たち今の大人たちが現代版共助の実現するために、「今」みなさんの寄付が必要です。

 

コモンズ投信株式会社・寄付のしくみSEEDCap＆POINT担当：馬越裕子