支援総額
目標金額 300,000円
- 支援者
- 48人
- 募集終了日
- 2020年11月30日
七尾復興|能登半島地震で壊れた建物を修復し、再び醤油をつくりたい
#地域文化
- 現在
- 20,540,000円
- 支援者
- 1,300人
- 残り
- 12日
【能登半島応援PGM適用プロジェクト】輪島塗存続を手伝って下さい
#地域文化
- 現在
- 2,012,000円
- 支援者
- 73人
- 残り
- 56日
能登地震 大好きな門前町で工房を再開し「まな板削り直し」を続けたい
#地域文化
- 現在
- 1,410,000円
- 支援者
- 71人
- 残り
- 60日
今後の日本の生産者、消費者を救う自然栽培「半夏生米」にご支援を!
#地域文化
- 総計
- 22人
能登半島地震|輪島塗を絶やさない。この伝統を復興し未来へつなぐ。
#災害
- 現在
- 31,910,000円
- 支援者
- 787人
- 残り
- 12日
能登半島地震で全焼|オープンしたばかりの販売ギャラリーを再建したい
#地域文化
- 現在
- 5,925,000円
- 支援者
- 212人
- 残り
- 45日
南アルプスの絶景ぶどう畑を復活し、日本ワインを世界のワインへ。
#環境保護
- 現在
- 3,627,000円
- 支援者
- 133人
- 残り
- 31日
プロジェクト本文
終了報告を読む
▼自己紹介
はじめまして。河辺株式会社と申します。
私たちの会社は奈良県にある創業49年の糸専門商社です。
ご存知の方もおられるかもしれませんが、奈良県は国内最大の靴下の生産地です。
私たちは奈良県をはじめとする全国の靴下工場さんに靴下用の「糸」を販売しています。
靴下を編むときに使われる糸には、綿や麻、シルク、ウールなどの天然繊維からポリエステル、ナイロン、アクリル、レーヨンなどの化学繊維までいろいろな素材原料が使われています。
それらの素材原料を紡績工場さんで糸にして、その糸を染色工場さんで染色して糸に色を付けています。
出来上がった糸(数千種類以上あります)を私たちは在庫販売しています。
写真:河辺(株)で撮影
BOOK帳と呼ばれる糸が貼り付けられた色見本帳です。
どのような糸をどのような色目で販売しているのかをお客様にご提案させて頂くためのものです。
写真:河辺(株)配送センターで撮影
いろんな種類の糸を在庫販売しています。
糸が保管されている倉庫の写真です。
写真:三重県の紡績工場さんで撮影
糸が作られる紡績工場さんの工場内の様子です。
繊維をほぐす糸になる手前の工程です。
写真:三重県の紡績工場さんで撮影
精紡という工程で素材原料が紡績工場さんで糸に仕上がる様子です。
徹底された管理体制のもと、良質な糸を生産してくれています。
写真:愛知県の染色工場さんで撮影
紡績工場さんで仕上がった糸を染色工場さんに送り色を付けます。
染色釜という大きな釜の中で糸に色を付けていきます。
毎日、一生懸命糸を染めてくれています。
写真:愛知県の染色工場さんで撮影
染め上がった糸を巻き取る様子です。
写真:奈良県の靴下工場さんで撮影
靴下工場さんの工場内の様子です。
靴下の編み機が並んでいます。
写真:奈良県の靴下工場さんで撮影
靴下の編み機は筒状の釜になっていて、釜が回転しながらその中で靴下が編まれていきます。
写真:奈良県の靴下工場さんで撮影
一目一目、丹念に靴下が編まれていきます。
▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ
靴下を編むときに使われる「糸」にはいろんな種類の糸があります。
例えば、気になる足のにおいを抑えてくれる機能性の高い糸、蒸れにくくするために乾きやすくしてくれる糸、見た目が輝いている糸、凹凸感のある糸、独特な色合いの糸など・・・。
しかし靴下を作るうえで、それらの糸が工場に余ってしまい、余った糸は最終的に捨てられてしまうことがほとんどです。糸が余る理由としては、生産上のロスや生産計画の下方修正などにより手配した数量の糸を最後まで使い切れなかった、などです。
例えば、500足の靴下を生産するのに20kgの糸が必要だとした場合、生産ロスなどに備えて22㎏(2㎏余分に)糸を準備し、靴下工場さんに手配します。
しかし、想定よりスムーズに生産が完了し実際には21㎏までで靴下生産が完了したとなると、1㎏の糸が余分に余ってしまいます。または、500足の靴下の生産に取り掛かるために必要な糸を準備していましたが、急に今回のコロナ禍のような状況になると、生産計画数が半減以下、生産自体をキャンセル・・・などといった状況になり、準備、手配していた糸の大部分が使用不可の状態になってしまいます。このように余ってしまう糸は次の生産には使用できないことがほとんどです。
それらの理由でせっかく作った糸が余ってしまったり、捨てられてしまうのは非常にもったいないと常日頃から感じていました。捨てられると言っても、ただ使い道が無くなってしまった糸なだけで、糸自体はとても良い糸ばかりなのです。
そこで、そんな捨てられてしまう糸を集めて、もう一度、靴下に生まれ変わらせていろんな方に履いて頂けるような環境が整えば、サスティナブルかつ奈良県の靴下をいろんな方に履いてもらえるきっかけになるのでは、と考えました。
撮影:工場などに余った糸
良質な糸がロス糸として捨てられてしまいます。
<奈良県靴下産地をはじめとした国内生産の状況も多くの方に伝えたい>
今、奈良県をはじめとする靴下産地は新型コロナウィルスの影響もあり生産量が激減しています。
もともと国産の靴下生産は海外からの輸入品の影響で、生産量が年々減ってしまっているという問題も抱えていました。
日本の靴下の全体供給量の内、国内生産比率は10%前後まで落ち込んでいます。また、技術がきちんと継承できていない、若手の人材不足、など様々な課題も重なっています。
そもそも奈良県をはじめとする国内の靴下生産自体が大手アパレル・問屋・ブランドからのOEM体制が主流ということもあり、産地=生産工場としての発信力にも課題がありました。そのため、今回の新型コロナウィルスの影響で大手アパレル・問屋・ブランドなどからの生産受注が激減し、経済的な生産活動がままならない状況となっており、深刻化しています。
私たちは国産の靴下産地の現況に危機感を強く感じています。
海外靴下工場は設備も新しく生産能力も高いため、大量生産向けにオートメーション化されています。とても今の日本国内の生産背景では海外製品に太刀打ちできません。
何をもって「良い靴下」とするのかは人それぞれです。
「糸」をつくるという仕事。そこには多くの人の力が携わっています。
出来上がった1本1本の糸には、厳しい環境の中でも一生懸命働いてくれている紡績工場さんや染色工場さんの人たちの、「良質な糸を世の中に届けたい」という想い、技術、感性が詰まっています。
靴下は一目一目の編み組織でその形を成されています。
日本では長年培われてきた技術と人の手で一目一目に魂が注がれて靴下が編まれています。
細部にまで行き通った一目一目の繊細な造形が、日本の靴下産業を支えています。
そして、そこには「多くの方に喜んでもらるような靴下を届けたい」という靴下工場さんの気持ちが込められています。
日本でも環境への配慮などが普段の生活環境の中でも気に掛けられるようになってきました。
私たちは多くの方に産地のことを知ってもらえるように活動する役目も担っていると考えています。
本来廃棄されてしまう糸を使って靴下を編むことで、サスティナブルと奈良県をはじめとした靴下産地の活性化につなげ、そしていろんな方に国産の靴下を履いてもらいたい、という想いを持って今回のクラウドファンディングを立ち上げました。
▼プロジェクトの内容
・廃棄されるはずの糸を利用して靴下を作ります。
・靴下工場さんの経済的な稼働のためにも、出来るだけたくさんの靴下を生産するための資金応援を
お願いしたいと考えています。
・ご支援頂いたお金は靴下工場さんで靴下を生産するための資金に活用させて頂きます。
・ご支援頂いたお金で奈良県で靴下を生産します。
・ご支援頂いた方には支援金額に応じて、産地からのお礼のメールと奈良県の靴下をお届けします。
▼プロジェクトの展望・ビジョン
まずは靴下産地で起こっている「もったいないこと」の現状と、靴下産地のことを多くの方に知って頂くきっかけになってほしいです。
そして今回のプロジェクトをきっかけに、糸の廃棄を無くしていくことはもちろん、その他の「もったいないこと」も無くしていけるようなプロジェクトを継続的に行っていきたいです。
また、環境に対するメッセージを伝えることや、産地活性化に向けて国内靴下生産の力になれるような発信をしていくことができればと考えています。
▼プロジェクト終了要項
製作物
靴下
製作完了予定日
2021年3月1日
製作個数
600足
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
プロフィール
昭和46年10月 糸商河辺商店を創業。昭和51年10月 河辺株式会社設立。奈良県をはじめとする国内産地の工場様に、主に靴下用途の染め糸を販売しています。私たちの仕事や産地のことを多くの方に知ってもらえたら嬉しいです。
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リターン
3,000円
産地からのお礼のメール
●産地からのお礼のメール
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年3月
5,000円
産地からのお礼のメール & 捨てられるはずの糸で作った奈良県の靴下
●産地からのお礼のメール
●捨てられるはずの糸を使って作った奈良県の靴下 3足
奈良県の靴下をお届けします。
女性用と男性用とサイズは区別しています。
靴下の素材や色、デザインはそれぞれ異なりますがご了承ください。
- 支援者
- 32人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年3月
10,000円
産地からのお礼のメール & 捨てられるはずの糸で作った奈良県の靴下
●産地からのお礼のメール
●捨てられるはずの糸を使って作った奈良県の靴下 6足
奈良県の靴下をお届けします。
女性用と男性用とサイズは区別しています。
靴下の素材や色、デザインはそれぞれ異なりますがご了承
ください。
- 支援者
- 14人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年3月
プロフィール
昭和46年10月 糸商河辺商店を創業。昭和51年10月 河辺株式会社設立。奈良県をはじめとする国内産地の工場様に、主に靴下用途の染め糸を販売しています。私たちの仕事や産地のことを多くの方に知ってもらえたら嬉しいです。